シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:6♀:4 |
総セリフ数 | 86 |
製作日 | 2008/10/28〜2008/10/28 |
概要説明 | 時は幕末。改革の道を辿った政府、男性のみが政治を動かす世の中。 女性たちも政治への参政を求めて政府と争う時代。 そんな中、飢えた女性改革派の氷華隊と、飢えた政府の雇われ浪士たちの夢狼軍。 当時流行り始めていた合コンというのをやろうと計画。 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
朝霧雫 (あさぎり しずく) |
17 | ♀ | 氷華隊隊長。男らしく、大雑把なところが多々あり。あずさとは幼少の頃から育ち、慕っている。一人称オレ |
天満あずさ (てんま あずさ) |
12 | ♀ | 氷華隊副隊長。隊長を慕う忠誠心の強い、頭のよく切れる。氷華隊のまとめ役。 |
姫宮殊音 (ひめみや ことね) |
9 | ♀ | 氷華隊奇襲部隊隊長。甘い物には目がなく、部下を使って甘味処を調べている。12歳の小さい元気娘。 |
川月かりん (かわつき かりん) |
9 | ♀ | 氷華隊二番隊長。隊長級では一番女の子らしさがある(?)甘い物同盟を殊音と結んでいる。 |
井上政人 (いのうえ まさと) |
7 | ♂ | 政府高官。女性は家事だけをするべきと古い考えの持ち主。 |
斉藤龍太 (さいとう りょうた) |
9 | ♂ | 夢狼軍リーダー。お人好しな一面を持ち合わせた人物。朝倉とは幼馴染で林とは師弟関係 |
朝倉賢人 (あさくら けんと) |
4 | ♂ | 夢狼軍サブリーダー。野心家で、無口。頭脳派らしく、戦略・作戦指揮の一切を担っている。 |
松林秀次郎 (まつばやし しゅうじろう) |
8 | ♂ | 斉藤たちに魅かれて入った。まだ12歳ではあるが、四番隊長を任されている。ちょっと生意気 |
林和樹 (はやし かずき) |
7 | ♂ | 学問所の先生として、新政府のあり方を説いてきた。志ある斉藤たちの成長を見届けるためについてきた。哲学者 |
大島大吾 (おおしま だいご) |
2 | ♂ | 食いものには目がない軍内一の優しい心の持ち主。結構巨体のため、見た目でビビる。 |
001 | あずさ | 「待て!」 |
002 | かりん | 「政府高官の井上政人であるとみた」 |
003 | 井上 | 「む、何奴だ?」 |
004 | 殊音 | 「女性解放軍、氷華隊」 |
005 | 井上 | 「氷華隊だと?」 |
006 | あずさ | 「井上、其方は女性参政について強く反対し、我が同志である女性解放軍らを逆賊と定め、弾圧しているという」 |
007 | 井上 | 「女は政治などに加わらなくてよいだろうが」 |
008 | かりん | 「我々は断固抵抗する!」 |
009 | あずさ | 「逆賊指定を取り消し、弾圧行為を直ちに止め、女性の地位を認めろ!」 |
010 | 井上 | 「言われてやめるわけがないだろ」 |
011 | 雫 | 「はなから貴様には期待していない」 |
012 | あずさ | 「人誅を下す」 |
チャキ…(一斉に刀を抜く) | ||
013 | 井上 | 「む?者共、出合え!出合え!」 |
014 | かりん | 「人誅!」(井上の護衛を斬る) |
015 | 雫 | 「覚悟しな、井上。我々は今の政府を滅ぼす」 |
016 | 井上 | 「そのようなことできるわけないだろ」 |
017 | 雫 | 「大丈夫だ、お前がそれを見ることはない。ここで死ぬのだからな」 |
018 | 井上 | 「な……」 |
019 | 雫 | 「人誅ッ!」(井上を斬る) |
020 | あずさ | 「さて…隊長、次は誰に人誅を下しますか?」 |
021 | 雫 | 「そうだな…高官はだいぶ襲撃してきた。それなりの打撃は与えているだろ。そろそろ…」 |
022 | 殊音 | 「大臣クラス〜?」 |
023 | かりん | 「政府を根本的に動かすにはそうなるもんね」 |
024 | あずさ | 「西谷公毅がいいかと」 |
025 | 雫 | 「大蔵大臣か」 |
026 | 殊音 | 「よし、決定だねっ!」 |
027 | かりん | 「決定したところで…朝霧隊長、この前の打ち上げの話!」 |
028 | 雫 | 「この前?」 |
029 | 殊音 | 「あー、忘れてるー」 |
030 | 雫 | 「へ?何の話?」 |
031 | かりん | 「合コンの予定立てるって言ったでしょー」 | 032 | 雫 | 「オレ言った?」 |
033 | あずさ | 「隊長はかなり泥酔していたご様子…記憶にないのも無理はないかと」 |
034 | 雫 | 「やば、何言ったんだろ」(焦り気味) |
035 | 殊音 | 「『ま、オレの手にかかればそこらの男なんかイチコロで落とせるぜ』って」(口調を真似るようにかっこよく言う感じで) |
036 | 雫 | 「言った記憶がない…」(頭を抱えながら) |
037 | 殊音 | 「で、で、『今度お前たちにも分けてあげるわ』って上から目線で、そして合コンの予定立てるって約束したんだよぉ?」 |
038 | あずさ | 「私は知りませんよ?グデグデの隊長の介抱で大変だったので……洗濯したばかりの私の袴を汚してくれましたもの」(太字強調するように) |
039 | かりん | 「ウチは明日でもいいよ〜」 |
040 | 殊音 | 「じゃ、明日〜」 |
041 | 雫 | 「いや…」(気まずそうにあずさを見る) |
042 | あずさ | 「私に振らないで頂きたい。隊長が判断するものだ。あーでも、士気を上げる必要もあるかもしれぬな。不満をためておくのも問題行動が起きるかも知れぬしー」(きっぱりと断った後、適当でどうでもいいというような放棄気味な口調で) |
043 | 雫 | 「それって有無を言わせないんじゃ…」 |
044 | かりん | 「かっこよくてー、金持ちがいいな」 |
045 | 殊音 | 「奢ってもらえるような優しい人がいい!」 |
046 | 雫 | 「…はぁ、あずさ。旅籠の東屋(あずまや)で申し込み、お願いね」(面倒そうに言う) |
047 | あずさ | 「隊長が行って下さい」 |
048 | 雫 | 「副隊長が仕切るもんだ」 |
049 | あずさ | 「宴会部長は隊長だ」 |
050 | かりん | 「二番隊長、川月かりん。見廻り行ってきます」(早々に立ち去る) |
051 | 雫 | 「これは子供のお使いってことで…」 |
052 | 殊音 | 「殊音、用事思い出した!じゃ、じゃねタイチョっ!」(棒読みでそそくさ立ち去る) |
053 | あずさ | 「いってらっしゃい、隊長」(にこにこで見送る) |
054 | 雫 | 「はぁ…はいはい…」(大きくため息をつく) |
055 | 朝倉 | 「井上政人が西田屋の裏で暗殺されたそうだ」 |
056 | 秀次郎 | 「誰それ?」 |
057 | 林 | 「政府の高官ですよ。大蔵省の西谷さんと密な関わりがあったとか…」 |
058 | 斉藤 | 「殺ったのは女性解放軍か?賢ちゃん」 |
059 | 朝倉 | 「そう見て間違いないだろう」 |
060 | 斉藤 | 「最近さらに活発してる気がするな」 |
061 | 林 | 「少々度が過ぎていますね…デモ時はまだよかったのですが…」 |
062 | 朝倉 | 「排斥するしかないな。見廻り回数を増やすべきだ」 |
063 | 秀次郎 | 「夜中かぁ…ねむねむなんだよね…」(嫌そうに) |
064 | 斎藤 | 「秀次郎は待機していてもいいぞ?まだ子供だもんな」 |
065 | 秀次郎 | 「な、子供扱いしないでよねっ」(頬を膨らませて怒るように) |
066 | 林 | 「女性たちの思想が変わりつつあるのかもしれませんね。斎藤君、少し我々は女性を排斥し過ぎなのではないでしょうか?まずは相手を知ることが大事なのかも知れません」 |
067 | 斎藤 | 「敵を知るってことか?」 |
068 | 林 | 「いえ、何も危険を冒してまで女性解放軍と接触しろというわけではなく、普通の女性などと交流してみてはどうでしょうかとのお話です」 |
069 | 秀次郎 | 「リーダー、合コン!!」 |
070 | 斉藤 | 「合コン…かぁ」 |
071 | 大島 | 「女の子より飯の方がいいだ…」 |
072 | 斉藤 | 「お前は飯があれば何でもいいだろ」 |
073 | 秀次郎 | 「お嫁さんは白い肌の美人さんじゃないとダメだもんねw」 |
074 | 大島 | 「そうだす。ほかほかの温かいのじゃないと」 |
075 | 秀次郎 | 「『ひかりこまち』が候補だもんね」 |
076 | 斉藤 | 「お米かよっ!」 |
077 | 秀次郎 | 「ってことで、リーダーお願いねー」 |
078 | 林 | 「秀次郎君は別意味でモテそうですものね」 |
079 | 斉藤 | 「賢ちゃんはどう思う?」 |
080 | 朝倉 | 「俺はやらんでいいと思うが。敵は敵でしかない。知ったところでどうするというのだ」 |
081 | 林 | 「凝り固まった独断と偏見の思想は大変危険ですよ」 |
082 | 斉藤 | 「多数決の世の中だ。反対票1に、賛成票2ならば行かねばならぬだろうよ」 |
083 | 秀次郎 | 「可愛い子とだよ、リーダー」(手を振りながら見送る) |
084 | 斉藤 | 「選択の余地なしだろ。顔なんて会ってみないとわからんし」 |
085 | 林 | 「東屋(あずまや)が評判いいらしいそうですよ、よい縁組ができるそうです」 |
086 | 斉藤 | 「じゃ、東屋(あずまや)に行ってくるとするか」 |
作者のツブヤキ |
始まりました、夢見しあの日。 元々声物語劇団管理下作品だったのですが、保管していたところでどうせ作品にならないだろうってことで、 一般公開用のフリーにすることにしました。 シリーズものなので一回一回の声劇ではやりにくいかもしれませんが、よければどうぞっ |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |