| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:1不問:3 |
| 総セリフ数 | 86 |
| 製作日 | 2009/12/4〜2009/12/4 |
| 概要説明 | 100年の時を経て封印から目覚めた魔王。 だが100年の時はあまりにも長く、人々の生活は大きく変わっていた。 再び世界征服に乗り出す前にまずは一度魔王城に戻ることに… だが、魔王城は観光地に変わっていて… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | 6分程度 【〜10分】 |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 魔王 | 33 | ♂ | 100年前、世界を征服していたが、勇者に討伐され封印されていた。 |
| ヤーベ | 36 | ? | 魔王の忠実なる僕。復活の儀式を行い、魔王を復活させた。 |
| 店員 | 8 | ? | 魔王城の案内所で働くチケット販売員。決められたこ事務的な言葉以外あまり喋らない…ようにしている。 |
| 職員 | 8 | ? | 市役所で働く職員。日々おかしな言動の人々に困らせられている。 |
| 001 | 魔王 | 「我の眠りを妨げる者は何者だ…」 |
| 002 | ヤーベ | 「魔王様…おぉ魔王様…」 |
| 003 | 魔王 | 「質問に答えよ」 |
| 004 | ヤーベ | 「封印がついに解けましたな。部下のヤーベ、お側を離れず、この時をずっと待っておりました」 |
| 005 | 魔王 | 「ヤーベか」 |
| 006 | ヤーベ | 「はい、このヤーベずっと魔王様の復活を心待ちにしておりました」 |
| 007 | 魔王 | 「ワシを復活させたのが愚かな人間だったら殺していたところだ」 |
| 008 | ヤーベ | 「とんでもないっ、この地は私めが死守します」 |
| 009 | 魔王 | 「まぁ、良い。晴れて100年の時を経て復活したのだ」 |
| 010 | ヤーベ | 「まずは忌まわしき勇者たちに復讐でしょうか?」 |
| 011 | 魔王 | 「ワシに指図するなっ」 |
| 012 | ヤーベ | 「も、申し訳ございませんっ」 |
| 013 | 魔王 | 「勇者に復讐もありと言えばありだな」 |
| 014 | ヤーベ | 「まずは魔王様の居城へ戻りませんか?」 |
| 015 | 魔王 | 「むっ、そうだな。久々の我が城に戻るとするか」 |
| 016 | ヤーベ | 「私めが案内致します」 |
| 017 | 魔王 | 「うむ」 |
| 018 | 魔王 | 「なっ、なんてことだ…」 |
| 019 | ヤーベ | 「なんて罰当たりなことを…」 |
| 020 | 魔王 | 「ヤーベ、これはどういうことだ」 |
| 021 | ヤーベ | 「100年の内に魔王様のお城が人間共の手に…観光地になっているとは」 |
| 022 | 魔王 | 「何故気付かなかったのだ…」 |
| 023 | ヤーベ | 「申し訳ございません…私めは魔王様のお側を離れるわけには行かず…」 |
| 024 | 魔王 | 「そのことではないわぁっ」 |
| 025 | ヤーベ | 「は?」 |
| 026 | 魔王 | 「観光地にすれば金をあっと言う間に稼げたではないかと言っているのだ」 |
| 027 | ヤーベ | 「はぁ…?」(納得したようなしないような返事) |
| 028 | 魔王 | 「そうすればワシの偉大さをもっと簡単に知らしめることができた」 |
| 029 | ヤーベ | 「愚かな人間共から搾取すればいいことですよ」 |
| 030 | 魔王 | 「今観光地になっているということは誰かが儲けているということだ」 |
| 031 | ヤーベ | 「そう…ですね」 |
| 032 | 魔王 | 「探すぞ」 |
| 033 | ヤーベ | 「捜し出して殺すわけですね」 |
| 034 | 魔王 | 「金を返してもらう」 |
| 035 | ヤーベ | 「さようですか。確かに土地は魔王様のものですものですものね」 |
| 036 | 魔王 | 「ヤーベ、捜し出して俺の前に連れて来い」 |
| 037 | ヤーベ | 「はっ、ただいまっ」 |
| 038 | 店員 | 「お一人様ですか?500ジェントになります」 |
| 039 | ヤーベ | 「違うっ、ここは由緒ある魔王様のお城。それなのに勝手に観光地などにしてしまっている」 |
| 040 | 店員 | 「団体割り引きもございます」 |
| 041 | ヤーベ | 「違うっ、ここは魔王様のものであるぞ」 |
| 042 | 店員 | 「ガイドをおつけになるならば、あちらに」 |
| 043 | ヤーベ | 「違うっ」 |
| 044 | 店員 | 「おさわりは厳禁です。自分のケツ触ってろ」 |
| 045 | ヤーベ | 「違うっ、いい加減に話聞けっ」 |
| 046 | 店員 | 「いい加減にあなたのいい加減な話を聞いています」 |
| 047 | ヤーベ | 「ふざけるなっ。なんなら今すぐ貴様らを消してもいいんだぞ?…魔王様の力で」 |
| 048 | 魔王 | 「なんだ、ヤーベ。他力本願か?」 |
| 049 | ヤーベ | 「ま、魔王様っ!?」 |
| 050 | 店員 | 「お二人様なら一人500ジェントで、合計1000ジェントです」 |
| 051 | 魔王 | 「その金は誰の物だ?」 |
| 052 | 店員 | 「は?」 |
| 053 | 魔王 | 「その金はどこに行くのかって聞いてるんだ」 |
| 054 | 店員 | 「市ですが…。管理しているのも土地所有しているのもみんな市ですから」 |
| 055 | 職員 | 「市長に会いたくてもあの人はお忙しいから会えないよ」 |
| 056 | ヤーベ | 「会えないじゃ困るんだ。会わせろ」 |
| 057 | 魔王 | 『市長って様付けされていない…これはそれほど偉くないのか』 |
| 058 | 職員 | 「アポがないと無理です」 |
| 059 | ヤーベ | 「魔王様の居城を勝手に貴様らの物にしただろう」 |
| 060 | 職員 | 「えぇ、あそこは市の管轄ですが」 |
| 061 | ヤーベ | 「あれは崇高なる魔王様の所有物であり、貴様らの物ではない。返せっ」 |
| 062 | 所有 | 「返せと申されましても、書面にも正式に記されたものなので」 |
| 063 | ヤーベ | 「貴様ら人間共の書類なんて知ったことか。従わなければ貴様ら全員消すぞ」 |
| 064 | 職員 | 「いい加減警察に通報しますよ」 |
| 065 | ヤーベ | 「してみろっ消してくれるっ」 |
| 066 | 魔王 | 「待て」 |
| 067 | ヤーベ | 「ま、魔王様?」 |
| 068 | 魔王 | 「市長になれば魔王城は我が物になるのだな」 |
| 069 | 職員 | 「市のものですからねぇ」 |
| 070 | 魔王 | 「市長にはどうやったらなれるのだ?」 |
| 071 | 職員 | 「市長選挙で当選すればなれますよ」 |
| 072 | 魔王 | 「よし、わかった」 |
| 073 | ヤーベ | 「魔王様?」 |
| 074 | 魔王 | 「ヤーベ。市長選挙とやらに当選するぞ」 |
| 075 | ヤーベ | 「魔王様、恐れながら申し上げます…」 |
| 076 | 魔王 | 「何だ?」 |
| 077 | ヤーベ | 「魔王様ならばそのような回りくどいことをされずとも取り戻すことなど容易いはず…」 |
| 078 | 魔王 | 「ワシに指図するなっ」 |
| 079 | ヤーベ | 「申し訳ありませんっ」 |
| 080 | 職員 | 「あ、ちなみに市長選挙では届け出に住民票が必要だから」 |
| 081 | 魔王 | 「何だとっ!?」 |
| 082 | 職員 | 「あとお金も結構ないと難しいよ」 |
| 083 | 魔王 | 「…ヤーベ」 |
| 084 | ヤーベ | 「はい」 |
| 085 | 魔王 | 「やっぱり魔王城を占領してから市長になるか」 |
| 086 | ヤーベ | 「はいっ!」 |
| 作者のツブヤキ |
| かっこいい魔王を描こうとしたら何だか情けない魔王ができました。 100年の内に王権がいつの間にか民主制になっていて、しかも市とかになってるというね。 100年は偉大なのだ。魔王はもはや時代遅れ。 100年経てば魔王なんて簡単に攻略されるんです。居城は観光地にされるし。 さてさて市長選挙で何故か当選して魔王市長が誕生し、市民に優しい魔王の誕生するわけですが、それはまた別のお話。 |
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