シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:3♀:3 |
総セリフ数 | 100 |
製作日 | 2010/3/15〜2010/3/15 |
概要説明 | 高級料亭に遊女を呼んで今宵も贅沢な宴・・・。 前回の闇鍋で精神的にかなり懲らしめられた(ハズの)悪代官が再びやってきたのだが。 代官を差し置いて特別待遇を受けている者がいるらしい。 ブチギレた代官が捕らえるために部屋へと向かったのだが・・・。 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 8分程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
竹山(代官) (たけやま《だいかん》) |
36 | ♂ | 代官を務める男。女遊びが好きでちょくちょく高級料理亭で宴会を開く。 |
さく | 5 | ♀ | 料亭で奉公している娘。まだ慣れていないためか見てて危なっかしい。 |
月代 (つくよ) |
11 | ♀ | 山代太夫。都の華とまで謳われる美しさを持っている。 |
女将 (おかみ) |
19 | ♀ | 料亭の若女将。突発的な企画者で、お偉いさんからも人気者。 |
役人 | 20 | ♂ | 奉行所の役人。代官のお付として行動を共にしている。 |
領主 | 8 | ♂ | この地を治める領主様。代官の上司にあたる。さくを可愛がっている。 |
001 | 役人 | 「前回は酷い目に遭いましたからね・・・」 |
002 | 代官 | 「言うな・・・あれはあれなりのおもてなしだったのだ」 |
003 | 役人 | 「おもてなしって・・・あれはどう考えても嫌がらせじゃ・・・」 |
004 | 代官 | 「・・・行きつけの料亭ではなかったら全員しょっ引いてたわ」 |
005 | 役人 | 「懲りずにここに来る竹山様も竹山様ですが・・・」 |
006 | 代官 | 「ふふっ、おぬしも悪よのぅ」 |
007 | 役人 | 「いやいやぁ、お代官様ほどではないですよぉ」 |
008 | 代官 | 「なんでじゃぁっ」(スパンと役人の頭を叩く) |
009 | 役人 | 「あばぁっ!?」 |
010 | 代官 | 「何でわしがお前より悪なんだ!」(ブチギレ) |
011 | 役人 | 「ははーっ、失礼しましたっ」(慌てて土下座) |
012 | 代官 | 「・・・うむ、わかればよろしい」 |
013 | 役人 | 『挨拶じゃなかったのかいっ・・・』 |
014 | 代官 | 「ほれ、女将。酒を持て来い」(パンパンと手を叩き呼ぶ) |
015 | 月代 | 「・・・失礼します」 |
016 | 役人 | 「そ、そなたは!?」 |
017 | 代官 | 「月代か」 |
018 | 月代 | 「名を覚えて頂きまして光栄でございます・・・山代太夫の月代でございます」 |
019 | 代官 | 「そなたほどの美しき女子の名前なぞ忘れるものか」 |
020 | 月代 | 「嬉しい限りですわ、お代官様。またのご指名誠に有難うございます」 |
021 | 代官 | 「いや、何、良い良い」 |
022 | 役人 | 「あれ・・・呼んだ覚えないんだけどなぁ・・・」(呟く) |
023 | 代官 | 「ほれ、さっそく宴を始めようぞ」 |
024 | 役人 | 「女将、酒だ酒!」 |
025 | 女将 | 「あら、いらっしゃいましたの」(入ってくるなり言う) |
026 | 代官 | 「いたら悪いか」 |
027 | 女将 | 「あらあら、誰もそのようなことおっしゃっておりませんわ」 |
028 | 代官 | 「前回はエライ目に遭ったからな・・・今日はたっぷり尽くしてもらうぞ」 |
029 | 女将 | 「嫌ですわ、お代官様ったら・・・。あれはおもてなしの一環でしたのに」 |
030 | 代官 | 「ならば今宵ももてなして貰わねばな」 |
031 | 女将 | 「また闇鍋をご注文ですか」 |
032 | 役人 | 「ふざけるなっ、あんな不味いもの出したら承知しないぞ!牢にぶち込むぞ」 |
033 | 月代 | 「まぁ・・・お代官様、こわぁい・・・」(わざとらしく抱きつく) |
034 | 代官 | 「よしよし・・・、これ、言い過ぎだ、デクノボウ」 |
035 | 役人 | 「はっ、申し訳ございません・・・竹山様」 |
036 | 女将 | 「高級料亭の名に負けぬ献立で今回も勝負させて頂きますわ」 |
037 | 代官 | 「そうだな・・・女体盛りをお一つ頂こう、酒の肴にの」(にやりと笑う) |
038 | 女将 | 「年老いた母でよろしければ喜んで用意できますが」 |
039 | 代官 | 「何故、老婆の女体盛りを見なきゃいけないんだっ」 |
040 | 女将 | 「それが嫌でしたら遊郭にお行き遊ばせ」 |
041 | 代官 | 「ぬぅー・・・、この前の女中はどうした、彼女がいるではないかっ」 |
042 | 女将 | 「他のお客様のお相手をなさってます」 |
