中二病魔王

中二病魔王

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:1
総セリフ数 81
製作日 2011/5/25〜2011/5/25
概要説明  ようやく魔王の城に辿りつき、対面した魔王は…中二病にかかっていた…。
なんか色々残念だし、最終決戦にも箔がつかない…。中二病の魔王ェ
利用にあたって 利用規約
登場キャラ セリフ数 性別 備考
勇者 34 世界を救うために立ちあがった勇者。中二病魔王から世界を救うために旅する。
リンス 15 魔王を早くなんとかしないとと旅をしていたら勇者と合流した魔法使い。勇者の(頭の)サポートはバッチシ!
魔王 32 中二病。昔は強かった…という設定。世界征服し、世界に君臨してるとか設定。魔王とかって設定…らしい。






【魔王城】(魔王の玉座に辿りつく勇者たち)

001 勇者 「いよいよ最終決戦か」
002 リンス 「気を引き締めて行きましょ、勇者様ッ」
003 勇者 「覚悟しろ!魔王ッ!」
004 魔王 「フハハハ!よくきたなぁ、勇者…とその仲間一人!」
005 勇者 「全てを終わらせてやるッ」
006 魔王 「まぁまぁ、そういきがるな。どうだ?ワシの治めている世界の半分を与えよう」
007 リンス 「騙されてはダメよ、勇者様ッ」
008 勇者 「あぁっふざけるなっ!そんなうまい話に乗るかっ」
009 魔王 「フフ…勇ましいな…」
010 勇者 「お前のせいでどれだけの人が犠牲になったと思っているんだ」
011 魔王 「ほぅ…人間など家畜以下の生物。敬意を払う価値もない。貴様は虫ケラ殺すのにもいちいち躊躇うか?」
012 勇者 「それは…」
013 リンス 「人間と虫は違うわっ」
014 魔王 「ほぅ…何が違う?ワシには何も変わらんがな。」
015 勇者 「く…とにかく覚悟しろ!」
016 魔王 「フン、面白いわ!貴様の力がどれほどのものか見せてみろ三倍アイスクリーム!!」(両手を広げ光輝く)
017 勇者 「!?」
018 魔王 「電波舞い降りてキターーー」(ハイテンション)
019 リンス 「気を付けて勇者様ッ」
020 勇者 「何が起きたんだ」(一歩さがる)
021 魔王 「ワシの邪気眼で瞬殺DA!」(額の前髪を上げる)
022 勇者 「邪気眼だとぅっ!?あ、額に第三の目がッ!」
023 魔王 「真の力を手に入れたワシは無敵だ。食らえ邪気眼ッ!」
024 勇者 「伏せるんだッリンスッ!」
025 リンス 「惑わされないで、勇者様。あれはタダの鳥除けの目よ」
026 勇者 「鳥除けだとっ!?鳥除けをしないと鳥が群がるのかっ」
027 リンス 「深く考えると負けよ!」
028 魔王 「第二の人格で貴様らなぞ、へいちゃらさぁっ!」
029 勇者 「だ、第二の人格?」
030 魔王 「フフフハハハフワァーハッハッ!喰え、シネシネ光線ッ!ビビビビー」(両手人差し指を突き出しながら)
031 勇者 「…何も出てないぞ?」
032 魔王 「この光線を浴びると一発即死なんだぞ。すごいんだぞー」(ノリノリ)
033 勇者 「…よく分からんけど、脇とか隙だらけじゃね?」
034 リンス 「これが魔王?」(ジト目で呆れる)
035 魔王 「うぉぉぉぉっ右手とか左手とかうずくぜぇぇぇっと!」(両手押さえて転げまわる)
036 勇者 「なんか想像と違う…」
037 魔王 「ただ単にかゆいだけだったぁぁぁっかいかいっ」(両手をかゆそうに掻きまくる)
038 リンス 「何かヒドい」
039 魔王 「さっきマジックで描いた呪印が疼き出す!」
040 勇者 「マジックで描いたのか」
041 魔王 「こすっても落ちないぜ、フワァーハッハッ」
042 勇者 「なんかこの魔王別意味でヤベェ…」
043 リンス 「頭痛い…」
044 魔王 「お互いの頭悪くなれぇぇぇ」
045 勇者 「なんか嫌だわ、この魔王」
046 リンス 「同感です…」
047 勇者 「さっさと止どめさすか…」
048 リンス 「早く何とかしないとかしこさ下がります、勇者様」
049 勇者 「魔王、覚悟ー」(斬りかかる)
050 魔王 「フワァーハッハッ…ぐふぅっ」
051 勇者 「弱ッ!なんだこの弱さ」
052 魔王 「な…なかなかやるな。勇者よ。しかしワシの本気はここからだ!」
053 勇者 「何!?」
054 魔王 「エターナルシャイニングフンガ〜!!」(光輝く右手)
055 勇者 「シャイニングフンガ〜…?フィンガーじゃなく?」
056 魔王 「しまった外しただとぅっ!」(空振る)
057 勇者 「とりゃっ」(背中こうげき)
058 魔王 「ぐわぁぁぁぁああっ」



【数分後】(戦闘が終了し…)

059 魔王 「…ローリングスライディーングジャンピング土下座ァッ!」(所謂ジャンピング土下座)
060 勇者 「!?」
061 魔王 「この度は大変申し訳ありませんでしたっ!」(土下座)
062 リンス 「土下座した…」
063 勇者 「魔王が土下座した…」
064 魔王 「あのあれです。全部やったのはもう一つの人格であって…とりあえず許して下さい」
065 勇者 「……ヤダ」
066 魔王 「え…何?やなの?」
067 勇者 「許しちゃダメだろ悪は」
068 魔王 「…ファイナルエクスタシーフュー…おぶぅっ」(詠唱中殴られる)
069 勇者 「わけ分からんから何も喋るな」
070 魔王 「く…がぁぁっ…静まれ…鎮まれ…暴れるなワシの右目…奴が暴れては世界を滅ぼしかねん」(右目を押さえながら暴れる)
071 勇者 「…さっさと世の中から葬り去るのが世のためな気がする」
072 魔王 「落ち着け…これくらいの敗北笑って許してやるくらいはできる…だから鎮まるのだ…」
073 勇者 「ほぅ…どっちが上の立場か分かっていないようだな」(這っている魔王を見下ろし、ニヤリと笑う)
074 魔王 「ごごごめんなさいっ!泣いて土下座して許しを乞いますぅぅ」
075 リンス 「勇者様立場逆転…」
076 魔王 「ぬぉぉぉぉっ、あれだ、今回負けたのは手書きの呪文書忘れたからだ。あれさえあれば…あれさえあれば…」
077 リンス 「手書き…?」
078 勇者 「だめだコイツ…早く何とかしないと」
079 リンス 「魔王より中二病が怖いです」
080 勇者 「…中二病にかかってるお蔭で倒せたんだけどな」
081 魔王 「ぐぅぅぅ…人間などを知ろうとしてマンガなぞ読むのではなかったわぁぁああっ」






作者のツブヤキ
 本当に魔王って強いんだろうか。かっこいいことなんとか言っちゃって…
実はそんな設定なだけだったりして。と思い、書いてみた。もしも魔王が中二病だったら…
まぁ、面倒な奴になるわけですけどね。きっとザコボスより厄介なんだろうな…。

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