シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:7♀:5 |
総セリフ数 | 113 |
製作日 | 2010/5/10〜2010/5/10 |
概要説明 | 様々な想いを抱えながら、大蔵大臣邸の前に集結した氷華隊。既に他の団体は集結済みだった。 襲撃はついに開始。事態はクライマックスに… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
朝霧雫 (あさぎり しずく) |
6 | ♀ | 氷華隊隊長。男らしく、大雑把なところが多々あり。あずさとは幼少の頃から育ち、慕っている。一人称オレ |
天満あずさ (てんま あずさ) |
8 | ♀ | 氷華隊副隊長。隊長を慕う忠誠心の強い、頭のよく切れる。氷華隊のまとめ役。 |
姫宮殊音 (ひめみや ことね) |
5 | ♀ | 氷華隊奇襲部隊隊長。甘い物には目がなく、部下を使って甘味処を調べている。12歳の小さい元気娘。 |
川月かりん (かわつき かりん) |
39 | ♀ | 氷華隊二番隊長。隊長級では一番女の子らしさがある(?)甘い物同盟を殊音と結んでいる。 |
斉藤龍太 (さいとう りょうた) |
4 | ♂ | 夢狼軍リーダー。お人好しな一面を持ち合わせた人物。朝倉とは幼馴染で林とは師弟関係 |
朝倉賢人 (あさくら けんと) |
9 | ♂ | 夢狼軍サブリーダー。野心家で、無口。頭脳派らしく、戦略・作戦指揮の一切を担っている。 |
松林秀次郎 (まつばやし しゅうじろう) |
1 | ♂ | 斉藤たちに魅かれて入った。まだ12歳ではあるが、四番隊長を任されている。ちょっと生意気 |
林和樹 (はやし かずき) |
28 | ♂ | 学問所の先生として、新政府のあり方を説いてきた。志ある斉藤たちの成長を見届けるためについてきた。哲学者 |
大島大吾 (おおしま だいご) |
1 | ♂ | 食いものには目がない軍内一の優しい心の持ち主。結構巨体のため、見た目でビビる。 |
大蔵大臣 | 5 | ♂ | 政治の一切を執り仕切っている大臣。傲慢な面がある。 |
警官 | 3 | ♂ | 大臣警護のため、待機している警官隊。 |
隊士 | 5 | ♀ | 女性改革派隊士。 |
001 | あずさ | 「もう後戻りはできないぞ」 |
002 | 殊音 | 「ばっちりだよー」 |
003 | 雫 | 「これが最後の戦いになるはずだから」 |
004 | かりん | 「…うんっ」 |
005 | あずさ | 「では、行くぞ…」 |
006 | 雫 | 「氷華隊、見参ッ!!」 |
007 | 隊士 | 「氷華隊も揃ったか。では、突入するぞ」 |
008 | かりん | 「…氷華隊、二番隊隊長…川月かりんっ、特攻隊長参るッ!!」(抜刀し、隊士たちと駆け抜ける) |
009 | 警官 | 「貴様ら、止まれッ」 |
010 | かりん | 「フュッ」(躊躇わず斬り捨てる) |
011 | 警官 | 「うぐぅ…」(崩れ倒れる) |
012 | かりん | 「続けっ!道をつくるぞっ」(隊士たちに指示) |
013 | あずさ | 「…ほぅ、ようやく昔の川月に戻ったか」 |
014 | 雫 | 「仲間を信じてやらなきゃな。…さ、我々も行くか」 |
015 | あずさ | 「さ、行くぞっ」 |
016 | 殊音 | 「奇襲部隊、突入―♪」(拳振り上げる) |
017 | 大蔵 | 「本当に何にも起きないんだろうな」 |
018 | 朝倉 | 「えぇ。ご心配なく」 |
019 | 大蔵 | 「近頃、女共が政府の要人を狙って人斬りをしているそうじゃないか」 |
020 | 朝倉 | 「この館の警備は万全ではないですか、大臣」 |
021 | 大蔵 | 「うむ、そうだな。多数の警官隊に、雇った夢狼軍の貴様らもな」 |
022 | 朝倉 | 「ゆっくりお休みください」 |
023 | 大蔵 | 「高い金払って雇ったんだ、きっちり働けよな、ぐへへ」 |
024 | 朝倉 | 『何が高い金だ…はした金のくせに…』 |
025 | 大蔵 | 「んじゃあ、お言葉に甘えさせてゆっくり休ませてもらうぞ」 |
026 | 朝倉 | 「えぇ…お休み下さい…大蔵大臣殿」(一礼して退室) |
027 | 斉藤 | 「賢ちゃん、大臣は?」 |
028 | 朝倉 | 「お休みになられた。直に戦場になる、ここは俺に任せて行け」 |
029 | 斉藤 | 「わかった。後は頼んだぞ、賢ちゃん」 |
030 | 秀次郎 | 「はじまったみたいだよ!」 |
031 | 林 | 「…各員持ち場につきましょう」 |
032 | 大島 | 「了解だす」 |
033 | 斉藤 | 「それじゃ、みんなあとで会おう!」 |
034 | 朝倉 | 「ふっ…」(ニヤリと笑う) |
035 | 林 | 「…朝倉君、おかしなことを考えるのはやめなさい」 |
036 | 朝倉 | 「考え過ぎですよ…せんせ…くくく」 |
037 | 林 | 「……」 |
038 | 斉藤 | 「林さん、行きますよっ」 |
039 | 林 | 「えぇ…」(朝倉を一睨みし、立ち去る) |
040 | 朝倉 | 「先生はいつもお正しい…ふふふ」(消え去る林を見つめ笑う) |
041 | かりん | 「はぁぁぁっ!!」 |
042 | あずさ | 「我々は必ず自由を勝ち取るっ」 |
043 | 雫 | 「そのためにここまで来たっ、でなきゃ死んでった奴が浮かばれないっ」 |
044 | 殊音 | 「いっけぇー」 |
045 | かりん | 「全てに終わりをっ!!」 |
046 | あずさ | 「川月ッ」 |
047 | かりん | 「はいっ」 |
048 | あずさ | 「一階南側を任せた。頼むぞ」 |
049 | かりん | 「承知ッ」 |
050 | あずさ | 「姫宮、お前は北側だ」 |
051 | 殊音 | 「アイアイサーっ」 |
052 | 雫 | 「二人とも、生きてまた合流するぞ」 |
053 | 殊音 かりん | 「はいっ」 |
054 | 雫 | 「あずさっ、行くぞっ」 |
055 | かりん | 「どけぇぇぇぇぇっ」 |
056 | 警官 | 「うぐわぁぁぁ……」 |
057 | かりん | 「この部屋かっ」 |
058 | 林 | 「…やはり来てしまいましたか」(淡々と) |
059 | かりん | 「な…林さん…?」(驚きを隠せない) |
060 | 隊士 | 「はぁぁぁぁぁぁぁっ」(林に斬りかかろうとする) |
061 | かりん | 「待てッ!!」(隊士制止させる) |
062 | 隊士 | 「かりん隊長?」 |
063 | かりん | 「ウチが相手する。お前たちは他の隊の応援に」 |
064 | 隊士 | 「しかし…」 |
065 | かりん | 「これは命令だっ…行けッ!!」 |
066 | 隊士 | 「はっ…どうかご無事で」(戸惑いながら去る) |
067 | 林 | 「あれほど言ったのに、あなた様は来てしまった…」 |
068 | かりん | 「林さん…何で…」 |
069 | 林 | 「私は政府に雇われた傭兵たちです。私たちはあなたたちを排斥してきた」 |
070 | かりん | 「…嘘。林さんは…」 |
071 | 林 | 「えぇ…、女性と手を取り、共に歩める政治を夢見ていましたよ」 |
072 | かりん | 「あれは嘘だったんですかっ!!」(目に涙をため、吠える) |
073 | 林 | 「嘘ではありません…、私の目指す政府はここにありません。ですが、あなたたちのしていることを認めてはいません」 |
074 | かりん | 「やめて下さい…」 |
075 | 林 | 「あなたと私は出逢ってしまった…」 |
076 | かりん | 「やめて下さいよ…」 |
077 | 林 | 「宿命からは逃げられなかったようです…、さぁ…」 |
078 | かりん | 「やめてッ言わないでッ!!」(片耳塞ぎ叫ぶ) |
079 | 林 | 「刀を抜きなさい…川月さん」 |
080 | かりん | 「無理だよ…無理…」 |
081 | 林 | 「あなたが志した夢はその程度のものだったんですか…。一人の男に踏みにじられるような」 |
082 | かりん | 「林さん…」 |
083 | 林 | 「今まであなたに殺されてきた人は何だったんですか?あなたはただの人殺しですか?」 |
084 | かりん | 「違うっ!!」 |
085 | 林 | 「あなたの敵はここです。憎き政府はここです。刀を向けなさい」 |
086 | かりん | 「嫌だよ…嫌です…林さん」 |
087 | 林 | 「あなたが本気を出さくても…私は……本気で行かせてもらいますよ」 |
088 | かりん | 「…林さんと戦えないっ」(泣きだす) |
089 | 林 | 「政府に逆らう逆賊め…」(呟き、目を見開くと殺気立たせ、かりんに斬りかかる) |
090 | かりん | 「いやぁっ」(林の太刀を受ける) |
091 | 林 | 「川月さん、私をがっかりさせないで下さい」(睨みつけながら) |
092 | かりん | 「やめてよ…退いてよ、林さん…」 |
093 | 林 | 「あなたの真っ直ぐな心が好きでした。自由をつかみ取ろうという志。それを奪う政府を倒すという信念…」 |
094 | かりん | 「…林さんッ」(怒りを込めて) |
095 | 林 | 「あなたの生き方が間違っていないというならばぶつけなさいっ!相手しますっ」 |
096 | かりん | 「……くっ」(ふっ切れたように、林と戦う) |
097 | 林 | 「そうでなくては…」(ふっと笑う) |
098 | かりん | 「はぁぁぁぁぁぁっ」(構える林に一撃を加えようとする) |
099 | 林 | 「…お見事です」(微笑み、防御の構えずらす) |
100 | かりん | 「え…?」(林の刀の先端折れ、ざっくり切れ、崩れ倒れる) |
101 | 林 | 「がはっ…」 |
102 | かりん | 「林さんッ!!嘘…何で…」 |
103 | 林 | 「私は女性たちは幸せに暮らすべきだと思いますよ。このような争いのない。だから…最後にしてほしいのです。この争いを…」 |
104 | かりん | 「何で避けたんですかっ!!」(刀投げ捨て、林を抱え起こす) |
105 | 林 | 「これ以上争いたくなかった…からですよ…」(目を細め、微笑む) |
106 | かりん | 「何してるんですか…林さん…」 |
107 | 林 | 「約束して下さい…川月さん…必ず幸せになると…」 |
108 | かりん | 「林さん…、死なないで下さいっ」 |
109 | 林 | 「争いから離れ、幸せに暮らして…」 |
110 | かりん | 「しっかりして下さい、林さん」 |
111 | 林 | 「幸せな家庭を築いて…笑いの絶えない………」(口元ひくつき、力失う) |
112 | かりん | 「林さんッ、林さんッ!!死なないで下さいっ、林さんッ!!」 |
113 | かりん | 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」(血に染まった林を抱いたまま泣き叫ぶ) |
作者のツブヤキ |
かりんと林さんのワンシーンは随分前から何十回も脳内再生されてました。 林さんの優しさは結局かりんの幸せを選び、自ら死を選んだ。 ここまで来るのに林さんもかなり悩んだんだろうなぁ…なんだか考えさせられますわ |
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