シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:3♀:1 |
総セリフ数 | 105 |
製作日 | 2009/12/24〜2009/12/30 |
概要説明 | サナルトリア王国にて初めて店を出店したローゼ。 しかし、見廻りに来た王国騎士団の兵士に出店許可証を持っていないと追い出される。 そして自称義賊のエイゼンに財布をすられて… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 6分半程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
エイゼン=セントラルバーグ | 32 | ♂ | 義賊に憧れ、義賊を語る盗賊少年。痛い目もそこそこ見ている。 |
ローゼ=シフォン | 39 | ♀ | 店を持つことが夢で本来の目的を忘れた商人の娘。苦労が絶えないが屈しない。 |
ランス=ソードブル | 17 | ♂ | サラルトリナ王国騎士団の隊長。エイゼンを陰から見守るお兄さん的存在。 |
兵士 | 15 | ♂ | サラルトリナ王国騎士団の兵士。街の治安維持活動に力を入れている。 |
001 | ローゼ | 「ようやく完成!夢の第一店舗!!あぁ、長かった…」 |
002 | 兵士 | 「おい…」 |
003 | ローゼ | 「長かったぁー…汗と涙の結晶の賜物のマイお店」 |
004 | 兵士 | 「聞いてるか?」 |
005 | ローゼ | 「ここまでの資金稼ぐためにどれほど必死に働いたことか…」 |
006 | 兵士 | 「おい、店主はどこだ?」 |
007 | ローゼ | 「んっ、店主?」 |
008 | 兵士 | 「そうだ。店主を呼べ」 |
009 | ローゼ | 「いい響き…。ね、もう一回言って?」 |
010 | 兵士 | 「…店主を呼べ」 |
011 | ローゼ | 「あぁ、ついにあたしが店主になったんだ…」 |
012 | 兵士 | 「…何だこいつは…」 |
013 | ローゼ | 「…で?店主様に何用ですか?お客様」 |
014 | 兵士 | 「客ではない。サラルトリナ王国騎士団である」 |
015 | ローゼ | 「…サラルトリナ王国騎士団?」 |
016 | 兵士 | 「許可証を提示しろ」 |
017 | ローゼ | 「許可証?」 |
018 | 兵士 | 「そうだ。許可証のない者は商売を禁止している」 |
019 | ローゼ | 「許可証なんてどこで貰えるの?」 |
020 | 兵士 | 「許可証がないのであれば店は没収だ。大体何を販売する気なんだ?」 |
021 | ローゼ | 「んー、最初花屋さんなんかいいなって思ったんだけど…」 |
022 | 兵士 | 「花なんて置いてないであろう」 |
023 | ローゼ | 「なっ、華がないって…可憐に一輪の華がここにわーって咲いてるじゃん。失礼だよ?」 |
024 | 兵士 | 「いや…花ってそっちの華…?」 |
025 | ローゼ | 「花ってすぐ枯れちゃうからお手入れ大変かなってことでやめて…」 |
026 | 兵士 | 「品物を置いていないということ自体がおかしいのだ。場合によってはそのまま逮捕とするぞ」 |
027 | ローゼ | 「お洋服とかも良かったんだけどー…ケーキ屋も捨てられなくて…」 |
028 | 兵士 | 「出店許可証がない限り、商品の販売は認めん」 |
029 | ローゼ | 「うっさい、おまえ」 |
030 | 兵士 | 「今すぐ立ち退けっ」 |
031 | ローゼ | 「何よ、何よ!あったまくるわね!!なーにが、サラルトリナ王国騎士団よっ」 |
032 | エイゼン | 「うわぁっ」(ローゼにぶつかる) |
033 | ローゼ | 「きゃっ」 |
034 | エイゼン | 「あっぶねっ!ねーちゃんぶつかんならチチだけにしなっ」 |
035 | ローゼ | 「なっ、失礼なガキね」 |
036 | エイゼン | 「気をつけなよ、ねーちゃん。じゃねっ」(走り去る) |
037 | ローゼ | 「ったく、レディにぶつかっておいて謝りもしないなんて…」 |
038 | エイゼン | 「へへっ、成功成功っ♪腰につけてるなんて余裕だぜっ」 |
039 | ローゼ | 「何だか怒っていたら小腹が空いたわ…何か食べ…あれ?」 |
040 | エイゼン | 「意外と中身はこんなもんか…期待外れっちゃ、期待外れだな」 |
041 | ローゼ | 「ないっ…ないっ!お金がないっ!」 |
042 | エイゼン | 「んーこれくらいなら数日分の食事代くらいか」 |
043 | ローゼ | 「どこで落とし…あのガキかっ」 |
044 | エイゼン | 「ささっと見つかる前に消えるとするか」 |
045 | ローゼ | 「どこに消えた、あのガキはっ」 |
046 | ランス | 「よっと…まーた盗みか?エイゼン」(エイゼンの腕つかむ) |
047 | エイゼン | 「うわっと…ランス!?」 |
048 | ランス | 「ウチの奴らに捕まったらまたしょっ引かれるぞ?」 |
049 | エイゼン | 「へんっ、お前らなんかに義賊・エイゼン様が捕まるかってっーの!」 |
