真の魔王は…

真の魔王は…

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:1
総セリフ数 123
製作日 2011/5/24〜2011/5/24
概要説明  いよいよ魔王城の最上階に辿りついた勇者。
しかし、そこには魔王の妻もいて…
利用にあたって 利用規約
目安時間 10分程度   【〜20分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
勇者 37 魔王を倒すべく、立ち上がった勇者。だが結構どんくさい
夫人 41 魔王の妻。元は人間だとか何とか…度々、人間たちに紛れ込んで楽しんでいる。
魔王 45 かなり容姿のいいイケメン魔王。力も強くカッコイイ!






【魔王城】(勇者が最上階に辿りつく)

001 勇者 「ようやく最上階か…」
002 魔王 「よく来たな、勇者よ」
003 夫人 「よくきたわね」
004 勇者 「…ぇ」
005 魔王 「かるくひねり潰してそのハラワタブチまけてやる」
006 夫人 「ブチまけて…ブチまけたら掃除が面倒じゃない」
007 魔王 「そうか…ではどうしようか」
008 夫人 「食らえばいいじゃない」
009 魔王 「え…ハラワタ苦いよ?前食べたら腹壊した。」
010 勇者 「どっちが魔王だ…?」
011 夫人 「じゃあ、セリフかえたら?」
012 魔王 「えぇー?百三十四年前に頑張って考えて使い続けたのにか?愛されたキャッチフレーズだぞ」
013 夫人 「百三十四年前なんて前世紀なんだから古臭いわよ」
014 魔王 「魔王といえば、世界の半分をやろうか?ここに来たことを後悔させてやろうが定番だろう。あ、世界の半分ってやついいな。どうだ、勇者よ世界の半分をあげようどうだ?」
015 勇者 「ふざけ…」
016 夫人 「世界の半分も掌握していないのに何偉そうなこと言ってるの」
017 魔王 「予定というか…」
018 夫人 「大体、世界掌握するのに何百何千年かけるつもりなの」
019 魔王 「ぬぅ…予想外に人間が抵抗してな…」
020 夫人 「言い訳するな」
021 魔王 「むぅ…すまぬ」
022 夫人 「すまぬで済んだら牢獄いらないわよ」
023 勇者 「えと…どちらが魔王?」
024 魔王 「む…最近の魔王の存在も知らないときた嘆かわしいばかり」
025 夫人 「あんたの情宣活動が足りないの」
026 魔王 「あまりにも部下を影武者に使い過ぎたか」
027 勇者 「ほんとにお前が魔王なんだよな?嘘じゃないだろうな?」
028 魔王 「ふ…疑り深い人間め」
029 勇者 「当たり前だろっ!何回魔王詐欺あったと思ってんだ」
030 魔王 「む…魔王詐欺…だと?」
031 勇者 「各地方のボスがドドンパはかませ犬だった。真の魔王は俺様だぁって言ってくる割に倒すと、最近だらしねぃなぁとか?ホイホイチャーハン?とか言いながら新しくボスが出てくるし」
032 夫人 「まぁ、あなたにしてはまずまずな社員教育じゃないの」
033 勇者 「ボス倒す度にお城のパーティーで魔王討伐達成とか祝って新たに魔王とか現れまくるから王様ぶちギれて城出禁になったじゃねーかっどうしてくれるんだよっ」
034 魔王 「そんなの我の知ったことではないわっ」
035 夫人 「あら、最近ないと思ったらやらなくなっちゃったの?あそこのお料理美味しかったのに」
036 勇者 「え…」
037 魔王 「む…我のいないところで…人間の城に行っていたのか」
038 夫人 「だってたまに外食したいもの」
039 勇者 「城のパーティーにいただと…?」
040 夫人 「姫に壮絶なフラれ方したのは傑作だったわ」
041 勇者 「な…」
042 魔王 「あぁ…魔王を倒した暁には姫をもらうと言って姫から『なら世界が滅んだ方がマシです』と言われた噂の勇者か」
043 勇者 「うわぁぁぁウワァァァアア」(頭を抱えて叫ぶ)
044 夫人 「楽しいもの見させてもらったわ」
045 魔王 「我を賭けのダシに使うとは片腹痛いわぁっ」
046 夫人 「あとこの勇者、ソーベ村で民家に侵入して捕まってたわね」
047 魔王 「む…それは初聞きだな」
048 夫人 「民家のタンス漁って…あれは何?肌着盗んだの?」
049 勇者 「だ、だだだ黙らせてやるっ」(剣を握り直し斬りかかる)
050 魔王 「フン、小賢しいな。どちらが悪党か分からんなっ」
051 勇者 「魔王、貴様を倒して平和を…」
052 夫人 「姫の心を…」(横から口をはさむ)
053 勇者 「取り戻すッ!……ん?」(夫人の方を見る)
054 魔王 「フフフッその程度の力で倒される我ではないわぁっ!」(勇者を弾き飛ばす)
055 勇者 「ぐ…さすが魔王。今までの奴等と骨が違う」(口の血を拭いながら)
056 魔王 「当たり前だッそこらのボンクラ共と一緒にするなッ」
057 勇者 「はぁぁぁぁっ!」