043 | 役人 | 「この方をどなたと心得ておられる!!恐れ多くもこの地を治めておられる竹山代官様であられるぞ」 |
044 | 女将 | 「存知あげております、お代官様」 |
045 | 代官 | 「ならば、その客からすぐに女中を引き離して寄越せ」 |
046 | 女将 | 「それは無理でございます」 |
047 | 代官 | 「何故だっ」 |
048 | 女将 | 「お客様ですから・・・いくらお代官様のご命令と言いましても」 |
049 | 役人 | 「一体何様のつもりなんだ、その無礼者は!!」 |
050 | 代官 | 「いいから連れ来いっ、連れて来なければ貴様を牢に入れるぞっ」 |
051 | 月代 | 「お代官様ぁ、落ち着いてくださいな」 |
052 | 女将 | 「・・・ご案内致しますので直接直訴されて下さいませ」 |
053 | 役人 | 「その者を呼んで参れっ!」 |
054 | 女将 | 「それはなりません・・・」 |
055 | 代官 | 「えぇいっ、そんなにそやつが大事かっ」 |
056 | 女将 | 「大事でございます」 |
057 | 代官 | 「あい、わかった。そやつをしょっ引きに行くぞ」 |
058 | 役人 | 「はっ」 |
059 | 女将 | 「では、ご案内致します」 |
060 | 月代 | 「お代官様、穏便にお願いしますわ・・・」 |
061 | 代官 | 「わしよりいい待遇されている奴が許せんのだ、穏便なんかできるかっ」 |
062 | 女将 | 「お客様は松の間にいらしゃいますので」 |
063 | 代官 | 「なにぃっ、松だとっ。わしの部屋ではないかっ」 |
064 | 役人 | 「だから松の間が取れなかったのか」 |
065 | 月代 | 「松どころか竹も取れなく、梅になったんですけどね」 |
066 | 代官 | 「何ぃっ、梅の間だったのか、あれは!!」(役人を白目で見る) |
067 | 役人 | 「ひぃっ、お許し下さい、竹山様ぁっ」 |
068 | 代官 | 「えぇいっ、不埒者を捕らえるしかないっ」 |
069 | 女将 | 「こちらでございます・・・」 |
070 | 代官 | 「えぇぇいっ、不埒者ッ!!わしに無礼をはたらいた罪で・・・」(障子を勢いよく開け、乗り込む) |
071 | さく | 「ほぇ・・・」(驚いて入ってきた人を見る) |
072 | 領主 | 「・・・ほぅ、不埒者?」 |
073 | 代官 | 「お・・・え・・・あ・・・」 |
074 | 領主 | 「我が宴の邪魔をする者は何者か?」 |
075 | 月代 | 「あちゃー・・・」 |
076 | 役人 | 「な・・・領主様・・・」 |
077 | 代官 | 「う・・・よ、酔っ払って世迷いごとを・・・」 |
078 | さく | 「あー、お代官様だー」 |
079 | 代官 | 「なっ・・・ばっ・・・」 |
080 | 領主 | 「何、代官だと?」 |
081 | 代官 | 「あ、いや、庶民です・・・よ?ははっ」 |
082 | 月代 | 「この殿方、お偉〜いお代官様なんですって」 |
083 | 女将 | 「気に食わないことがございましたようで、しょっぴぎに来られました」 |
084 | 領主 | 「ほぅ、しょっぴぎに・・・。誰をですかな」 |
085 | 代官 | 「いやぁ・・・飼っていた猫をさがしていて・・・いやぁははは・・・」 |
086 | 月代 | 「あれ、お代官様・・・この松の部屋使ってる者を捕まえに来たのではないのぉ?」 |
087 | 領主 | 「我のことか?」 |
088 | 代官 | 「こ、これ、月代!・・・あ、いえ、領主様・・・ちがっ」 |
089 | さく | 「竹山様はこれからでしたよね?」 |
090 | 代官 | 「あ・・・いや、わしらはもう終わっ・・・」 |
091 | 領主 | 「ほぅ、無礼者とは飲めないとな」 |
092 | 代官 | 「あ・・・いえっ滅相もないっ!!」 |
093 | さく | 「折角なんで一緒に飲んでいきましょうよ」 |
094 | 役人 | 「あ・・・いや、火急の用事が・・・」 |
095 | 領主 | 「無能な付き合いの悪い部下を持つと大変よのぅ?」(代官と役人を見る) |
096 | 代官 | 「よ、喜んでお供させて頂きますぅっ」(土下座) |
097 | さく | 「私お酒持ってきますね」 |
098 | 女将 | 「では、飲み代はお代官様につけておけばよろしいですね」 |
099 | 代官 | 「はぃぃぃぃっ」 |
100 | 領主 | 「さてと・・・今宵もまだ長い。存分に飲もうぞ」 |
作者のツブヤキ |
059の闇鍋奉行に続いて第二弾ですね。 本当は光鍋奉行を書こうと思っていたのですが、微妙に路線が変更になりましたね。 愚かな奉行を書いているのも微妙に楽しいもので悪を懲らしめると楽しいですよね。 女将たちの態度が前回よりさらに酷くなっている気がしますねw まぁ、さく以外はきっとSっ気たっぷりの女性陣なんでwww |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |