夢見しあの日 エピローグ

夢見しあの日 エピローグ

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :3:2
総セリフ数 76
製作日 2010/5/12〜2010/5/12
概要説明  大蔵大臣邸襲撃事件から数年。夢狼軍の一部が混乱に陥った政府を立て直し、
完全勝利だった女性改革派団体との交渉でなんとか和解、女性参政権を憲法に組み込むことで騒乱は落ち着いた。
大島の密告によって朝倉の悪事もバレ…死刑が確定した…。
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
天満あずさ
(てんま あずさ)
21 女性改革派団体、氷華隊元副隊長。現在、氷華隊隊長の跡を継ぎ、氷華隊をまとめている。
川月かりん
(かわつき かりん)
20 氷華隊を辞め、男性と結婚し、赤ちゃんを出産した。
朝倉賢人
(あさくら けんと)
7 政府高官だったが、首相暗殺計画がバレ、死刑囚に。
大島大吾
(おおしま だいご)
18 前大蔵大臣邸での出来事を政府に密告し、評価され現在大蔵大臣の座へ。座
役人 11 政府の役人。罪名を読み上げたりする。






【死刑場】(朝倉が執行人たちに連れてこられる。見物客の中に大島やかりんも)

001 役人 「罪状、朝倉 賢人。国家への反逆の罪、前大蔵大臣の殺害、首相の暗殺計画…」
002 朝倉 「大島ァァァ、貴様ァッ」(抑えつけられつつ暴れる)
003 大島 「斉藤どんや秀次郎どんの罪を償うだす…」(目を瞑る)
004 朝倉 「呪ってやる…殺してやるぞ、貴様ァ!!」
005 役人 「以上の罪により、判決は…」
006 朝倉 「俺が政治を動かさなきゃ腐ってくんだよ、この国はァ!!」
007 大島 「自惚れるな…だす」
008 役人 「死刑ッ」
009 朝倉 「ふざけんなっ」
010 役人 「斬首の刑に処す」
011 朝倉 「大島ァァ、怨むぞぉぉぉぉぉっ」
012 役人 「…刑を執行せよっ」(手を振り下ろす)
013 朝倉 「やめろ、俺はまだ死にたくなーーーいっ」
014 大島 「斉藤どん…、秀次郎どん…」
015 朝倉 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」(斬首)
016 かりん 「…終わった…んですよね」
017 大島 「これで…これで正しかったんだすな…?斉藤どん…」
018 役人 「…大島大臣」
019 大島 「ご苦労様だす」
020 役人 「国家に対する反逆者の告発、誠にありがとうございました」
021 大島 「…仲間の仇を取っただけだす」
022 役人 「いやぁ、前大蔵大臣の死亡の謎は多かったですからな。女性改革派の先陣が到着時には殺害されていたと聞きましたからな」
023 大島 「例の件はどうなってるだす?」
024 役人 「女性参政権ですか?まだ議会では渋っている者もいますけどねぇ」
025 大島 「そうだすか…」
026 役人 「自分の保身のためでしょうな。女性改革派の過激派を鎮圧した大島大臣殿のお言葉であれば直に成立しますよ」
027 大島 「早い制定を待ってるだす」
028 役人 「では、これにて失礼します」
029 かりん 「…大蔵大臣に就任されたんですね」
030 大島 「大したもんじゃないだす…こうなれたのも皆のお蔭だすから」
031 かりん 「朝霧隊長たちが夢見たあの日が間もなく来るかと思うと…」
032 大島 「天満どんが女性改革過激派のメンバーたちをまとめてくれたから国会も動いたんだす」
033 かりん 「天満副隊長が…か」
034 あずさ 「今は隊長なんだがな」(かりんの背後に現れる)
035 かりん 「天満副隊長ッ!?」
036 あずさ 「隊長だ」
037 大島 「今は女性たちの参政のための選挙候補支援しているとか…」
038 あずさ 「選挙活動で忙しいな」
039 かりん 「紅蓮隊のみんなとかは…」
040 あずさ 「女性議員立候補者の護衛活動に勤しんでいる」
041 大島 「早く認められるといいだすな」
042 あずさ 「あんたに期待しているんだ、大島大臣殿」(ふっと笑って肩叩く)
043 大島 「プレッシャーだすなぁ…」(困ったように頭かく)
044 あずさ 「…川月、その赤子は?」
045 かりん 「ウチ、先月結婚したんです」
046 大島 「お…」
047 あずさ 「ほぅ、そいつはめでたい…って、何故私を呼ばなかった!」(ふっと微笑みかけ、驚いた顔)
048 かりん 「なんか恥ずかしくて…」(照れ笑い)
049 あずさ 「水くさいぞっ」
050 かりん 「…でもこの子、夫の子じゃないんです」
051 あずさ 「何?」
052 かりん 「林さんとの子で…」(赤子あやす)
053 あずさ 「それは旦那は知っているのか?」
054 かりん 「はい。ウチの過去とかもよく知ってて一緒になってくれて…」
055 大島 「いい人に恵まれただすな」
056 かりん 「はいっ」
057 あずさ 「そうか…」(寂しげに笑う)
058 かりん 「今度は天満さんの番ですよ」
059 あずさ 「な、何がだっ!?」(慌てたように)
060 かりん 「そろそろ結婚しないと、もらい手いなくなりますよ?」(にこっと笑う)
061 あずさ 「余計なお世話だっ」(顔を赤くし、ぷぃっと横向く)
062 かりん 「えへへ…」
063 あずさ 「私には隊長がいれば…その、十分だ」
064 かりん 「朝霧隊長とじゃ赤ちゃんできませんよ?」
065 あずさ 「な…赤子など…」(眉をつり上げるがかりんの赤子見てデレる)
066 大島 「オラはこれから国会だすので」
067 かりん 「はい、頑張って下さいね」
068 あずさ 「あぁ、行って来い」
069 かりん 「あ…、ウチもご飯の準備しなきゃっ。旦那がお腹空いて茶碗叩いている頃ね」
070 あずさ 「どんな旦那だ…」(呆れたように)
071 かりん 「じゃ、天満さん。またっ」
072 あずさ 「あぁ、達者でな」
073 あずさ 「さて…私も行くとするか…」
074 あずさ 『隊長、我々が夢見たあの日は多少違くとも、もうすぐ実現しそうです…。みんなが幸せに暮らす世に…』
075 あずさ 「私がそちらに行ったら酒の一杯でもご馳走してくれよ?……雫」
076 かりん 天満さんは女性参政権が認められた翌年に姿を消しました…。大島さんはその後、首相になっていき国を大きく変えていきました。
みんなが夢見たあの日を実現するために……






作者のツブヤキ
 この作品は元々女新撰組から考えついた発想だったんですが、女性が自由を得るため奮闘するという路線にしました。
最初は現代風味をもっと加えて女の子たちもチャラい感じにしようとしていたんですが、いつしか真面目にw
最後のそれぞれのワンシーンを描きたくてここまで進めてきました。
この作品自体の構想はこの話の部分まで2年以上前からできていました。
脳内アニメーションの映像として流れ続けていて…、イメージのためにBGM・うたわれるも『キミガタメ』
最後の大蔵大臣邸襲撃のシーンからラストまでぴったりの音楽でした。よかったねーあの曲w
如何だったでしょうか、何に感動するかはわかりませんが何か想うことがあれば幸いです。
それではまたいつか次作でお会いしましょうっ

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