Next Change Ark 第2話

Next Change Ark 第2話

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :12:1
総セリフ数 122
製作日 2010/4/2〜2010/4/2
概要説明  坑道より通報を受け、現場に向かうと何事もなく仕事をする人々。
しかし中には謎の研究施設が…。そこには旧型ロボットの研究資料があって…
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
ソレント・ローバー 11 アークの上官。首都政府軍のエリートだったが、アークを気にかけて一緒に異動。昇進を蹴ってまでアークに尽くした。
マラウト・ウエハース 22 アークの忠実なる部下でアークを慕っている。仕事をきちんとこなし、頼れるが何故か行動に幼さが残る
アーク・ファーネスト 26 元首都政府軍の軍人だったが、クエイルシティーに異動し、軍隊長。
4年前首都で事件に巻き込まれてからクエイルシティーに引っ越してきた。
少年 8 頭にゴーグルをつけ、薄汚れたポケットのたくさんあるジャケットを着た風変わりな少年。旧型機械の不正改造で現行犯逮捕され、取り調べを受けていた。
兵士 7 クエイルシティー軍の兵士。
ロッジ 11 坑道の現場監督。気さくで明るいおじさん。多くの人から好かれている。
バラス 7 面倒事と厄介事が嫌いの坑道労働者。
ナチェス・サーベルス 10 首都政府軍最高責任者である司令長。冷酷残忍で、任務についての犠牲は出ても仕方ないという考えで、助かる命を助けようとしない。
司令官 4 首都政府軍で勤務する司令官。
軍長 6 首都政府軍ナチェス指揮下の兵をまとめるリーダー。
軍兵A 4 首都政府軍ナチェス指揮下の兵士。
軍兵B 3 首都政府軍ナチェス指揮下の兵士。
軍兵C 3 首都政府軍ナチェス指揮下の兵士。






【クエイルシティー軍本部】(デスクにゆったりと座り、書類を書いているソレント)

001 アーク 「アーク・ファーネスト、ただいま帰還しました」(面倒そうに敬礼)
002 ソレント 「やぁ、ご苦労だったな」(顔を上げ、微笑む)
003 アーク 「マラウトを派遣したのは上官ですか…?」(迷惑そうに)
004 ソレント 「いやぁ、一人で行かせるのは心配だったんでな」
005 アーク 「私は子供ではない。あんなの一人で片づけられる」
006 ソレント 「いや、悪かった。君の腕なら十分だったね。だが、マラウトたちだったら、数人派遣しなかったら無理だったよ」
007 アーク 「訓練が足りない。実戦が少な過ぎるんだ」
008 ソレント 「そうとは言え、町の近郊で実戦訓練はしている。あれで限界だよ…」
009 アーク 「これでは使い物にならない。役立たずだ」
010 ソレント 「まぁまぁ…、実戦も何も通報があったら君が行っちゃうし、他は民間組織に倒されちゃっているみたいだしね」
011 アーク 「民間組織?」(眉を寄せる)
012 少年 「だからっ、僕は知らないって言ってんだろっ」
013 マラウト 「証拠はあがってんだっ、観念しろ」
014 少年 「なんだよ証拠って」
015 マラウト 「君が旧型マシンの改造を行っているというのは近隣の住人から通報を受けている」
016 アーク 「…あいつ」
017 ソレント 「マラウトが、路地裏で旧型を不正改造しているのを見つけて現行犯逮捕したんだ」
018 アーク 「不正改造?」
019 ソレント 「旧型を修理できる人は減ってきている。回路など複雑だからね免許を持っていないと修理しても罰せられるんだ。変に改造すると暴走する恐れもあるからな」
020 少年 「僕のマシンは暴走なんか絶対しないっ」
021 マラウト 「旧型マシンの不正改造は数年前に法律で禁止されているんだ。ましてや路地裏でやっていること自体が…」
022 アーク 「言っていることは正しいがマラウトもガキに見えてきたな」
023 ソレント 「相手に合わせてこちらも喋るからな、同じレベルなんだろ」
024 少年 「お前たち軍になんか頼ってられっかよっ、無能ぞろいが」
025 マラウト 「な…それは我々に対する軍の侮辱だぞ」
026 少年 「組織ぐるみでしか動けない連中が。命令がなければ動けないくせに」
027 マラウト 「我々は常に市民の安全を最優先にだな…」
028 アーク 「市民の…安全を最優先……」(呟き復唱)
029 少年 「僕たち民間も力つけなきゃいけないんだっ、あんたたちが頼りないからなっ」
030 マラウト 「これ以上おかしな行動するならば国家にたてつく反逆組織として組織を根絶やしに…」
031 アーク 「軍は市民の安全を最優先に行動している…だと?」
032 ソレント 「どうした?アーク」
033 マラウト 「とにかく、だ。その危険物体はこちらで没収する」
034 少年 「ただの捨てられたロボペット。無害だって」
035 マラウト 「爆弾に改造したかもしれないだろ」
036 少年 「疑い過ぎっ。あーやだやだ、これだから…」(通報合図入る)
037 兵士 「坑道より通報。坑道より通報。不審物発見、旧型マシン暴走の恐れあり。各自武装して現場へ直行せよ」
038 アーク 「坑道か…。旧型を使用していたのか」
039 ソレント 「あまり資金は出ていないから新型への買い替えは進んでいなかったとは思えるが…」
040 アーク 「面倒なところで暴走してくれるな…旧型も」
041 マラウト 「アークさん、流石に坑道までは歩いて行けませんよ?」
042 アーク 「…何が言いたい?」
043 マラウト 「乗っていきます?」
044 アーク 「エアーバイクなら遠慮する」(立ち去ろうとする)
045 マラウト 「もちろん車ですよ、軍用車」
046 ソレント 「エアーバイク乗れなくとも車ぐらいは運転できないと困るぞ?」
047 アーク 「う、うるさい…」(ちらっとソレントを見て言う)
048 マラウト 「さ、行きましょう。アークさん」



【坑道入口】(何の緊迫した雰囲気もなく働く人たち)

049 アーク 「本当にここでいいのか…?」
050 マラウト 「えぇ…確かにいいはずですが…」
051 アーク 「とても何か起きたようには見えないが…」(車から降りる)
052 マラウト 「…ですね」(車から降りる)
053 ロッジ 「こいつぁ、どぉもぉ。あっしはここらで現場監督やっちょるロッジちゅうもんだが…」(二人に近づいてくる)
054 アーク 「クエイルシティー軍隊長のアーク・ファーネストだ」
055 マラウト 「部下のマラウト・ウエハースです」
056 ロッジ 「いやぁ、これはこれは…」(アークの手を取り握手しようとする)
057 アーク 「ごたくはいい。何が起きた?何も起きたようには見えないが…」(坑道を出入りする機械や男たちを見て言う)
058 ロッジ 「いやなに、あっしらはただいつも通り作業してたんですよ、したらば何だか奥からとんでもねぇ施設が出てきおってさぁ」(手を大きく広げて説明)
059 アーク 「とんでもない施設?」(眉寄せる)
060 ロッジ 「おぉ、えらくどでけぇ旧型ロボットが置かれちょって…」
061 マラウト 「旧型ロボット?」
062 ロッジ 「えぇえぇ、とても作業に使うとは思えねぇんすよねぇー。もっと別の何かに使えそうな…」
063 アーク 「坑道の中に?」
064 ロッジ 「新しく開通させたとこなんで何があってもおかしくねぇとは思うんだが。まぁ、見てもらった方がいいってことでさぁ、軍人さん」
065 アーク 「そうか、マラウト。数人残して行くぞ」
066 ロッジ 「あっしらは作業してますんで邪魔だけはせんといて下さいな。案内にはこいつをつけていくんで…おい、バラス!」(男を呼ぶ)
067 バラス 「おぅ」(やってくる)
068 ロッジ 「あの施設までこの軍人さんたちを案内してやってくれ」
069 バラス 「何だぁ?こんなにゾロゾロ引き連れて…戦争でもおっぱじめようってか?」(武装した兵士たちを見ておどけてみせる)
070 アーク 「戦闘になる可能性もあるからな。丸腰で暴走されてもかなわん」
071 バラス 「本当は俺らも通報するか悩んだんですよ。俺らも普通にここで仕事していたいんで」(坑道に入ってしばらくしてから口開く)
072 マラウト 「調査が済み、安全性が確認できれば平気ですよ」
073 バラス 「封鎖だけはしないで下さいよ?俺ら仕事なくなっちまうんで」
074 マラウト 「封鎖したとしても全部…ってわけではないと思うんで大丈夫だとは思いますよ」
075 バラス 「ただ、不気味っつうか、暴れだされちゃかなわんから軍隊さんを呼んだってわけさ」
076 マラウト 「いい判断です」
077 バラス 「頼れるんのは国民の味方の軍人さんたちってわけ、軍隊は強いしよ」



【首都政府軍本部】(武装兵を連れて部屋を出るナチェス)

078 司令官 「お出かけですか?ナチェス司令長」
079 ナチェス 「…ちょっと忘れ物を思い出してな」
080 司令官 「ぞろぞろと武装した兵士を連れて?」
081 ナチェス 「なに、忘れ物を取りに行くだけが能じゃないさ、忘れたままにしておくのも1つ」
082 司令官 「なかったことにするのですね」
083 ナチェス 「忘れた方がいい忘れ物なんでね。誰かに持ってこられても困る」
084 司令官 「はぁ…」



【謎の施設に到着】(だだっ広い研究施設。コンピュータなどが設置されている)

085 バラス 「ここになるわけですよ。んじゃ、俺仕事に戻るんで」(来た道を戻っていく)
086 アーク 「何だ…ここは…?」(見回し、呟く)
087 マラウト 「何かの研究施設みたいな…」
088 アーク 「まだ放棄されて新しそうだな…」(机に散乱する書類を手に取る)
089 マラウト 「旧型ロボットのサンプリングなどが…これは一体」
090 兵士 「隊長、こちらに来て下さいっ」(遠くで兵士が呼ぶ)
091 マラウト 「これは早く本部に知らせた方が良さそうですね…」



【坑道入口】(次々と軍用車・装甲車が到着する)

092 軍兵A 「第3部隊到着ッ」
093 軍長 「銃器確認ッ」(整列している兵士に号令)
094 軍兵B 「了解ッ」
095 軍兵A 「ハッ」
096 軍兵C 「完了ッ」
097 軍長 「総員、配置につけッ」
098 軍兵B 「了解ッ」
099 軍兵A 「ハッ」
100 軍兵C 「完了ッ」
101 ロッジ 「おやぁ?また軍人さんかい?」
102 ナチェス 「また…だと?」
103 ロッジ 「いやねぇ、先ほどクエイルシティーの軍隊さんたちが来てくれんだねぃ」
104 ナチェス 「そうか…成程、ネズミだけではなくネコまで入っていたか…」
105 ロッジ 「そんなに大変な事だったんですかねぇ…」
106 ナチェス 「突入するぞ」
107 軍長 「続けっ」
108 軍兵A 「ハッ」
109 軍兵B 「了解ッ」
110 軍兵C 「ハイッ」
111 兵士 「止まれッ!」
112 ナチェス 「ん?」
113 兵士 「ここはクエイルシティー軍の管轄。政府軍の管轄ではないはず」
114 ナチェス 「通せ」
115 兵士 「お引き取りを。我々は通報で駆けつけました。我々だけで処理・対処できます故、お帰り頂きたい」
116 ナチェス 「発砲の許可」
117 軍長 「ハッ」(前列軍兵士たち銃構える)
118 兵士 「なッ…」(一歩退がる)
119 軍長 「撃てッ」
120 兵士 「うごっ…」(崩れ倒れる)
121 ナチェス 「進めッ。中にいるものは全員皆殺しだ、生きて外に出すなっ」
122 軍長 「総員、突入ッ!!」






作者のツブヤキ
 登場人物多すぎだろっ!!
というのが一番の感想ですね。こんなに参加するのってそうそうないよ。
ボイスドラマように作った物の、人数集まらないんじゃないと思ってフリー用なので、
ボイスドラマにしたい方、創って下さいお願いします。聴きたいです。

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