The stone of the hope 第4話

The stone of the hope 第4話

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:4
総セリフ数 113
製作日 2010/3/13〜2010/3/14
概要説明  旅立ちを明日にそなえ、準備を進めるルシバたち。
行かないと言い張るゼクは、相変わらず頑固で聞きもしない。アズナも説得を諦め、呆れる。
ルシバたちは種族を越えて打ち解け始める。旅立ちはもうすぐだ・・・
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
ルシバ=ホーリー 25 発明家の息子。人間。温和な性格の持ち主。
メソカ=スリニー 21 農家の娘。人間。天然のドジっ娘。まだ幼さが抜け切らない。
アズナ・センカ 21 センカダバーズの看板娘。竜人。大雑把で朗らかな性格。活発系の元気娘。ナイスバディー
ゼク・ケヌマ 12 村の鍛冶屋の息子。竜人。我儘で自己中心的なところが多い。冒険したい反面意地を張ってしまっている
ミイカ 7 石占い師。淡々と喋る緑髪のエルフ。感情を押し殺していることが多い。
レミンナ 27 エルフらしからぬ、活発、活動的、社交的なオレンジ髪のエルフ。






【アズナの店前】(馬車の荷車に荷物を積み込む)

001 ルシバ 「もっと奥まで入れられるよー」
002 アズナ 「お、そうか?もちっと押し込むか」(木箱を押す)
003 ルシバ 「ぐえっ」(木箱に押し潰される)
004 アズナ 「ありゃ・・・やり過ぎたか」
005 レミンナ 「んーっ、楽しみねっ。なんかピクニックみたいでさっ」
006 メソカ 「そうだねー。みんなでこうやって出かけるなんてことないものねー」
007 アズナ 「そうだな。なんか新鮮かも」
008 ルシバ 「多種族が一緒に行動を共にするってことがあまりないからね」
009 アズナ 「あー、確かになー。親父たち仲はいいけど、つるんでいるのを見たことないなー」
010 レミンナ 「私の家は姉弟で手一杯だから家のことで忙しいもの」
011 ルシバ 「顔見知りの割には付き合いが深くないって関係なんだね」
012 ミイカ 「顔見知りより人見知り」
013 ルシバ 「確かに」(苦笑)
014 アズナ 「これで全部か?」
015 メソカ 「お肉積んだ?」
016 レミンナ 「お肉なんか入ってるの!?」
017 アズナ 「あぁ、不足がちのたんぱく質を摂るためにね」
018 レミンナ 「栄養バランス考えるのはいいけど、腐っちゃうでしょう」
019 アズナ 「もちろんくん製さ。生肉なんか積んでないぜ」
020 メソカ 「でもアズナって生肉食べるよね?」
021 アズナ 「ウチだけじゃないさ、竜人は基本生肉が主食さ」
022 ルシバ 「生肉って・・・焼いたりあぶったり、煮たりしないの?」
023 アズナ 「んあ、する時はするけど、基本むしゃむしゃだな」
024 レミンナ 「へぇ・・・随分ワイルドな・・・」
025 ミイカ 「竜人は肉食、エルフは草食、人間は雑食というのが主」
026 ルシバ 「まぁ、全部が全部そうってわけじゃないんだろうけど・・・人間でもベジタリアンってのがいるくらいだからね」
027 レミンナ 「あーでも確かに野菜は好きかな、肉より」
028 メソカ 「お魚さんが好きだなー」
029 ルシバ 「みんな好きなものが違うってそれはそれで大変そうだね・・・」
030 アズナ 「ところで一つ訊きたいんだが・・・。荷馬車の荷台があるのはいい。積み込んだままでもいい。肝心の馬はどうした?」
031 ミイカ 「じゃじゃ馬ならここにいるけどね」(レミンナ見る)
032 レミンナ 「何ソレ・・・まったくー」



【ゼクの家の前】(アズナが鍛冶の素材を届けにきた)

033 アズナ 「――んで、結局行かねーって?」
034 ゼク 「なんだよっ、何の用だよ」(ムスッとする)
035 アズナ 「あ?あんたのために来たんじゃねーよ」
036 ゼク 「ならあっち行けよ」
037 アズナ 「お前は鼻水垂らしたガキかっ」
038 ゼク 「うっせっ、とっととあっち行け、しっしっ」
039 アズナ 「あーはいはい。お金も持ってないあんたなんかどーでもいいの」
040 ゼク 「んだとっ?」
041 アズナ 「親父さんは中か?」
042 ゼク 「オヤジは外出中だぜ」
043 アズナ 「そういうのは早く言え」(ゼクにチョップ)
044 ゼク 「あぼっ!?・・・何で俺が言わなきゃいけねーんだっ」
045 アズナ 「息子の義務だろ」
046 ゼク 「意味わかんねーよ」
047 アズナ 「別にあんたはわかんなくてもいいよ」
048 ゼク 「んだよ、おいてけぼりかよ」
049 アズナ 「んまぁ、留守番してればいいんじゃない?ウチらが旅に出ている間」
050 ゼク 「嫌味言いに来たのかよ」
051 アズナ 「素材届けにきたんだよ、見りゃわかるだろ」(抱えていた紙袋見せる)
052 ゼク 「胸でかくて分かんなかったわ」
053 アズナ 「こんの変態がっ」(目潰し)
054 ゼク 「あがっ!?目が・・・目がぁっ・・・」(目を押さえて転げまわる)
055 アズナ 「あぁ、もう。また来るっ」(ズカズカと出て行く)
056 ゼク 「二度と来んなっ!」



【農場前の柵にて】(柵に座りながらメソカとルシバが話している)

057 メソカ 「ねー、ルシバ」
058 ルシバ 「ん、何?」
059 メソカ 「ゼクって人、一緒に旅してくれると思う?」
060 ルシバ 「どうだろうね・・・結構嫌がっていたからなー」
061 メソカ 「うん・・・、でも折角こうやって皆で行けるんだから一緒に行ければいいのにと思ったんだけどなー」
062 ルシバ 「普段出られない村の外に出られるって結構魅力的だと思うけど・・・それは人によって捉え方違うからね」
063 メソカ 「アズナがあんなにいい人だからもうちょっと竜人って・・・」
064 ルシバ 「それは種族の偏見・・・かな。というか、むしろアズナがちょっと変わっているかも」
065 メソカ 「そう?・・・んー、でも・・・」
066 レミンナ 「心配しなくてもあの人は来るわよ」
067 ルシバ 「ん?」
068 レミンナ 「あ、いや、何かゼク君の話しているようだったから。勝手に入ってごめんねー」
069 メソカ 「レミンナだー」
070 レミンナ 「そう、レミンナさん。名前覚えてくれたね」
071 ルシバ 「日常の繰り返しだと覚えることが他になくてね」
072 レミンナ 「ミイカだったら呪文書でも読めー読めー言うわよ」(クスっと笑う)
073 メソカ 「あれ読むと頭ぐるぐる〜ってなるー」
074 レミンナ 「ありゃ、人間さんには難しいのかな?私は勉強したくないだけだけど」
075 ルシバ 「魔法って便利だからいつかはマスターしたいなって思っているんだけどね・・・」
076 レミンナ 「何事もチャレンジチャレンジ」
077 ルシバ 「じゃ、旅の途中でレミンナさんに教えてもらおうかな?」
078 レミンナ 「私よりミイカに教えてもらいなー、あたしエルフなのに魔法全然ダメだから」
079 ルシバ 「そっか・・・。で、あのさ・・・ゼクが来るってどうして断言できるの?」
080 レミンナ 「え?だって凄い行きたそうにしていたじゃん」
081 メソカ 「え?そうなの?」
082 レミンナ 「たぶん一度断って反対してるから言い出しにくくになって意地張ってるんじゃない?で、メソカ。見えてるよ」
083 メソカ 「え?きゃぁっ。わぶっ」(慌てて押さえたためバランス崩して地面に落ちる)
084 ルシバ 「大丈夫?メソカ・・・。中穿いてるだろ・・・確か」
085 メソカ 「イタタタタ・・・、あ・・・そっかー」
086 レミンナ 「よっと。あ、穿いてたんだ。ごめんねー。穿いてないのかと思った」(柵に座る)
087 メソカ 「そそそそそんなことないよっ!もう///」(必死にスカート押さえて顔真っ赤にする)
088 ルシバ 「お互いに文化の違いを学ばないとね」
089 レミンナ 「人間は下着穿かない文化を持ってるのかと思ったわ」
090 メソカ 「そんなことないよ〜・・・ちゃんと穿いてますっ」
091 ルシバ 「メソカの場合、下着もだけど、スカートの下に短いズボン穿いているからね」
092 レミンナ 「そうなの?随分厳重・・・って感じね。竜人は下着つけないらしいけどね」
093 メソカ 「つけないって・・・」
094 ルシバ 「え・・・それじゃ、アズナって・・・」
095 メソカ 「ゼクってノーパンなのっ!?」(目を丸くする)
096 ミイカ 「レミンナ・・・、黄緑のレース付。見えてるわよ」(通りかかってレミンナに言う)
097 レミンナ 「え?きゃぁっ・・・わぶっ」(慌てて隠そうとして地面に落ちる)
098 メソカ 「あ、ミイカだ」
099 レミンナ 「ちょっと・・・ミイカ、中身まで言うことないでしょ」(顔赤くして言う)
100 ミイカ 「見えたから言った」
101 レミンナ 「ルシバ君だっているのよ?」
102 ミイカ 「・・・メソカの隣にいる」
103 レミンナ 「別にどこにいるかなんて訊いてないから」
104 ミイカ 「通りかかっただけだから、行く」
105 レミンナ 「あぁ、そうですか。・・・もぅっミイカったら」
106 ルシバ 「レミンナさんとミイカさんって真逆というか・・・」
107 レミンナ 「でしょー?エルフってみんなあんなんらしいからうんざりするよねー。あたしはイレギュラーって感じなんだろうけどね」
108 メソカ 「いいと思うよー」
109 ルシバ 「種族はこうでなきゃいけないっなんてことはないと思うよ」
110 レミンナ 「ん。ルシバ君や、メソカとの旅が楽しみだねっ」
111 ルシバ 「こちらこそ」
112 レミンナ 「んじゃ、ちょっとした仕度あるから、また明日ー」
113 メソカ 「うん、また明日ねー」






作者のツブヤキ
 書いてから思ったわけですが・・・。こういったシリーズ系ってやりにくいのですかねw
話の途中だからってなんとなくとっつき難いんじゃないかなって思ったわけなんですが・・・。
どうなんでしょう。
しかも話によって登場人物数が変動するのでやり難いっちゃぁやり難いかもしれませんね。
声劇にとっては・・・。うん。

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