058 魔王 「ヌゥッ…やるな、勇者よ」
059 夫人 「やるわね、変態勇者」
060 勇者 「ちょ…なんだっその名称」(夫人の方を向き、反論)
061 魔王 「甘いわぁっ!」(魔王パンチ)
062 勇者 「うごぉわっ…うぅ卑怯な」
063 夫人 「あら名称じゃなくて称号よ。ステータスとして自慢できるわよ」
064 勇者 「いらねぇっ」
065 夫人 「あなたも称号を与えてあげたら?」
066 魔王 「くく…やられても懲りずに何度も立ち向かう姿…まさしく『どM勇者』だな」
067 勇者 「嫌だぁぁぁぁぁああっ」
068 夫人 「…センスないわね」
069 魔王 「魔王より虫ケラ共に称号なぞ、泣いて喜び、土下座しろ」
070 夫人 「あなた称号センスない」
071 魔王 「む…なんだと?」
072 「私が『変態勇者』って名付けたのに『勇者』ってかぶってるわ」
073 魔王 「…むぅ」
074 勇者 「もう称号として登録されてるしぃ…」
075 魔王 「誇り高き称号を与えられ、愚かにも散っていった勇者がいたことを後世まで伝えてやろう」
076 勇者 「やめてくれぇぇぇっ…」(泣きつく)
077 夫人 「私たちに刃向かおうとしたのが運のつきね」
078 魔王 「尽きるのは運だけではないがなぁっ」(魔王クロー)
079 勇者 「ぐわぁぁぁぁああっ」
080 魔王 「フフフハハハ…しょせん勇者といえどもこの程度。おそるるに足りぬわぁっ」
081 夫人 「死亡フラグ立てたわね」
082 魔王 「む…」
083 勇者 「うぉぉぉぉっ!」
084 魔王 「うぐぅ…」
085 夫人 「油断するとやられるのが悪の定めよ」
086 勇者 「やったか…?」
087 夫人 「それも負けセリフ」
088 勇者 「何!?」
089 魔王 「くくく…残念だったなこれくらいの傷大したことないわっ」
090 夫人 「私の回復のお蔭でね」
091 勇者 「な…ナンダッテー!?卑怯じゃないかっ魔王が回復唱えるなんて!」
092 魔王 「ざぁかぁしいっ!人間共は這いつくばればいい」
093 夫人 「あなたも床這ってみる?」
094 勇者 「く…どうすればいいんだ」
095 夫人 「絶望か?絶望したか?フハハハ絶望は最高だ。人間共が絶望と恐怖におののく姿が最高に良い!」
096 勇者 「ぐ…」
097 魔王 「そろそろ終わりにするか。さらばだ勇者よ」
098 夫人 「あ…その台詞…やられフラグ」
099 勇者 「く…クロスカウンター!!」
100 魔王 「うぐわぁぁぁああっ」
101 夫人 「魔王サイドは一言一言気を付けないと死亡フラグ立てるからね」
102 魔王 「ぐぐ…なかなかやるな。だが、これくらいの傷…痛くもかゆくもない…ワァ!」(強がる)
103 夫人 「…へぇ、痛くもない」
104 勇者 「く…まだなのか…?」
105 魔王 「痛くも…おまえ…回復は?」(夫人見る)
106 夫人 「え?痛くないんでしょ?」
107 魔王 「ぐ…イダ…イダダダダダ…いや回復ないと死んじゃうって。いや、本気で…」(お腹押さえて転がりまわる)
108 夫人 「ねぇ、変態勇者。一つ提案なんだけど」
109 勇者 「変態勇者はやめて下さい…」
110 夫人 「この魔王追っ払ってこの城奪わない」
111 魔王 「なん…だと…!?」
112 勇者 「それはつまり…魔王妻を娶(めと)る…だと!?」
113 夫人 「悪い話じゃないと思うけど」
114 魔王 「許さぬ…そんなこと許さぬぞ…」
115 勇者 「人妻ヤバい…青春どストライクっていうか…」
116 夫人 「どうせ回復しなきゃこの魔王長くないし」
117 魔王 「な…」
118 勇者 「ひゃっほぅ魔王妻テラべっぴん!」
119 魔王 「貴様…我を裏切るのかッ」
120 夫人 「哀れな魔王の末路ね」
121 魔王 「ぐぉぉぉ…こんな下賤な人間に…解せぬっ!」
122 夫人 「まぁ…変態勇者も私に指一本触れたりしたら…というか10M以内近付いたら黒焦げだから」
123 魔王 「…我は真の魔王を見た気がする」






作者のツブヤキ
 魔王強化期間が始まりました。この作品だけ見ていると何のことかよくわからいですが。
No.141〜145は魔王系で染まります。シリーズものとかではなく、普通に一つ一つ別世界の物語として。
魔王はよく聞くけど、魔王夫人連れの決戦って見たことないですね。
まぁ、何故か魔王夫人って基本めっさ美形で美人なハズ。
で、案外魔王より強かったり、考えていることが黒かったりしそう。

使用報告・リクエスト・感想・コメント応援・随時、受付中! ⇒   掲示板  

(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります)









台本一覧へもどる

オリジナルボイドラ劇場へもどる

声物語劇団へもどる

ブログを見る

★☆先月の台本人気ランキング☆★