おとし玉寄越せっ

おとし玉寄越せっ

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:1
総セリフ数 65
製作日 2010/12/4〜2010/12/5
概要説明  年末はウダウダと過ごし、一年の年越しを何も変りなくバーで明かしたミノッカ。
バーのママからお年玉と言われて札束の封筒をもらって上機嫌なミノッカの前に賞金稼ぎの守銭奴ジェーンが現れて…。
執拗にお年玉を強請られるのだが…
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
ミノッカ=ソフティノール 33 通称ミノ。銃の腕前は一人前だが人間構成としては半人前。本職は殺人請負の掃除屋。
ジェーン=バディー 32 賞金稼ぎのならず者。お金にうるさく、路地裏で誰構わず巻き上げているのも珍しくない。






【バー街の路地裏】(上機嫌で鼻歌を歌いながらフラフラ歩く酔っ払ったミノッカ)

001 ミノッカ 「一度(ひとたび)銃を見せりゃあ、泣く子も黙るミノッカ姐さんよ〜っとぉ♪」(銃を弄びながらフラフラ鼻歌交じりに歩く)
002 ジェーン 「泣く子も黙らせるの間違いだろ」(路地裏から登場)
003 ミノッカ 「ぁ?…なんだ、ジェーンか」(立ち止まり、顔を上げ、呆れたように言う)
004 ジェーン 「よぉ、ミノ。あけおめだなぁ」(右手を上げ、ニヤリと笑う)
005 ミノッカ 「何もおめだくねーよ。あんたに会った時点で」(顔しかめ、脇に唾吐く)
006 ジェーン 「バーで年越して酒かっ喰らって朝帰りっちゃあいいご身分だなぁ」
007 ミノッカ 「羨ましいだろぉ?…お姫様はいい身分さ」(優越感に浸たり、ジェーンを馬鹿にする)
008 ジェーン 「ナァにがお姫様だ。ただの殺人魔だろうが」
009 ミノッカ 「キレイ好きな掃除屋さ…ゴミを一掃する。ジェーン、しつけぇな?…あぁ、いつものことか」
010 ジェーン 「まぁ、いいや。とりあえず玉よこせ」(右手を突き出す)
011 ミノッカ 「何だ?鉛玉欲しいのか?」(キョトンとした顔でジェーンの右手見る)
012 ジェーン 「元旦だぞ、お前が受け取ってるのは知ってるんだぞ」
013 ミノッカ 「脳天か?額か?それとも、心(しん)の臓にか?」(銃を弄びながら)
014 ジェーン 「違ぇっ、てめぇの握りしめてる玉を寄越せって言ってるんだ」(語気荒くする)
015 ミノッカ 「バカ言うな、あたしゃ玉なんかぶら下げてないさ。それとも何か?あんたのプラプラ揺れてるその二つの玉を握ってもぎ取って欲しいってか?」
016 ジェーン 「その膨らんでる中身がお年玉なことぐらい分かってるんだよ、ミノ」(ミノッカの胸指す)
017 ミノッカ 「レディーの胸指差すなんて失礼じゃないかぁ?ジェーン」
018 ジェーン 「俺にもお年玉寄越せって言ってるんだよ、ミノ」
019 ミノッカ 「残念だけど、あんたの言ってるとこには一般的に無駄な脂肪の塊しかないよ。ま、あたしは無駄とは思わないけどね」(胸揺らす)
020 ジェーン 「テメーがマスターからお年玉もらうの見てんだよ、封筒にぎっちり詰まった札束のな」
021 ミノッカ 「へぇー。確かに貰ったかもしれないなー。けどな、ジェーン。お年玉っていくつまでもらえるものか知ってるか?」(俯く)
022 ジェーン 「いつだって貰えるんだよ。テメーが貰ってるのが論より証拠だ」
023 ミノッカ 「残念。ハッズレ。あんたの歳になったらもらう側じゃなくてあげる側なんだよ」(ニヤリと笑う)
024 ジェーン 「知るか、んなもん。テメーから貰うって言ってんだろ」
025 ミノッカ 「…ジェーン」(呼びかける)
026 ジェーン 「ぁ?」(眉寄せる)
027 ミノッカ 「お年玉って元々何か知ってか?」
028 ジェーン 「お年玉はお年玉だ。金だよ、金ッ」(指でマネーの形を作る)
029 ミノッカ 「始まりはなぁ、神様から心霊を授かって新たな生命力を得る儀式…いわゆる魂って奴だ」
030 ジェーン 「…で?」
