シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:2♀:2 |
総セリフ数 | 109 |
製作日 | 2010/3/18〜2010/3/18 |
概要説明 | 大切な使命を果たすべく旅を続ける一行。暗くなったので野営の準備を進める。 料理当番のラエルは夕飯の支度を始め、ミーナは手伝いに来た。 女の子の話はいつしか嫉妬交じりの憧れになっていた。 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 8分半程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
テテロ | 10 | ♂ | メンバーのリーダー的存在。ミーナの良き理解者として行動を共にしている。 |
ミーナ | 32 | ♀ | 見た目容姿可愛く、パーティ外からも人気者。大切な使命を帯びて旅している。 |
ラエル | 44 | ♀ | ミーナを殺害する使命を破り、旅に加わる。強い信念を持つテテロに憧れている。 |
カカモ | 13 | ♂ | テテロの幼馴染。ちょっとした冒険のつもりでついてきたが、帰るに帰れなくなった。 |
アノン | 10 | ? | ラエルの村の殺し屋。ラエルを狙っていたが・・・。絶望を見て楽しむことが好き。 |
001 | テテロ | 「おーい、今日はここらで野営をするぞー」 |
002 | カカモ | 「えーと・・・今日は」 |
003 | ラエル | 「あたしだね、料理当番」 |
004 | カカモ | 「やった。正直、テテロが担当だと鍋にしかなんないんだもん」 |
005 | ラエル | 「はははっ、作りやすいからだろうね」 |
006 | カカモ | 「ワンパターンっていうかさ・・・毎回毎回飽きちゃうんだよね」 |
007 | ミーナ | 「中に入れるものを変えるとかー、味を変えてみるとか」 |
008 | カカモ | 「根本的に変えて欲しいよね、鍋じゃなくてっ」 |
009 | ミーナ | 「そうかなー、私は別にいいけど・・・」 |
010 | ラエル | 「まーね、栄養のバランスは偏っちゃうかな。あれだと」 |
011 | カカモ | 「ラエルの作る料理って何でも美味しいからさ」 |
012 | ラエル | 「あんがと」 |
013 | ミーナ | 「今日は何作るの?」 |
014 | ラエル | 「んー、野菜ハンバーグにでもしようか」 |
015 | カカモ | 「お、ハンバーグっいいね!」 |
016 | テテロ | 「おーぃ、カカモー。手伝ってくれー」 |
017 | カカモ | 「あ、うんっ。今行くー」 |
018 | ラエル | 「さーてっ、パパッと作っちゃいますかー。腹ペコ諸君のために」 |
019 | ミーナ | 「あ、ラエル。何か手伝うよー」 |
020 | ラエル | 「お、そっか。じゃ、野菜切るのを手伝っておくれよ」 |
021 | ミーナ | 「はーい」 |
022 | ラエル | 「一人でできるっちゃあ、できるけど。二人よりは時間かかるからね。助かるよ」 |
023 | ミーナ | 「ラエルってお料理上手だよねー」 |
024 | ラエル | 「なんだい?突然」 |
025 | ミーナ | 「んーん、突然じゃなくてずっと思ってたの」 |
026 | ラエル | 「何言ってんだい。カレーなんかミーナの作る方が美味いじゃない。ミーナカレー」 |
027 | ミーナ | 「ラエルの方が難しいお料理沢山できるし、すごいよー」 |
028 | ラエル | 「どんなに頑張っても何回作ってもカレーだけは上手くいかないんだよ」 |
029 | ミーナ | 「そうかな・・・、じゃあじゃあ、今度一緒につくろっ。ねっ?」(ラエル見て微笑む) |
030 | ラエル | 「ミーナ、前、前っ」 |
031 | ミーナ | 「痛っ」(包丁で指切る) |
032 | ラエル | 「あちゃー、包丁使う時はちゃんと見ながら切んないと」 |
033 | ミーナ | 「えへへ・・・」 |
034 | ラエル | 「ほら、貸してみ」 |
035 | ミーナ | 「包丁?」 |
036 | ラエル | 「指だよ、切った指」 |
037 | ミーナ | 「あ、大丈夫だよー。痛いの痛いのとんでけーしてれば・・・」 |
038 | ラエル | 「馬鹿言ってないで、ほらっ」 |
039 | ミーナ | 「あ・・・」 |
040 | ラエル | 「んっ・・・ちゅっ」(指、口に含む) |
041 | テテロ | 「・・・うお、見ちゃいけないもの見たっ」 |
042 | カカモ | 「もぅ、テテロは食事の用意っ」(耳引っ張って連れて行く) |
043 | テテロ | 「アテテ、耳、耳引っ張んななって」 |
044 | ラエル | 「ほい、出来上がり」 |
045 | ミーナ | 「あ・・・、ありがとう」(照れて頬を赤らめる) |
046 | ラエル | 「・・・ドジで可愛くて、皆から好かれていて・・・ミーナが羨ましいって思ったさ」 |
047 | ミーナ | 「ラエル・・・」 |
048 | ラエル | 「あたしはさ、元々あんたたちの命狙ってたし、嫌われて当たり前だし・・・掟破りだから村の皆からも嫌われていて・・・」 |
049 | ミーナ | 「ううん、ラエルもドジだし可愛いよ。それに私より料理上手だし、色々知っているし・・・それからえーと・・・えーと」 |
050 | ラエル | 「ミーナ・・・」 |
051 | ミーナ | 「ラエルの方がすっごいよ♪」(笑顔で言う) |
052 | ラエル | 「ありがとう。・・・・・・でも、ドジは褒め言葉じゃないよ」(ありがとうの後、呟くように) |
053 | ミーナ | 「あれ・・・そなの?」 |
054 | ラエル | 「でも、きっとミーナは立派なお嫁さんになれると思う」 |
055 | ミーナ | 「ん・・・。でもね、それはこの旅が無事に終わったらのお話」 |
056 | ラエル | 「無事に終われるさ。テテロもカカモもいるんだから」 |
057 | ミーナ | 「んーん、違うの。私の使命・・・そんなに甘くないから」 |
058 | ラエル | 「大丈夫っ、女のあたしだっているんだからさっ。野郎に言えない事も相談に乗ってあげるから」 |
059 | ミーナ | 「ラエル・・・ありがとね」 |
060 | ラエル | 「いいってこと。普通の女の子らしくいっぱいいっぱい夢見て、いい嫁さんになんな」 |
061 | ミーナ | 「お嫁さん・・・か」 |
062 | ラエル | 「ミーナには我慢した分、幸せになる権利があんだからっ。なっ」 |
063 | ミーナ | 「うんっ」 |
064 | ラエル | 「そのために犠牲があったって・・・気にしてちゃダメさ」 |
065 | ミーナ | 「・・・犠牲?」 |
066 | ラエル | 「いんや、こっちの話さっ」 |
067 | テテロ | 「おーぃ、飯はまだかーっ」 |
068 | カカモ | 「もぅ、テテロったら・・・」 |
069 | ラエル | 「ほら、ウチの腹ペコ野郎共がうるさいからさっさと持ってこうか」 |
070 | ミーナ | 「うんっ」 |
071 | ラエル | 「・・・あ、ミーナ先持って行って皆と食べてておくれ。あたしはも少ししたら行くからさ」 |
072 | ミーナ | 「あ、うん。冷めない内にねー」 |
073 | アノン | 「・・・花嫁とは笑わせてくれる」(木陰に立つ影) |
074 | ラエル | 「アノン、あんたいつからそこにっ」 |
075 | アノン | 「気配に気付くとはなかなかだ・・・」 |
076 | ラエル | 「何の用なんだいっ。あたしの命をねらって・・・」 |
077 | アノン | 「まぁ、そんなちんけなもんを狙うのもいいが・・・、絶望も面白いかな。とね」 |
078 | ラエル | 「絶望・・・まさかっ」 |
079 | アノン | 「そぅ・・・。あの女に渡すぐらいならいっそ殺してしまった方がお前のためでもあるだろ?」(ニヤリと笑う) |
080 | ラエル | 「やめろっ、テテロは関係ないだろっ」 |
081 | アノン | 「いずれはあの女もお前も消す。ならば、楽しんでおかないとな」 |
082 | ラエル | 「ふざけるなっ」 |
083 | アノン | 「くくくっ、ワタシと闘うというのかね。浅はかな」 |
084 | ラエル | 「ごめんな・・・ミーナ。約束・・・一緒に料理できそうにないや・・・」(ふっと悲しそうに笑う) |
085 | アノン | 「さぁ、裏切り者ラエル。かかってこぃっ」 |
086 | ラエル | 「言われなくても行ってやるさっ」 |
087 | テテロ | 「ん?ラエルはどうした?」 |
088 | ミーナ | 「もう少ししたら来るって言ってたけど・・・なんかそわそわしてたし」 |
089 | テテロ | 「何してんだか・・・」 |
090 | カカモ | 「もぅニブチンだなぁ、テテロは。女の子がそわそわして少しだけ遅れるったらあれしかないでしょ」 |
091 | テテロ | 「ん?あれ?」 |
092 | カカモ | 「トイレだよ、トイレ」 |
093 | ミーナ | 「そっかー、トイレかー」 |
094 | テテロ | 「んじゃあ、仕方ないよな。あんま遅いと冷めちまうぜ」 |
095 | カカモ | 「テテロはデリカシーないんだからー」 |
096 | ミーナ | 「そだねー」 |
097 | テテロ | 「なんだよ、バカにしてー」 |
098 | カカモ | 「わっ、テテロが怒ったー」(ふざけ笑い) |
099 | ラエル | 「か・・・はっ・・・」 |
100 | アノン | 「ふん・・・、貴様に夢など似合わぬこと・・・」 |
101 | ラエル | 「ふふ・・・いいだろ・・・あたしだって夢ぐらいは・・・・・・」 |
102 | アノン | 「バカな女だ・・・ライバルに肩入れするとはな」 |
103 | ラエル | 「・・・夢しか・・・夢しか見れないんだから・・・叶わぬ夢なら・・・夢だけでも見させてくれよ・・・」 |
104 | アノン | 「・・・せいぜい苦しみながら消えろっ」 |
105 | ラエル | 「・・・く、あたしに花嫁なんて・・・似合わないんだからさ・・・夢だけでも・・・夢だけ見させて・・・」 |
106 | ミーナ | 「――エルー、ラエルー?どこー?」 |
107 | ラエル | 「せめて・・・あの子だけは・・・夢で終わって欲しくない・・・ね」 |
108 | ミーナ | 「ラエルー、ラエルー?」 |
109 | ラエル | 「・・・テテロと、幸せに・・・な・・・ミーナ・・・」 |
作者のツブヤキ |
お料理作る嫉妬クラブの話からどこまで跳躍してるんだ俺。 いいや、酔ってます、絶対。うん。本編書いてる最中一滴も飲んでないくせにツブヤキ書く時には・・・あれ?よくよく考えたら炭酸しか飲んでねーよ。 グレープフルーツジュースしか飲んでねーので酔ってるはずがないわけですが・・・文章が酷いですねって元からか。 というわけで無理矢理泣きに持って行きやがりましたね。 ラエルが可哀想ってレベルじゃなくなったぞ、ぉぃ。最初ッから善人で生きろ的なこと書かれてるよ。 最初悪役だったら今後死亡フラグしかないぞ的な・・・。酷い話だ、うん。 だが、後悔はしていない。 |
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