| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♀:4 |
| 総セリフ数 | 113 |
| 製作日 | 2010/5/9〜2010/5/9 |
| 概要説明 | 大蔵大臣邸の襲撃日を備え、結束と乱れ。 襲撃日の情報を漏らしたのはかりんだと考えたあずさはかりんに刃を向ける。 紅蓮隊の崩壊、雫やかりんの変貌…一番苛立ち、焦りを感じ、乱れていたのはあずさだった…… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 朝霧雫 (あさぎり しずく) |
28 | ♀ | 氷華隊隊長。男らしく、大雑把なところが多々あり。あずさとは幼少の頃から育ち、慕っている。一人称オレ |
| 天満あずさ (てんま あずさ) |
51 | ♀ | 氷華隊副隊長。隊長を慕う忠誠心の強い、頭のよく切れる。氷華隊のまとめ役。 |
| 姫宮殊音 (ひめみや ことね) |
21 | ♀ | 氷華隊奇襲部隊隊長。甘い物には目がなく、部下を使って甘味処を調べている。12歳の小さい元気娘。 |
| 川月かりん (かわつき かりん) |
13 | ♀ | 氷華隊二番隊長。隊長級では一番女の子らしさがある(?)甘い物同盟を殊音と結んでいる。 |
| 001 | あずさ | 「何…新月の出陣を辞めろというのですか?」 |
| 002 | 雫 | 「既に噂として広まっている…情報が漏れているんだ」 |
| 003 | あずさ | 「なんだと…」 |
| 004 | 雫 | 「もはやもう罠以外何でもない、このままでは全滅するぞ」 |
| 005 | あずさ | 「……川月はどこだっ」(立ち上がり怒鳴る) |
| 006 | 雫 | 「あずさっ」 |
| 007 | あずさ | 「川月を拷問にかけさせ、取り調べろっ!!」 |
| 008 | 雫 | 「あずさッ」 |
| 009 | かりん | 「天満副隊長」(入室してくる) |
| 010 | あずさ | 「ッ川月…」(驚いた後、目に怒り) |
| 011 | かりん | 「新月の夜、何かあるのですか?」 |
| 012 | あずさ | 「白々しい真似を…」(つかみかかる) |
| 013 | かりん | 「く…何が…」 |
| 014 | あずさ | 「貴様であろうが、我々が襲撃をすることを交際している男に伝えた、裏切り者がっ」(締め上げる) |
| 015 | かりん | 「襲撃…?知りません…」 |
| 016 | あずさ | 「嘘をつくなっ、貴様以外誰が…」 |
| 017 | 雫 | 「やめろ、あずさ。かりんは本当に知らない」 |
| 018 | あずさ | 「貴様は切腹では許さぬ、この場で今すぐ打ち首だッ」(刀抜く) |
| 019 | かりん | 「意味がわかりませんっ」 |
| 020 | あずさ | 「貴様が、全ての情報を流している間者だっ」 |
| 021 | かりん | 「何を根拠に…」 |
| 022 | あずさ | 「襲撃の件は我々隊長級しか知りえない情報」 |
| 023 | 雫 | 「落ち着け、あずさっ。その時かりんはいなかっただろっ」 |
| 024 | あずさ | 「盗み聞きしていたに違いないっ」 |
| 025 | かりん | 「ウチは何も知りませんっ本当にっ」 |
| 026 | あずさ | 「さっさと消え去ればよかったものの、その命消して…」 |
| 027 | 雫 | 「あずさっ」 |
| 028 | あずさ | 「私がひと思いに殺してくれるっ」 |
| 029 | 雫 | 「やめろっ、あずさ!これは隊長命令だっ!!…これ以上続けるならばお前に切腹を命じるっ」 |
| 030 | あずさ | 「なっ…」(目見開く) |
| 031 | かりん | 「朝霧隊長…」 |
| 032 | 雫 | 「刀を納めろ、あずさ」 |
| 033 | あずさ | 「…く」 |
| 034 | 雫 | 「かりん、お前は新月の夜の事を何も知らないな?」 |
| 035 | かりん | 「はい…」 |
| 036 | 雫 | 「我々は紅蓮隊などと合流して大蔵大臣の館を襲撃する。これが成功すれば間違いなく政治機能は停止する」 |
| 037 | かりん | 「実質最後の戦い…ですか?」 |
| 038 | 雫 | 「そうだ。もう辛い思いをせずに済む。これが終わったなら男でも何でも好きに暮らせばいい」 |
| 039 | あずさ | 「隊長…まさか」 |
| 040 | 雫 | 「二番隊隊長として、しっかりと任務を果たせっ」 |
| 041 | あずさ | 「自分は反対ですっ、裏切り者を…」 |
| 042 | 雫 | 「いつから仲間を信じなくなった、あずさ」 |
| 043 | あずさ | 「私は隊長だけしか…」 |
| 044 | 雫 | 「ならオレが信じるんだ。あずさも信じろ」 |
| 045 | あずさ | 「しかし…」 |
| 046 | 雫 | 「かりん、お前を信じて先陣を任せる」 |
| 047 | かりん | 「は、はいっ」 |
| 048 | あずさ | 「他の面々もいる中、川月を特攻させる気ですか、隊長」(目見開く) |
| 049 | 雫 | 「かりんは特攻隊だ。これがオレの作戦だ」 |
| 050 | 殊音 | 「タイチョーなりの気遣いだよ、天満ちゃん」(入室) |
| 051 | あずさ | 「気遣い…だと」 |
| 052 | 殊音 | 「先陣であれば下手に逃げられないし、手柄を取りやすい立場。忠誠を示せるってわけ」 |
| 053 | 雫 | 「…まぁな」 |
| 054 | 殊音 | 「それで汚名挽回しなって話だよ、かりんちゃん」 |
| 055 | かりん | 「それ言うなら、汚名返上」 |
| 056 | 殊音 | 「あれ?そうだっけ?」 |
| 057 | あずさ | 「…く、裏切ったら承知しないからなっ」 |
| 058 | かりん | 「はいっ」(敬礼) |
| 059 | あずさ | 「いくら隊長とはいえ、言っていることがどういうことか分かっていますか?」 |
| 060 | 雫 | 「わかっている。わかっているから言っている」 |
| 061 | あずさ | 「襲撃を中止できるわけがないっ。参加しなければ今度は牙をこちらに向けられる」 |
| 062 | 雫 | 「罠と分かっていて行く愚か者がどこにいる」 |
| 063 | あずさ | 「隊長は我々の目的を忘れたんですか?」 |
| 064 | 雫 | 「女性たちの政治介入の権利獲得…」 |
| 065 | あずさ | 「わかっているなら、何故?ここで引けば、今まで頑張ってきた我々も、死んでいった同胞たちも、斬った輩たちも…全て無駄になるんですよ?」 |
| 066 | 雫 | 「……そうだったな」 |
| 067 | あずさ | 「二度とバカげたことを言わないでください。そして隊士たちの前では絶対に言わないで下さいよ」 |
| 068 | 雫 | 「すまない…時間を無駄にさせたな」 |
| 069 | あずさ | 「いえ…、隊長は来る時に備えてお休みになられてください」 |
| 070 | 雫 | 「…あぁ」(部屋を出ていく) |
| 071 | あずさ | 「隊長も川月も男と出会ってから腑抜けたな…」 |
| 072 | 殊音 | 「やっほ」(障子の隙間から顔出す) |
| 073 | あずさ | 「姫宮か」 |
| 074 | 殊音 | 「お邪魔するよーん」 |
| 075 | あずさ | 「子どもは寝る時間だぞ。ここからは大人の時間だ」(酒瓶揺らす) |
| 076 | 殊音 | 「殊音はもう子供じゃないもんっ」 |
| 077 | あずさ | 「…子供じゃないんだったら大人な意見を聞かせて欲しい…」(酒瓶からくいっと飲む) |