031 ミノッカ 「どっかじゃぁ、餅とか言うもち米をこねくり回したもん渡すらしいけどなぁ。マネェじゃなかったんだよ」(銃を弄び始める)
032 ジェーン 「だが今は一般的にマネェーなんだよぉっ!」(マネェーマネェーというアクドイ顔に)
033 ミノッカ 「だがな…あんたもあたしもならず者。一般から外れたアウトローなわけだ」
034 ジェーン 「……っ」(眉寄せる)
035 ミノッカ 「あたしの頭ん中にも一般的って言葉はねぇのさっ。つまりマネェをやる義理はない」(肩をすくめる)
036 ジェーン 「るせぇっ!マネーを寄越せって言ってるんだぁ!」(銃を取り出して銃口向ける)
037 ミノッカ 「…まぁ、新年早々お年玉もらえないと今夜枕を涙で濡らすことになるだろうから?そこは鬼じゃないさ、あたしも」
038 ジェーン 「観念したか…?」
039 ミノッカ 「代わりのものやるよっ、お年玉をよぉッ!」(素早く銃を抜き、撃つ)
040 ジェーン 「…なッ!?ぐわぁぁあっ」(撃たれて倒れる)
041 ミノッカ 「鉛玉で勘弁。まぁ、銃弾も箱買いするとバカになんないんだぜ?」(倒れてるジェーンを見下ろす)
042 ジェーン 「ぐぅうう…くそぉ…」(憎々しげに睨みつける)
043 ミノッカ 「待った待った!欲しいって言ったのあんただろ?とびっきりのをあげたつもりなんだけどさ」
044 ジェーン 「…ざけんなよ…」(怒りを込めて)
045 ミノッカ 「ただのどM魔人かと思ったんだけど、お気に召さなかった?」
046 ジェーン 「犬畜生めっ!」
047 ミノッカ 「…なぁ、ここで提案なんだけどさ。お年玉とかけて、玉落としてみる?」(右手を小さく挙手し提案する)
048 ジェーン 「ふざ…けろっ…」
049 ミノッカ 「あーぁ、野郎はいいよなぁ。三つも玉持ってるから三回殺さないとしなないんだろ?」(頭に手を組んでブラブラ歩きはじめる)
050 ジェーン 「は…?」
051 ミノッカ 「肝っ玉と下の方で揺れてるやつ」
052 ジェーン 「はぁ?」(率直に驚く)
053 ミノッカ 「…なに、金額足んなかった?素直に喜べよ、可愛くないな。お年玉貰ったらもろ手を挙げてワーイ。だろ?」(振り返り困ったような顔をする)
054 ジェーン 「……ぁ」(恐怖を感じ始める)
055 ミノッカ 「あー、あと感謝の言葉ももらってないや。お年玉貰った時は『ありがとうございます』…だろ?」
056 ジェーン 「あ…あぇ…」(震えはじめ、上手く言葉にならない)
057 ミノッカ 「ありがとうは?ジェーン」(顔を覗き込むように見る)
058 ジェーン 「あぅ…ぁ…あが…」
059 ミノッカ 「…あのなぁー」(呆れ、腰に手を当て、ため息を大きく一つ吐く)
060 ジェーン 「ミ、ミノ…ノ…ノ…」
061 ミノッカ 「ウダウダしてっとテメェーの玉、全部パージすっぞ!ど畜生めっ!失せろっ!」(銃口向け、乱射)
062 ジェーン 「ひぇぇえええええっ!?うひゃぁあああああ…」(飛び起き、もろ手を挙げて泣き叫びながら走り去る)
063 ミノッカ 「お年玉ねぇ…」
064 ジェーン 「お年玉じゃなくて落とし前だぁぁあああああー」(遠くから段々聞こえなくなっていく)
065 ミノッカ 「新年の挨拶くらいにはなったか…ま、いいや。飲み直そ…今度は甘酒でいいや…。ママンとこまだ開いてっかなぁ…」(ブラブラと朝焼けの路地に消えていく)






作者のツブヤキ
 あらあらまぁちゃん。随分過激な内容ですこと。
放送禁止用語っぽいのが芋のようにゴロゴロ転がってるじゃないの。掘り起こしちゃダメよ。
ジェーンさんのプララさんをバン、バァン。やっても良かったんですが、その時の断末魔が難しいと思ったので逃がしました(ぇ
無理やりの1月ネタという。お年玉って何歳まで貰えるもんなんですかね。
え…一人あたりから5万?おま…貰い過ぎ!!友人の額に嫉妬した小学の頃の懐かしき思ひ出。

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