| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:2♀:2 |
| 総セリフ数 | 108 |
| 製作日 | 2010/3/11〜2010/3/11 |
| 概要説明 | 魔物を倒しながら旅を続ける一行。冒険の途中に立ち寄った街にて。 想いを秘めた戦士の妄想が爆発。妄想が三度の飯より美味しい・・・そんな戦士だが まさかの想いを寄せたリーダーと一緒に街を探索することになるなんて・・・ |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | 7分程度 【〜10分】 |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| テト | 40 | ♂ | 世界各国魔物を倒しながら旅している旅人。まだ幼いが悪の元凶を倒すという大きな夢を持っている。 リーダーをしており、幼い容姿はメンバー内からは大人気である。 |
| カリュ | 13 | ♀ | 職業賢者。最近悟りを啓いたばかりで修行中ではあるが、チーム内では一番賢く、物事を冷静に判断することができる。 |
| ルル | 43 | ♀ | 職業戦士。テトのことが好きで、如何に一緒にいるかをいつも考えている。脳内では自分が王子でテトが姫の方程式が成立している。チーム内では当然主戦力 |
| シロル | 12 | ♂ | 職業盗賊。英雄を目指してテトたちと行動を共にしている。平気で人のものを盗んでいるが、それが日常であり気にしていない |
| 001 | ルル | 『あー・・・リーダーが戦う姿っ。かっくよかったぁ・・・』(回想しながらぼぅっとしている) |
| 002 | テト | 「えーと・・・今日はここの街で休憩します」 |
| 003 | シロル | 「おぅ。問題ないんじゃないか」 |
| 004 | カリュ | 「いいと思う」 |
| 005 | テト | 「ルルさんはどうですか?」 |
| 006 | ルル | 『魔物の攻撃を必死にかわす時のあの真剣な表情も惚れ惚れする・・・』 |
| 007 | テト | 「ルルさん?」 |
| 008 | カリュ | 「ルルッ」(ルルのわき腹に肘鉄) |
| 009 | ルル | 「おぶぅっ!?」(現実に戻される) |
| 010 | テト | 「ルルさん、大丈夫ですか?」 |
| 011 | ルル | 「え?あ、うん。全然!」 |
| 012 | テト | 「・・・で、あの・・・、ルルさんもいいですか?」 |
| 013 | ルル | 「あ、あぁ、おぅ。全然いいと思う。うん、全然いいぞ。・・・・・・で、何が?」 |
| 014 | シロル | 「話聴けよッ」(突っ込み) |
| 015 | テト | 「あ、えと、その・・・今日はこの街で休憩でいいですか?」 |
| 016 | ルル | 「あ、あぁ。全然構わない。というか、適当なこと言ってスマナイ」 |
| 017 | テト | 「いえいえ。ではいつも通り分散して行動しましょうか」 |
| 018 | カリュ | 街に着くと効率よく進めるために買出し班と宿の手配班や情報収集班に分かれて行動するため、じゃんけんでグループ分けが行なわれる。 |
| 019 | ルル | 『キタ・・・。このために・・・この日のために前回より1万7253回も練習をしてきたのだ。絶対リーダーと一緒になってやる・・・』 |
| 020 | テト | 「ではいきますよー、最初はグー・・・」 |
| 021 | カリュ | 「じゃん・・・」 |
| 022 | シロル | 「けんっ!!」 |
| 023 | ルル | 「ポォンッ!!!!」(かなり気合入れる) |
| 024 | カリュ | 「・・・・・・」 |
| 025 | ルル | 「・・・・・・ん」 |
| 026 | テト | 「えと・・・」 |
| 027 | シロル | 「グーが俺とカリュで、パーがテトか。チョキがルルッと・・・」 |
| 028 | ルル | 『しまったぁぁぁ・・・何故チョキを出してしまったんだぁぁ・・・』(自分のチョキを見ながら心で叫ぶ) |
| 029 | テト | 「では、買出しをしてきますので、カリュさんとシロルさんは情報収集、ルルさんは宿屋の手配でいいですか?」 |
| 030 | ルル | 『別行動になった・・・』(がっかり) |
| 031 | カリュ | 「今回は重いものがあるからルルが荷物持ちした方がいいかも」 |
| 032 | ルル | 「え?」 |
| 033 | テト | 「じゃあ、ルルさんと一緒に行きますね」 |
| 034 | シロル | 「おぅ、じゃ終わったら宿屋で落ち合うってことで」 |
| 035 | テト | 「わかりました。では、またあとで会いましょう!」(大きく手を振って別れる) |
| 036 | ルル | 『リーダーはしっかりしているように見えてまだまだ子供。私がしっかりしなければ』 |
| 037 | テト | 「ルルさん、スミマセン・・・そんな荷物持ちなんてさせてしまって・・・」 |
| 038 | ルル | 「いやいや、リーダーには重いだろうからな、平気だ平気」 |
| 039 | テト | 「うー・・・男なのに情けないです」 |
| 040 | ルル | 『見た目は王子でも中身はか弱いお姫様・・・』 |
| 041 | テト | 「先程の戦闘でもルルさんのお手をわずらわせてしまいましたし」 |
| 042 | ルル | 「リーダーは私と比べて戦闘経験が少ない。差が出て当然だ」 |
| 043 | テト | 「・・・あの、今度お時間ある時、特訓してくれませんか?」 |
| 044 | ルル | 「特訓?」 |
| 045 | テト | 「あの、二人っきりで特別に僕に教えて欲しいんです」 |
| 046 | ルル | 「二人っきりの特別講習・・・」(妄想が膨らむ) |
| 047 | テト | 『あ・・・ダメですルルさん・・・』 |
| 048 | ルル | 『なんだ、教えて欲しいといったのはそっちではないか』 |
| 049 | テト | 『で、でも・・・あの・・・その恥ずかしくて』 |
| 050 | ルル | 『安心しろ・・・私がしっかり鍛えて男にしてやる』 |
| 051 | テト | 『だ・・・ダメ・・・ルルさん・・・』 |
| 052 | テト | 「―ルさん・・・ルルさん?」 |
| 053 | ルル | 「へ?」 |
| 054 | テト | 「あの、大丈夫ですか・・・?突然ぼーっとされてましたので・・・」 |
| 055 | ルル | 「あ、あぁ、平気だ平気っ」(慌てて笑顔を見せる) |
| 056 | テト | 「先程もぼーっとしていましたし・・・疲れてるんじゃ・・・」 |
| 057 | ルル | 「そ、そんなことないっ」 |
| 058 | テト | 「ならいいのですが・・・。あ、少しあそこの噴水で休みませんか?」 |
| 059 | ルル | 「あぁ、そうするか」 |
| 060 | テト | 「なんだか・・・こんなところで並んでアイス食べていると、デートしているみたいですね」(アイス食べながら) |
| 061 | ルル | 「デート・・・」 |
| 062 | ルル | 『リーダーとデート・・・二人っきり・・・』(思考回路ショート寸前) |
| 063 | テト | 「―さん、ルルさん!」 |
| 064 | ルル | 「ハッ・・・」 |
| 065 | テト | 「アイス溶けてますっ」 |
| 066 | ルル | 「へ?あ、わわっ・・・」(アイスがボタボタ垂れる) |
| 067 | テト | 「早く拭かないと汚れちゃいますよ」 |
| 068 | ルル | 「えと・・・拭くもの拭くもの・・・」(探しているうちにさらに溶ける) |
| 069 | テト | 「失礼します・・・早く拭かないとアリさん来ちゃいますからねー」(ハンカチでルルの腹部や太股を拭く) |
| 070 | ルル | 「わっ・・・ど、どこを触って・・・」(びくっとなり慌てる) |
| 071 | テト | 「あ、スミマセン・・・その・・・」(申し訳なさそうに慌てて手を引っ込める) |
| 072 | ルル | 「あ、いや・・・その、ありがとう・・・」(顔真っ赤) |
| 073 | テト | 「あの・・・変なところ触っちゃいましたか・・・?」(上目遣い) |
| 074 | ルル | 「いや、平気だ平気・・・うん。平気・・・」 |
| 075 | テト | 「宿屋に行って早く体洗った方がいいですね」 |
| 076 | ルル | 「あ、あぁ。行くか」 |
| 077 | テト | 「ルルさん、先にどうぞ?」 |
| 078 | ルル | 「先?」 |
| 079 | テト | 「シャワー浴びてきちゃって下さい」 |
| 080 | ルル | 「リーダーこそ先に」 |
| 081 | テト | 「いや、でも・・・ルルさん、さっきアイスこぼしちゃってるから・・・」 |
| 082 | ルル | 『王子が先に姫に譲るべきもの・・・ならば私が譲らねば』 |
| 083 | ルル | 「いや、リーダーが先に入るべき」 |
| 084 | テト | 「そこまで言うなら・・・さっさと入ってきちゃいます」 |
| 085 | ルル | 「うむ・・・」 |
| 086 | テト | 「お先に失礼します・・・」(そっとタオル持って浴室に消える) |
| 087 | ルル | 「ん・・・?今はリーダーと二人っきり・・・。そしてシャワーお互いシャワー浴びる・・・?」 |
| 088 | ルル | 『これはまさか付き合うという関係を飛ばしてのメンバーという関係の一線を越えてしまうのかっ』(思考回路ショート) |
| 089 | テト | 「さっぱりしましたー。ルルさんもどうぞ」 |
| 090 | ルル | 「あ・・・あぁ・・・ソウダナ」(妙にカチカチ) |
| 091 | テト | 「?ルルさん・・・どうしたんだろう・・・?」 |
| 092 | ルル | 『ヤバイヤバイヤバイ・・・まさかリーダーの方から誘ってくれるとは・・・マズイマズイマズイ』(夢中で体こする) |
| 093 | ルル | 「って、熱ぅぅぅぅ!!」(シャワー熱湯・・・) |
| 094 | テト | 「ほんとに大丈夫かなぁ・・・」 |
| 095 | カリュ | 「で、あの子はリーダーのことをお姫様扱いしているわけ。自分は王子様気取りで」 |
| 096 | シロル | 「なるほど。ま、姫を守るならナイト様だろ」 |
| 097 | カリュ | 「だからあの二人を見ていると退屈しないよ」 |
| 098 | シロル | 「だからさっき一緒にさせたのか」 |
| 099 | カリュ | 「前回のじゃんけんの時の落ち込みよう、すごかったからね」 |
| 100 | シロル | 「バレバレの行動を取っているわけか・・・」 |
| 101 | カリュ | 「あの子純粋だからね」 |
| 102 | シロル | 「単純とも言う」 |
| 103 | カリュ | 「・・・で、さっきから会話中に人の財布盗ろうとしないでくれない?」 |
| 104 | シロル | 「つい癖でな」 |
| 105 | カリュ | 「ま、王子様のつもりかもしれないけど、どっちがお姫様なんだかね」 |
| 106 | シロル | 「同感」 |
| 107 | カリュ | 「さて、この街では進展はここまでってことで部屋入ろう」 |
| 108 | シロル | 「おぅ」 |
| 作者のツブヤキ |
| 久しぶりに声劇台本の製作。書いていて楽しいキャラたちが生まれました。 陰から楽しみながら見ている賢者に相変わらず関係ないと言わんばかりに仲間内からでも平気で財布を取ろうとする盗賊。 テトとルルが結ばれるのはいつの日かや(笑) テトたちより先にシロルがカリュのハートを盗むのが先か・・・いや、彼はまんまと賢者の策略にハマって逆に奪われるんだろうな。 もっと楽しみながら今後も書いていければなんて思ってます。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |