シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:7♀:1 |
総セリフ数 | 132 |
製作日 | 2010/6/8〜2010/6/14 |
概要説明 | 坑道内の謎の研究施設を探索していると待機していた兵士たちから無線連絡が来る 何者かの集団に襲撃されている… 迫りくる魔の手。アークたちのすぐ傍まで迫っていた… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
マラウト・ウエハース | 13 | ♂ | アークの忠実なる部下でアークを慕っている。仕事をきちんとこなし、頼れるが何故か行動に幼さが残る |
アーク・ファーネスト | 41 | ♀ | 元首都政府軍の軍人だったが、クエイルシティーに異動し、軍隊長。 4年前首都で事件に巻き込まれてからクエイルシティーに引っ越してきた。 |
少年 | 27 | ♂ | 頭にゴーグルをつけ、薄汚れたポケットのたくさんあるジャケットを着た風変わりな少年。旧型機械の不正改造で現行犯逮捕され、取り調べを受けていた。 |
バラス | 30 | ♂ | 面倒事と厄介事が嫌いの坑道労働者。 |
軍兵 | 6 | ♂ | 首都政府軍ナチェス指揮下の兵士。 |
兵士A | 3 | ♂ | クエイルシティー軍の兵士。 |
兵士B | 6 | ♂ | クエイルシティー軍の兵士。 |
兵士C | 5 | ♂ | クエイルシティー軍の兵士。 |
001 | 兵士A | 「…こちらエリアA。異常発生」(無線より) |
002 | アーク | 「ぁ?」 |
003 | 兵士A | 「何者から襲撃を受けています」 |
004 | アーク | 「何者って何だ?」 |
005 | 兵士A | 「わかりませんっ…うわぁぁぁぁ…」(無線切れる) |
006 | アーク | 「何だ、一体…」 |
007 | マラウト | 「どうしました?アークさん」 |
008 | アーク | 「外の待機中の部隊が何かに襲われているらしい」 |
009 | マラウト | 「何か?何です?何かって…」 |
010 | アーク | 「私が知るか」(踵を返し、机にある資料を拾う) |
011 | 兵士B | 「こちらエリアC!集団が我々に攻撃をッ」(無線より) |
012 | アーク | 「集団って何だッ」(苛立ったように) |
013 | 兵士B | 「武装集団ですッ…抗戦してはいますが…」 |
014 | アーク | 「武装集団の正体を突き止めろっ」 |
015 | 兵士C | 「エリアGッ、軍ですッ!!首都政府軍が…」(無線入電) |
016 | 兵士B | 「限界です…、防衛線突破されますッ」 |
017 | アーク | 「エリアC…G…二方向から攻めてきているのか…」 |
018 | 兵士C | 「隊長ッ、指示をッ」 |
019 | アーク | 「何故、首都政府軍がここにいる」 |
020 | 兵士C | 「わかりませんっ」 |
021 | アーク | 「何故、攻撃を受けている?」 |
022 | 兵士C | 「わかりませんっ…発砲しながら突入されましたッ」 |
023 | マラウト | 「アークさん?」(顔を上げる) |
024 | アーク | 「坑道労働者の安全を確保しろっ」 |
025 | 兵士C | 「了解ッ」 |
026 | アーク | 「エリアC、行動労働者の安全を最優先。正当防衛の理に沿い、銃器の使用許可する」 |
027 | 兵士B | 「……」(沈黙) |
028 | アーク | 「エリアC、聞こえているか?」 |
029 | マラウト | 「一体何が起きているんですか?」 |
030 | アーク | 「応答しろ、エリアCッ……チッ」(反応がないことに苛立ち、舌打ち) |
031 | マラウト | 「アークさん、一体どうしたんです?」 |
032 | アーク | 「首都政府軍から攻撃を受けているそうだ」 |
033 | マラウト | 「首都政府軍?何でまた…」 |
034 | アーク | 「こちらに向かって来ているそうだ」 |
035 | マラウト | 「…この施設と何か関係が?」 |
036 | アーク | 「…かもしれないな」 |
037 | バラス | 「はっ…はっ…はっ、ぜぇぜぇ…どうなってんだ、軍人さんよぉっ」(走ってきて飛び込み、膝つく) |
038 | アーク | 「何があった?」 |
039 | バラス | 「急に騒がしくなって、上の方でドンパチが始まりやがってよぉ…あんたらなんか知ってんだろ?」 |
040 | マラウト | 「我々にも分りかねるんですよ」 |
041 | バラス | 「敵は誰なんでぃっ…こんなところでドンパチ始めるなんてよ」 |
042 | マラウト | 「それは…」(言いよどむ) |
043 | アーク | 「首都政府軍だ」 |
044 | バラス | 「何だって?」 |
045 | マラウト | 「アークさんッ、そんな確証のないことを…」 |
046 | バラス | 「何だって政府の軍隊さんがこんなところに来てるんだ…」 |
047 | アーク | 「私が知るか」 |
048 | バラス | 「仲間がやられるわけがわかんねぇよっ」 |
049 | アーク | 「…全員撤退だ」 |
050 | マラウト | 「え?」 |
051 | アーク | 「ここも直に突入してくる。さっさと脱出するぞ」 |
052 | バラス | 「おぃ、待てよっ。仲間たちがやられているんだっ助けてくれよっ!!」 |
053 | アーク | 「政府軍と装備も実力も違う。行くだけ無駄だ」 |
054 | バラス | 「何だ、そりゃ…。あんたら軍人だろッ!?」(アークの肩をつかむ) |
055 | アーク | 「触るな…。今回の任務はここの調査だ。貴様らを守れなんて指令はない」(バラスの手を払いのける) |
056 | バラス | 「ふざけんなッ、そんなに武装して市民の命は助ける気ねぇだなんてよっ」 |
057 | アーク | 「時間の無駄だ、マラウト。行くぞ」 |
058 | マラウト | 「え…えぇ…」(後ろ髪引かれる思いで歩き出す) |
059 | バラス | 「テメーらは血も涙もないのかッ!?国民を守るのが仕事だろッ軍人ってのは…義務だろぅがッ」 |
060 | アーク | 「軍人である以前に貴様らと同じ国民だ。義務などないっ」 |
061 | バラス | 「ふざけんなぁッ」(怒鳴りつける) |
062 | マラウト | 「うぐ……」(ゆっくりと倒れる) |
063 | アーク | 「マラウト?」 |
064 | 軍兵 | 「生命反応確認ッ、突入ッ」(乱射しながら次々突入してくる) |
065 | バラス | 「あんたの部下さんもやられたじゃねぇかっ」 |
066 | アーク | 「……知るか」(マラウトを一瞥し、立ち去る) |
067 | バラス | 「くそっ、人の命をなんだと思ってやがるんだッ…」 |
068 | 少年 | 「だから軍なんかに任せてられないんだよっ」(机の陰から現れ、政府軍へ銃乱射) |
069 | アーク | 「…あいつは」(少年の声を聞き、振り返る) |
070 | 少年 | 「軍なんか無能な連中の集まりなんだッ…助けようともしない。すぐ切り捨てるっ」 |
071 | バラス | 「ボウズ…お前一体…」 |
072 | 少年 | 「軍なんて大ッ嫌いなんだよぉぉぉぉぉっ」 |
073 | 兵士B | 「隊長ッ」(悲鳴に近い声) |
074 | アーク | 「なん……なっ」(旧型マシンたちが動き出す) |
075 | 兵士B | 「た…助けてくれぇぇぇぇぇぇ」(旧型マシンたちが無差別に攻撃をはじめる) |
076 | 軍兵 | 「む…なんだあれは…」 |
077 | 少年 | 「…嘘でしょ?」(マシンたち見て呟く) |
078 | バラス | 「何がどうなってるんだ…」 |
079 | アーク | 「ちっ…こっちも塞がれたか…」 |
080 | 少年 | 「こっち!」 |
081 | アーク | 「あ?」 |
082 | 少年 | 「外に出られる道があるっ」 |
083 | バラス | 「おぃ待ってくれ…腰が…腰が抜けて…」 |
084 | 少年 | 「ったく…そんなんだとやられちゃうよ…」(肩かしてバラス誘導) |
085 | バラス | 「す、すまねぇな、ボウズ」 |
086 | 少年 | 「そこのお姉さんも」(顔で道を指す) |
087 | アーク | 「…あぁ」(釈然としない様子) |
088 | 少年 | 「そこを右ッ」 |
089 | バラス | 「お、おぅっ」 |
090 | 少年 | 「気をつけてっ、近くに敵がいるッ」 |
091 | 軍兵 | 「何者だッ!!」(銃乱射) |
092 | バラス | 「おぉふっ…」(壁に慌てて隠れる) |
093 | 少年 | 「お返しだっ」(壁に隠れながら反撃) |
094 | 軍兵 | 「うぉ…」(倒れる) |
095 | 少年 | 「行くよっ」 |
096 | バラス | 「…ボウズ、何もんだ?」 |
097 | 少年 | 「弱い国民たちの味方ッ」 |
098 | アーク | 「…ヒーロー気取りがっ…」(呟く) |
099 | バラス | 「おし、行くぞ」(様子窺い) |
100 | 少年 | 「僕たち一般人も力を持たなきゃ生きていけない世の中になってるんだよ」 |
101 | バラス | 「そうだろうよ。国民を守るはずの軍隊さんは何故か襲ってくるし、身近な街の軍人さんは俺たちを見捨てるしよ」(アークを非難の目で見る) |
102 | アーク | 「…ふん」(目をそらす) |
103 | 少年 | 「原因はあの研究施設。とんでもない秘密があったんだよ」 |
104 | バラス | 「とんでもない秘密ぅ?」 |
105 | 少年 | 「だから軍は問答無用で襲ってきた…。詮索はここを脱出してからっ」 |
106 | アーク | 「生きて出られれば…な」(顎で出口指す) |
107 | 軍兵 | 「警戒を怠るな。まだ生存者がいるかもしれない」 |
108 | バラス | 「…また敵兵さんか」(ため息) |
109 | 少年 | 「僕はこんなところで死ぬ気ないですから」 |
110 | バラス | 「俺も勘弁だね。ごめんさぁ」 |
111 | アーク | 「どうする気だ?あれだけの人数、強行突破は無理だぞ」 |
112 | 少年 | 「ふふん、出番だよッ。ディック!!」(ニッと笑うと背負っていたロボペットを置く) |
113 | アーク | 「そいつは…」 |
114 | 少年 | 「あそこでひと暴れしてきてっ!」(軍兵の方を指さし、指示。ロボペットが向かう) |
115 | アーク | 「マラウトが没収したはずじゃ…」 |
116 | 少年 | 「もちろん取り返しに来たに決まってんじゃんっ」 |
117 | バラス | 「あんなロボぺットなんかどうするんだ?」 |
118 | 少年 | 「まぁ、見ててよ」 |
119 | 軍兵 | 「うん?何だ、この玩具は…」 |
120 | 少年 | 「今だッ」(スイッチ押す) |
121 | 軍兵 | 「うん…?おごっ…」(ロボペット覗き込み、ロボペットに射殺される) |
122 | 少年 | 「ちょーっと兵器に改造しただけだけどね」 |
123 | バラス | 「とんでもねぇなぁ…」 |
124 | 少年 | 「脱出ルートの確保のためだけに使用だから。悪用しない」 |
125 | アーク | 「不正改造だ」 |
126 | 少年 | 「不正改造、不正改造言うからさっき不正改造したんだよっ。あの時はまだ改造してなかったもの」 |
127 | バラス | 「軍人さんよぉ、脱出が最優先なんだろう?こいつは助けてくれたんだ」 |
128 | アーク | 「だから?」(バラス睨む) |
129 | バラス | 「ま、まぁ…なんだ?後にしようや…な?」 |
130 | 少年 | 「いい装備持っていたって使わなきゃ宝の持ち腐れだね」 |
131 | バラス | 「…で、出口だっ…」(坑道脱出し、座り込む) |
132 | 少年 | 「…長くいると危険だね。どうしようか…」 |
作者のツブヤキ |
マラウトのあっさり死っぷりが逆に感動してくる。って感じだったハズ。 おかしいなぁ…おかしいなぁ…。 一応、サクッと創ったのはここまでとなります。今後続きを書くかどうかは気分次第でしょう。 ボイスドラマにして下さる方、ご一報ください。応援します。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |