Next Change Ark 第3話

Next Change Ark 第3話

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :7:1
総セリフ数 132
製作日 2010/6/8〜2010/6/14
概要説明 坑道内の謎の研究施設を探索していると待機していた兵士たちから無線連絡が来る
何者かの集団に襲撃されている…
迫りくる魔の手。アークたちのすぐ傍まで迫っていた…
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
マラウト・ウエハース 13 アークの忠実なる部下でアークを慕っている。仕事をきちんとこなし、頼れるが何故か行動に幼さが残る
アーク・ファーネスト 41 元首都政府軍の軍人だったが、クエイルシティーに異動し、軍隊長。
4年前首都で事件に巻き込まれてからクエイルシティーに引っ越してきた。
少年 27 頭にゴーグルをつけ、薄汚れたポケットのたくさんあるジャケットを着た風変わりな少年。旧型機械の不正改造で現行犯逮捕され、取り調べを受けていた。
バラス 30 面倒事と厄介事が嫌いの坑道労働者。
軍兵 6 首都政府軍ナチェス指揮下の兵士。
兵士A 3 クエイルシティー軍の兵士。
兵士B 6 クエイルシティー軍の兵士。
兵士C 5 クエイルシティー軍の兵士。






【研究施設内】(探索中、装備の無線から)

001 兵士A 「…こちらエリアA。異常発生」(無線より)
002 アーク 「ぁ?」
003 兵士A 「何者から襲撃を受けています」
004 アーク 「何者って何だ?」
005 兵士A 「わかりませんっ…うわぁぁぁぁ…」(無線切れる)
006 アーク 「何だ、一体…」
007 マラウト 「どうしました?アークさん」
008 アーク 「外の待機中の部隊が何かに襲われているらしい」
009 マラウト 「何か?何です?何かって…」
010 アーク 「私が知るか」(踵を返し、机にある資料を拾う)
011 兵士B 「こちらエリアC!集団が我々に攻撃をッ」(無線より)
012 アーク 「集団って何だッ」(苛立ったように)
013 兵士B 「武装集団ですッ…抗戦してはいますが…」
014 アーク 「武装集団の正体を突き止めろっ」
015 兵士C 「エリアGッ、軍ですッ!!首都政府軍が…」(無線入電)
016 兵士B 「限界です…、防衛線突破されますッ」
017 アーク 「エリアC…G…二方向から攻めてきているのか…」
018 兵士C 「隊長ッ、指示をッ」
019 アーク 「何故、首都政府軍がここにいる」
020 兵士C 「わかりませんっ」
021 アーク 「何故、攻撃を受けている?」
022 兵士C 「わかりませんっ…発砲しながら突入されましたッ」
023 マラウト 「アークさん?」(顔を上げる)
024 アーク 「坑道労働者の安全を確保しろっ」
025 兵士C 「了解ッ」
026 アーク 「エリアC、行動労働者の安全を最優先。正当防衛の理に沿い、銃器の使用許可する」
027 兵士B 「……」(沈黙)
028 アーク 「エリアC、聞こえているか?」
029 マラウト 「一体何が起きているんですか?」
030 アーク 「応答しろ、エリアCッ……チッ」(反応がないことに苛立ち、舌打ち)
031 マラウト 「アークさん、一体どうしたんです?」
032 アーク 「首都政府軍から攻撃を受けているそうだ」
033 マラウト 「首都政府軍?何でまた…」
034 アーク 「こちらに向かって来ているそうだ」
035 マラウト 「…この施設と何か関係が?」
036 アーク 「…かもしれないな」
037 バラス 「はっ…はっ…はっ、ぜぇぜぇ…どうなってんだ、軍人さんよぉっ」(走ってきて飛び込み、膝つく)
038 アーク 「何があった?」
039 バラス 「急に騒がしくなって、上の方でドンパチが始まりやがってよぉ…あんたらなんか知ってんだろ?」
040 マラウト 「我々にも分りかねるんですよ」
041 バラス 「敵は誰なんでぃっ…こんなところでドンパチ始めるなんてよ」
042 マラウト 「それは…」(言いよどむ)
043 アーク 「首都政府軍だ」
044 バラス 「何だって?」
045 マラウト 「アークさんッ、そんな確証のないことを…」
046 バラス 「何だって政府の軍隊さんがこんなところに来てるんだ…」
047 アーク 「私が知るか」
048 バラス 「仲間がやられるわけがわかんねぇよっ」
049 アーク 「…全員撤退だ」
050 マラウト 「え?」
051 アーク 「ここも直に突入してくる。さっさと脱出するぞ」
052 バラス 「おぃ、待てよっ。仲間たちがやられているんだっ助けてくれよっ!!」
053 アーク 「政府軍と装備も実力も違う。行くだけ無駄だ」
054 バラス 「何だ、そりゃ…。あんたら軍人だろッ!?」(アークの肩をつかむ)
055 アーク 「触るな…。今回の任務はここの調査だ。貴様らを守れなんて指令はない」(バラスの手を払いのける)
056 バラス 「ふざけんなッ、そんなに武装して市民の命は助ける気ねぇだなんてよっ」
057 アーク 「時間の無駄だ、マラウト。行くぞ」
058 マラウト 「え…えぇ…」(後ろ髪引かれる思いで歩き出す)
059 バラス 「テメーらは血も涙もないのかッ!?国民を守るのが仕事だろッ軍人ってのは…義務だろぅがッ」
060 アーク 「軍人である以前に貴様らと同じ国民だ。義務などないっ」
061 バラス 「ふざけんなぁッ」(怒鳴りつける)
062 マラウト 「うぐ……」(ゆっくりと倒れる)
063 アーク 「マラウト?」
064 軍兵 「生命反応確認ッ、突入ッ」(乱射しながら次々突入してくる)
065 バラス 「あんたの部下さんもやられたじゃねぇかっ」
066 アーク 「……知るか」(マラウトを一瞥し、立ち去る)
067 バラス 「くそっ、人の命をなんだと思ってやがるんだッ…」
068 少年 「だから軍なんかに任せてられないんだよっ」(机の陰から現れ、政府軍へ銃乱射)
069 アーク 「…あいつは」(少年の声を聞き、振り返る)
070 少年 「軍なんか無能な連中の集まりなんだッ…助けようともしない。すぐ切り捨てるっ」
071 バラス 「ボウズ…お前一体…」
072 少年 「軍なんて大ッ嫌いなんだよぉぉぉぉぉっ」
073 兵士B 「隊長ッ」(悲鳴に近い声)
074 アーク 「なん……なっ」(旧型マシンたちが動き出す)
075 兵士B 「た…助けてくれぇぇぇぇぇぇ」(旧型マシンたちが無差別に攻撃をはじめる)
076 軍兵 「む…なんだあれは…」
077 少年 「…嘘でしょ?」(マシンたち見て呟く)
078 バラス 「何がどうなってるんだ…」
079 アーク 「ちっ…こっちも塞がれたか…」
080 少年 「こっち!」
081 アーク 「あ?」
082 少年 「外に出られる道があるっ」
083 バラス 「おぃ待ってくれ…腰が…腰が抜けて…」
084 少年 「ったく…そんなんだとやられちゃうよ…」(肩かしてバラス誘導)
085 バラス 「す、すまねぇな、ボウズ」
086 少年 「そこのお姉さんも」(顔で道を指す)
087 アーク 「…あぁ」(釈然としない様子)



【坑道内】(クエイル軍が後方支援しながら逃走)

088 少年 「そこを右ッ」
089 バラス 「お、おぅっ」
090 少年 「気をつけてっ、近くに敵がいるッ」
091 軍兵 「何者だッ!!」(銃乱射)
092 バラス 「おぉふっ…」(壁に慌てて隠れる)
093 少年 「お返しだっ」(壁に隠れながら反撃)
094 軍兵 「うぉ…」(倒れる)
095 少年 「行くよっ」
096 バラス 「…ボウズ、何もんだ?」
097 少年 「弱い国民たちの味方ッ」
098 アーク 「…ヒーロー気取りがっ…」(呟く)
099 バラス 「おし、行くぞ」(様子窺い)
100 少年 「僕たち一般人も力を持たなきゃ生きていけない世の中になってるんだよ」
101 バラス 「そうだろうよ。国民を守るはずの軍隊さんは何故か襲ってくるし、身近な街の軍人さんは俺たちを見捨てるしよ」(アークを非難の目で見る)
102 アーク 「…ふん」(目をそらす)
103 少年 「原因はあの研究施設。とんでもない秘密があったんだよ」
104 バラス 「とんでもない秘密ぅ?」
105 少年 「だから軍は問答無用で襲ってきた…。詮索はここを脱出してからっ」
106 アーク 「生きて出られれば…な」(顎で出口指す)
107 軍兵 「警戒を怠るな。まだ生存者がいるかもしれない」
108 バラス 「…また敵兵さんか」(ため息)
109 少年 「僕はこんなところで死ぬ気ないですから」
110 バラス 「俺も勘弁だね。ごめんさぁ」
111 アーク 「どうする気だ?あれだけの人数、強行突破は無理だぞ」
112 少年 「ふふん、出番だよッ。ディック!!」(ニッと笑うと背負っていたロボペットを置く)
113 アーク 「そいつは…」
114 少年 「あそこでひと暴れしてきてっ!」(軍兵の方を指さし、指示。ロボペットが向かう)
115 アーク 「マラウトが没収したはずじゃ…」
116 少年 「もちろん取り返しに来たに決まってんじゃんっ」
117 バラス 「あんなロボぺットなんかどうするんだ?」
118 少年 「まぁ、見ててよ」
119 軍兵 「うん?何だ、この玩具は…」
120 少年 「今だッ」(スイッチ押す)
121 軍兵 「うん…?おごっ…」(ロボペット覗き込み、ロボペットに射殺される)
122 少年 「ちょーっと兵器に改造しただけだけどね」
123 バラス 「とんでもねぇなぁ…」
124 少年 「脱出ルートの確保のためだけに使用だから。悪用しない」
125 アーク 「不正改造だ」
126 少年 「不正改造、不正改造言うからさっき不正改造したんだよっ。あの時はまだ改造してなかったもの」
127 バラス 「軍人さんよぉ、脱出が最優先なんだろう?こいつは助けてくれたんだ」
128 アーク 「だから?」(バラス睨む)
129 バラス 「ま、まぁ…なんだ?後にしようや…な?」
130 少年 「いい装備持っていたって使わなきゃ宝の持ち腐れだね」
131 バラス 「…で、出口だっ…」(坑道脱出し、座り込む)
132 少年 「…長くいると危険だね。どうしようか…」






作者のツブヤキ
 マラウトのあっさり死っぷりが逆に感動してくる。って感じだったハズ。
おかしいなぁ…おかしいなぁ…。
一応、サクッと創ったのはここまでとなります。今後続きを書くかどうかは気分次第でしょう。
ボイスドラマにして下さる方、ご一報ください。応援します。

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