狼と虎と熊

狼と虎と熊

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:4
総セリフ数 105
製作日 2010/3/27〜2010/3/30
概要説明  名前よりあだ名が付けられた女の子たち。名前のままに彼女たちには秘められた裏の顔が…
そんな彼女たちが廊下で正面衝突!!
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分半程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
篠崎 狼華
(しのざき ろうか)
31 通称孤高の狼。一匹オオカミな性格で、プライドが高い。ついつい人を突き放す言動をするが、本当はさみしがり屋
宮本 仔虎
(みやもと ことら)
28 通称返り血の赤虎。誰に構わず噛みつき、もめ事を起こすトラブルメーカー。精神年齢が幼い…
熊谷 朱莉
(くまがい あかり)
22 通称腹ペコペアー。長身でいつも食べ物を携帯している。一応温和な性格で仔虎の親友であり、仔虎の暴走を止める仲介役
男子生徒 13 通行人の男子生徒
女子生徒 11 通行人の女子生徒






【学校の廊下】(狼華を生徒たちが避けて道をあけていく)

001 男子生徒 「おい、見ろよあれ」
002 女子生徒 「え…あれ」
003 男子生徒 「一匹狼の篠崎 狼華だ…」
004 女子生徒 「しっ、関わらない方がいいわよ。あの人プライド無駄に高いらしいから」
005 男子生徒 「人とつるむことを極度に嫌い、彼女と対等と付き合える者がいないらしいぞ」
006 女子生徒 「繁華街で絡んできた黒服の男たちを路地裏でボッコボコにしたとか…」
007 狼華 「ンッ!」(周囲を睨みつける)
008 男子生徒 「やべぇっ」(慌てて眼をそらす)
009 女子生徒 「殺られる…」(壁にはりつく)
010 男子生徒 「わっと…あの、すんまっ…あばぁっ」(反対方向から来た人にぶつかられ殴られる)
011 女子生徒 「誰に構わず噛みつく虎の宮本 仔虎だわ…」
012 仔虎 「うっさいわね…邪魔なの」
013 男子生徒 「孤高の狼と赤虎の一騎討ちだ…」
014 女子生徒 「仔虎って通称、返り血の赤虎って言われていて…」
015 男子生徒 「繁華街で歩いていた刺青していた男たちに噛みついて血まみれにしたらしいぞ…」
016 狼華 「お前…邪魔なんだけど」
017 仔虎 「そっちがどきなさいよ、あたしが先に来たんだから」
018 狼華 「あん?」(仔虎を見下す)
019 仔虎 「おぉぅ?」(狼華を見上げる)
020 男子生徒 「おぃおぃ、マジかよ…マジではじまんのか?」
021 女子生徒 「2-Aの虎と2-Bの狼…」
022 狼華 「やんのか?」
023 仔虎 「上等だコラァ」
024 狼華 「ゆっとくけど、お前なんか瞬殺なんだからな」
025 仔虎 「何それ、今更びびってんの?」
026 狼華 「はぁ?」
027 仔虎 「道開けとけば良かったって後悔しても遅いんだから」
028 男子生徒 「…廊下広いんだから十分すれ違えるよな…」
029 女子生徒 「狼華さんプライド高いから…」
030 狼華 「そんなこと言うのは…この鼻か?」(顔面めがけてパンチを繰り出す)
031 仔虎 「バッカじゃないの?鼻が言葉喋るわけないじゃない」(パンチ受け止める)
032 狼華 「それもそうだな、この頭だなっ」(額殴る)
033 仔虎 「ぐ…、そこはおでこだっつーのっ!」(腹部に頭突きする)
034 狼華 「おぼっ…、こんの…やったなっ!」(頬殴る)
035 仔虎 「うっさいっ!!」(やり返す)
036 男子生徒 「すさまじいケンカだな…」
037 女子生徒 「先生呼んだ方がいいのかなー…」
038 仔虎 「鼻血出てやんのっ」
039 狼華 「はん、唇切ってるやつが何言ってんだ」
040 朱莉 「こーら、トラっまたケンカしてっ」
041 男子生徒 「あれは…って、デカッ」
042 女子生徒 「2-Cの通称腹ペコペアー…彼女の鋭い一撃はクマをも仕留めるという…というか、彼女自身がクマ?」
043 男子生徒 「繁華街でお店のメニューを端から端まで注文して完食したという猛者だとか」
044 仔虎 「あかりんっ、だってこいつが…」
045 狼華 「なっ、お前が道を開けないから…」
046 朱莉 「ふんっ」(仔虎の後頭部にチョップ)
047 仔虎 「ごふっ…」(白目剥いて気絶する)
048 狼華 「へ?」
049 朱莉 「トラが迷惑かけたみたいでごめんね」
050 狼華 「あ…いや…」
051 朱莉 「私から叱っておくから。怪我はない?」
052 狼華 「あ…うん…」
053 朱莉 「って鼻血出てるか…よしっ保健室行こうっ」(仔虎担ぎ、狼華に微笑みかける)
054 男子生徒 「腹ペコペアーって赤虎や狼と違って優しいんだな…」
055 女子生徒 「慈愛の母熊って感じ…」



【保健室】(朱莉が二人の治療する)

056 朱莉 「いやぁはっはっはっ、あんな広い廊下で道の取り合いだって?」
057 狼華 「別に自分は…」
058 朱莉 「トラはよく噛みつくからなー」
059 仔虎 「だって…なんかムカついたんだもん」
060 狼華 「な…理由もなしに襲いかかってきたのかっ!?」
061 仔虎 「あんたがムカついたって言ってんでしょっ」
062 朱莉 「トラの悪いとこだ」
063 狼華 「…まぁ自分多少イライラしていたかもしれない」
064 朱莉 「イモ食え、イモ。ほら、干しイモ食うか?」
065 狼華 「なっ、どこから…いや、いい」
066 朱莉 「ほらーカルシウム不足しているからイライラするんさー」
067 仔虎 「むちゃむちゃ…」(干し芋頬張っている)
068 朱莉 「ほら、トラ。謝れ」
069 仔虎 「んぐっ…、何であたしが謝んないといけないんだっ。先に手出したのはそっちだって!」
070 朱莉 「私の干し芋食べたから」
071 仔虎 「…ごめんなさい」(朱莉に頭下げる)
072 狼華 「いや、謝る方間違っているだろっ!?」
073 仔虎 「えー?」
074 朱莉 「そなの?」
075 狼華 「そうでしょっ!何で廊下歩いていたら突然絡まれて鼻血出さないといけないのっ」
076 仔虎 「鼻血出たがってたんだから仕方ないじゃん」
077 狼華 「んなわけあるかっ」
078 仔虎 「じゃ、変なこと妄想してたんだ。やらしー」
079 狼華 「もっかいムッコロスぞっ」(ボキボキ指鳴らす)
080 朱莉 「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて」
081 仔虎 「ふぅー…いくら孤高の狼とか言われてるからって野生度高いんじゃない?」
082 狼華 「んだとっ!?」
083 朱莉 「まぁまぁ…」
084 仔虎 「孤高の狼って友達もいなくて一人ぼっちなんでしょ、どーせ」
085 狼華 「なっ…」
086 朱莉 「そなの?なら友達になろっか?」
087 狼華 「ふざけっ…へ?」(目を丸くして朱莉を見る)
088 朱莉 「仔虎も友達だけど君も友達にならないかいっ」
089 仔虎 「えー、あかりん、こんなのの友達になるの?」
090 朱莉 「私は学校生活が退屈しなければいいからさー」
091 狼華 「あ…う…」
092 朱莉 「熊谷 朱莉。私、朱莉。人によっては腹ペコペアーって呼んでるみたいだけどね」
093 仔虎 「あかりんはいつも血に飢えているから人をとって食うの」
094 朱莉 「またまたー、私はトラの仕留めた獲物をぱっくり喰らうだけだよー」
095 狼華 「喰らう…?」
096 仔虎 「あんたの名前は?」
097 狼華 「狼華…」
098 仔虎 「これであんたは孤高なんて言われないわよ」
099 狼華 「あ…うん…」
100 朱莉 「いやぁ、呼び方変わるのが面白くてあだ名ついている人たちを探し回っているのさ、私は」
101 仔虎 「ま、あたしは本能のまま戦ってるんだけどね」
102 狼華 「何故か気付くといつも一人になっていて…」
103 仔虎 「それ、センスあるよ」
104 朱莉 「今日から友達だからガンガン付き合っちゃおう!」
105 狼華 「おぅ!」






作者のツブヤキ
 よく意味のわからないものをまた作ってしまったわけですね、はい。
一匹狼とか、虎っ子が書きたかっただけです。名前のまんまの子って奴をね。
狼華が「孤高の狼」から「はぐれ狼」になったというのはまた別のお話。
いや、ほんと眠かったんですって…書き直す気は…なさそうですね。

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