| 078 | 殊音 | 「ん?」 |
| 079 | あずさ | 「どうして理解してくれない…隊長も川月も…男と出会ってから変になった。みんな変わってしまった」 |
| 080 | 殊音 | 「んー…天満ちゃんが一番変わったかもよ?」 |
| 081 | あずさ | 「は?」 |
| 082 | 殊音 | 「何もかも見えなくなってる。昼間の天満ちゃんもそう」 |
| 083 | あずさ | 「私のどこが変わったというのだ」 |
| 084 | 殊音 | 「みんなは見える範囲が広がったのかもしれない。だけど天満ちゃんは女性の自由、自由って道を絞って周囲が見えなくなってる」 |
| 085 | あずさ | 「私の視野が狭いと?」 |
| 086 | 殊音 | 「いつからだろうね…みんなバラバラになっちゃったの」 |
| 087 | あずさ | 「……」 |
| 088 | 殊音 | 「天満ちゃんもさ、渉外だ会議だってみんなと距離おいちゃってさ」 |
| 089 | あずさ | 「仕事だ…仕方ない…だろ」 |
| 090 | 殊音 | 「いつしかみんな離れちゃって…みんなでわいわいやっていた頃が懐かしいなぁ〜」 |
| 091 | あずさ | 「私だって!私だって戻れるなら戻りたいさ…あの頃に戻れるなら…」 |
| 092 | 殊音 | 「でも…夢見た理想の政治が目の前まできたんだものね…」 |
| 093 | あずさ | 「あぁ…多くの犠牲を出してまで目指した理想が今目の前まで来ている」 |
| 094 | 殊音 | 「みんなが夢にまで見たあの日…」 |
| 095 | あずさ | 「実現し、掴まなければいけない。女性の自由を…」 |
| 096 | 殊音 | 「みんな正しくて…みんな間違っている」 |
| 097 | あずさ | 「は?」 |
| 098 | 殊音 | 「誰が正しくて、誰が間違っているなんてほんとはないのかもねっ」 |
| 099 | あずさ | 「私は信じていた。血生臭い暗いこの道を通り抜ければ光があると…」 |
| 100 | 雫 | 「あずさ…あんたは間違っている…」 |
| 101 | あずさ | 「隊長…その返り血は…」 |
| 102 | 雫 | 「お前が殺した者たちの返り血だよ」 |
| 103 | あずさ | 「私も好きで殺したわけでは…」 |
| 104 | 雫 | 「嘘だ。人殺しの先に光なんてない。血生臭い世界しかないのさ」 |
| 105 | あずさ | 「隊長…?」 |
| 106 | 雫 | 「オレは違う道を行く。じゃあな」 |
| 107 | あずさ | 「隊長、待って下さいっ。隊長っ!!隊長ォォォォォォォォォ」 |
| 108 | あずさ | 「隊長ぉぉぉぉっ…はぁはぁ…はぁはぁ…はぁ……姫宮?」(飛び起き、息整え、横で寝ている殊音見る) |
| 109 | 殊音 | 「んんぅ…」 |
| 110 | あずさ | 「…隊長、どうか見捨てないでください…隊長のためなら……く…ふっ…えく…隊長がいないと私…」(自分抱きしめて泣く) |
| 111 | 殊音 | 殊音、知ってたよ。天満ちゃんはタイチョーのこと大好きなんだって。…だけど伝えられないんだって…… |
| 112 | あずさ | 「隊長…、好き……好きです…隊長……。だから……ぇく…ひくっ…」 |
| 113 | 殊音 | 殊音はただ黙って天満ちゃんの泣声を聴いてるしかなかった…… |
| 作者のツブヤキ |
| 意外と最終回最終回と思っていても長い。 なかなか終わらない。最終回できてるのにw でも、最後も2話くらいに分かれちゃうのかな。できれば次が最終回でありますように。 あずさの隊長LOVEは最高。 |
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