050 | ランス | 「もう捕まってんじゃんか…」 |
051 | エイゼン | 「それは……お前が卑怯くさいせいだ」 |
052 | ランス | 「どこら辺がだよっ」 |
053 | エイゼン | 「突然捕まえたあたり?」 |
054 | ランス | 「当たり前だ。現行犯逮捕だ、ど阿呆」 |
055 | エイゼン | 「義賊を捕まえるんだ、もっと市民に公言して、見世物にしてからだな…」 |
056 | ランス | 「皆の衆、よく聞けっ!サラルトリナ王国騎士団が自称義賊…自称義賊の小悪党を捕まえた」 |
057 | エイゼン | 「ちょっ、事後報告かよっ!しかも自称義賊の小悪党って何だよっ、俺は義賊のエイゼン=セントラルバーグだ!!」 |
058 | ランス | 「てめーなんざ小悪党がお似合いさ」 |
059 | エイゼン | 「だから市民に公言するなら捕まえる前にしろって話さ」 |
060 | ランス | 「だって起こっちまったことはしゃーないだろ?今更逃がしたら王国騎士団の名に関わるからな」 |
061 | エイゼン | 「んじゃぁ、逃げてみんよ。お前の手からよ」 |
062 | ランス | 「口だけは達者だな、エイゼン。今度は詐欺師でもやったらどうだ?」 |
063 | エイゼン | 「やなこった」 |
064 | ランス | 「ま、牢屋から出れたらの話だけどなっ」 |
065 | エイゼン | 「牢屋なんて見ないまま過ごしてやるさ」 |
066 | ランス | 「強気だねぇ」 |
067 | エイゼン | 「ランスなんかに負けないからな」 |
068 | ランス | 「お前みたいなガキんちょにあしらわれるかって、ど阿呆が」 |
069 | ローゼ | 「あーっ、それあたしの財布ーッ」 |
070 | ランス | 「お?持ち主の登場か…」 |
071 | エイゼン | 「あ、ねーちゃんっ…助けてっ!」 |
072 | ローゼ | 「は?」 |
073 | エイゼン | 「こいつがねーちゃんの財布を盗んでいるの見つけて後をつけていたんだけど見つかっちゃって…」 |
074 | ランス | 「おいおい何言ってんだよ…」 |
075 | エイゼン | 「だから悪いのはこいつ」 |
076 | ランス | 「おかしいだろ、俺はこのガキから取り上げたんだ」 |
077 | ローゼ | 「…何で取り上げたの?」 |
078 | エイゼン | 「金が欲しかったから…」(ぼそっ) |
079 | ランス | 「違うっつーのっ!大体俺はサラルトリナ王国騎士団。こいつはただのガキ。結果は一目瞭然だろ?法の番人は…」 |
080 | ローゼ | 「サラルトリナ王国騎士団ねぇ…」(ゆらりと呟く) |
081 | ランス | 「だろ?王国騎士団の俺がスリなんかするかよ」 |
082 | ローゼ | 「サラルトリナ王国騎士団は嫌いだっ。だから悪いのは王国騎士団か」 |
083 | ランス | 「何故そうなるっ!?」 |
084 | ローゼ | 「で…」 |
085 | エイゼン | 「…で?」 |
086 | ローゼ | 「自称義賊さんが貧しい商人からお金を巻き上げるのが真の義賊と言えるんだ?」 |
087 | エイゼン | 「まーたしかにあれっぽちっちしか入ってないとな…正直驚い…でっ」(げんこつ喰らう) |
088 | ローゼ | 「ただの盗っ人だよね?」 |
089 | エイゼン | 「商人って出店許可証持ってるのかよ」 |
090 | ローゼ | 「ないっ」 |
091 | エイゼン | 「持ってない奴は商人じゃないわ」 |
092 | ローゼ | 「商人つったら商人なの!!大体許可証なんてどこで手にいれるのさ」 |
093 | エイゼン | 「俺が持ってる」 |
094 | ローゼ | 「欲し…」 |
095 | エイゼン | 「やらねーよっ」 |
096 | ローゼ | 「何で!」 |
097 | エイゼン | 「何であげなきゃいけねーんだって。あげる義理がねぇ」 |
098 | ローゼ | 「困っている人を助ける人助け」 |
099 | エイゼン | 「美談で腹は膨れねぇんだよっ。大体ねーちゃんの取り扱ってる品物って何?」 |
100 | ローゼ | 「色々…」 |
101 | エイゼン | 「色々って、一部だぞ?一部を教えろってのに…」 |
102 | ローゼ | 「何でも取り扱うのよ!」 |
103 | エイゼン | 「ふむ…よしわかった。ねーちゃんと俺、コンビ組もう。俺が品物を仕入れるからねーちゃんは売ってくれればいい」 |
104 | ローゼ | 「あんたが仕入れ先ってわけか…」 |
105 | エイゼン | 「何でも屋の誕生だな」 |
作者のツブヤキ |
これが声物語劇団を取り巻いている世界の西の国、サナルトリアのお話。 こうした台本で少しずつ世界を作っていければなーって思ってます♪ まだ世界全体とかの名前は決まってませんが、北の未来都市とか南の遺跡の町とか、東の和風の大国とか。 夢は膨らみます。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |