| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:1♀:1不問:1 |
| 総セリフ数 | 129 |
| 製作日 | 2009/11/17〜2009/11/18 |
| 概要説明 | あかりを無理矢理外に連れ出し、あちこちを回る竹人。 遊園地にてついに竹人は・・・感動の最終話 >>第1話 >>第5話 |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 武宮 竹人 (たけみや たけと) |
59 | ♂ | 小学の時に父を亡くして母の手で育った高校生。 |
| 二条 あかり (にじょう あかり) |
49 | ♀ | 武宮家の隣の家に住む薄幸の少女。両親がいつもケンカしていて母親から嫌われている。 |
| サギー | 21 | ? | いかにもって本から現れた魔法使い。竹人が開くまで竹人の父親に封印されていた。 |
| 001 | あかり | 「遊園地なんて小学校以来だなー」 |
| 002 | 竹人 | 「僕もそんなもんかな」 |
| 003 | あかり | 「家族で行ったりとかしなかったんだ?」 |
| 004 | 竹人 | 「いい年してくるとなかなか言い出せなくなるもんだよ」 |
| 005 | あかり | 「そう?」 |
| 006 | 竹人 | 「女の子はいつまでも夢持ってるようで可愛いイメージあるけど、男はそうもいかないって」 |
| 007 | あかり | 「なんか偏見だけど…そんなことより何から回る?」 |
| 008 | 竹人 | 「じゃ、まわるをかけてコーヒーカップから?」 |
| 009 | あかり | 「いいねー。次メリーゴーランドとか」 |
| 010 | 竹人 | 「行こっ行こっ」 |
| 011 | サギー | 「残り寿命少ないから一日一日を楽しむってわけか」 |
| 012 | あかり | 「でもさ、かなり突然だったよねーこの前のお見舞いの時言ってなかったし」 |
| 013 | 竹人 | 「驚かせたかった……なーんてねっ」 |
| 014 | あかり | 「もうっ、驚かせるのは誕生日くらいにしてよー。じゃないと寿命縮んじゃう」 |
| 015 | 竹人 | 「まさかー」 |
| 016 | あかり | 「元々心臓って脈打つ回数決まっていて、その回数に達すると寿命なんだって」 |
| 017 | 竹人 | 「ネズミか何かで実験したとかって噂は聞いたことあるけど」 |
| 018 | あかり | 「驚かされると脈が早くなるじゃん?そのせいで『寿命縮んだ』とか言うらしいよ」 |
| 019 | 竹人 | 「へぇ、詳しいな」 |
| 020 | あかり | 「たけ君がこの間買って来た本に書いてあったよ」 |
| 021 | 竹人 | 「はぁ…」 |
| 022 | あかり | 「次何乗ろうか?」 |
| 023 | 竹人 | 「絶叫系で」 |
| 024 | あかり | 「え…乗るの…?」 |
| 025 | 竹人 | 「小学生の時は乗せてくれなかったからさ」 |
| 026 | あかり | 「怖いって…」 |
| 027 | 竹人 | 「大丈夫大丈夫。飛んでいったりしないからフツー」 |
| 028 | あかり | 「でも…」 |
| 029 | 竹人 | 「僕が隣にいるから平気平気」 |
| 030 | あかり | 「もうやだ…」(涙声) |
| 031 | 竹人 | 「意外と楽しくなかった?」 |
| 032 | あかり | 「怖かったー」 |
| 033 | 竹人 | 「次バンジー行こう!」 |
| 034 | あかり | 「やだやだっそれは無理!」 |
| 035 | 竹人 | 「あー二人同時とか無理だし…」 |
| 036 | あかり | 「だってここのバンジー、飛べないことで有名だもの」 |
| 037 | 竹人 | 「怖くて?」 |
| 038 | あかり | 「高くてとっても恐いらしくて…」 |
| 039 | 竹人 | 「なら、ますます飛ばないとな。あかりさん。僕の勇姿見てて」 |
| 040 | サギー | 「かっこつけやがって」 |
| 041 | 竹人 | 「人間死ぬ気になれば何でもできるってとこお前にも見せてやるよ」 |
| 042 | サギー | 「ほぅ…」 |
| 043 | 竹人 | 「…実際見るとほんと高いな…」(バンジー台から下を覗き込む) |
| 044 | サギー | 「人間がゴミのようだ」 |
| 045 | 竹人 | 「…持ち時間は5秒だけど。5秒は使わず真っすぐ飛んでやる」 |
| 046 | サギー | 「見栄張って後悔するなよ。泣きべそかいてたりな」 |
| 047 | 竹人 | 『この高さを飛べたら死も超越できそうな気がする』 |
| 048 | あかり | 「そろそろかな?順番…あっ!たけ君飛んだっ」 |
| 049 | サギー | 「ひゅぅっ、男らしいな」 |
| 050 | 竹人 | 「言ったろ?死ぬ気になれば何でもできるって」 |
| 051 | あかり | 「おかえりー。かっこよかったよ!バンジー」 |
| 052 | 竹人 | 「意外と思ったより高かったー」 |
| 053 | あかり | 「写メにしっかり撮ったよー」 |
| 054 | 竹人 | 「それはそれでかなり恥ずかしいけど」 |
| 055 | あかり | 「あ、ちょっとトイレに行ってくるからそこらで休んでいて」 |
| 056 | 竹人 | 「あ、おう」 |
| 057 | サギー | 「残り一年を楽しむ気になったのか?」 |
| 058 | 竹人 | 「目先の幸福ってどれだけ大切かわかったよ」 |
| 059 | サギー | 「人間は目先の利益を追ってく生物だろ」 |
| 060 | 竹人 | 「そうでもないさ。コツコツと積み重ねて行こうという将来視するのもいる」 |
| 061 | サギー | 「積み重ねるのと今が楽しければいい。その考えはどっちだ?」 |
| 062 | 竹人 | 「僕には寿命がないもの。後者だね」 |
| 063 | サギー | 「だよな」 |
| 064 | 竹人 | 「僕さ、勘違いしていたことがあった」 |
| 065 | サギー | 「あ?」 |
| 066 | 竹人 | 「君は悪魔だって言ったけど」 |
| 067 | サギー | 「俺はただの魔法使いだぜ」 |
| 068 | 竹人 | 「悪魔じゃない……死神さ」 |
| 069 | サギー | 「なるほど?」 |
| 070 | 竹人 | 「悪魔は魂を喰らう。けど、寿命を削って行くのは死神さ」 |
| 071 | サギー | 「そうだな。巷じゃ『死神サギー』って呼ばれてる」 |
| 072 | 竹人 | 「言いたかったのはそれだけ。死神魔法使い」 |
| 073 | サギー | 「へっ」 |
| 074 | 竹人 | 「わっ、冷たッ」(アイスを頬につけられる) |
| 075 | あかり | 「アイス買ってきたよ♪」 |
| 076 | 竹人 | 「びっくりしたー」 |
| 077 | あかり | 「あ、じっとしてて……ちゅっ」(竹人の頬のアイスを吸い取る) |
| 078 | 竹人 | 「ななななっ…」(頬押さえて顔真っ赤) |
| 079 | あかり | 「アイスついてたよ」 |
| 080 | 竹人 | 「なんも口で取らなくても…」 |
| 081 | あかり | 「へへへ、恋人っぽくていいじゃん」 |
| 082 | 竹人 | 「恋人かー」 |
| 083 | あかり | 「まだそんな関係じゃないけどさ…あ、観覧車乗ろう!」 |
| 084 | 竹人 | 「へ?」 |
| 085 | あかり | 「絶対今夕焼けが見頃だから!!」 |
| 086 | 竹人 | 『今、かなり幸せなんだ。今日という一日がこんなに楽しかったとは…』 |
| 087 | あかり | 「この狭い密室空間がなんともいいよね」 |
| 088 | 竹人 | 「落ち着くってのもあるかもな」 |
| 089 | あかり | 「ドラマとかでもすごいロマンチックでさ」 |
| 090 | 竹人 | 「憧れるわけか」 |
| 091 | あかり | 「告白してもいいかな……って聞いちゃ雰囲気台無しだよね。何言ってるんだろう私っ」(わたわたしはじめる) |
| 092 | 竹人 | 「あかりを助けたり、今まで一緒に暮らしてきたりしたけど、それってさ…特別な感情がないとできないよね」 |
| 093 | あかり | 「え?」 |
| 094 | 竹人 | 「僕さ、幼稚園のころはそんな好きとかって感情、よくわからなかったけど。今なら言える…」 |
| 095 | あかり | 「待って待ってッ…先言わないで」 |
| 096 | 竹人 | 「ん」 |
| 097 | あかり | 「まだその先の言葉聞いていないけど…そこまで聞いたら傷つかないで済みそう」 |
| 098 | サギー | 「いつかは傷つくけどな」 |
| 099 | あかり | 「たけ君のことが好きです…」 |
| 100 | 竹人 | 「うん。僕もずっとずっとあかりのこと好きだったよ……わっ」(あかりが抱きつく) |
| 101 | あかり | 「今日、ずっとたけ君がいつもと違ってたから恐かった…なんなのか分からなくて…」 |
| 102 | 竹人 | 「うん…」 |
| 103 | あかり | 「だけど、こうやって告白のこと考えてたからなんだってわかってほっとした…」 |
| 104 | 竹人 | 「うん…」 |
| 105 | あかり | 「すごく嬉しくて、すごく幸せで…ほんと…なんだろ、言葉にできないや」 |
| 106 | 竹人 | 『君からその幸せを奪ってしまう…』 |
| 107 | あかり | 「ずっとこうしていたいもの…。今まで散々迷惑かけてきたのに嫌な顔ひとつしないで、しかも好きだなんて…ほんと…」 |
| 108 | 竹人 | 「あかり…1つ聞いて欲しいことがある」 |
| 109 | あかり | 「何?たけ君」 |
| 110 | 竹人 | 「僕は魔法使いで君のためだけの魔法使い。願いは何でも叶えてあげるつもりだった」 |
| 111 | あかり | 「魔法使い…」 |
| 112 | 竹人 | 「僕は君を完璧に幸せにすることはできなかったけど…君にいつまでも幸せであって欲しいと思っている」 |
| 113 | あかり | 「今のままで十分幸せ。たけ君がいてくれるだけで…」 |
| 114 | 竹人 | 「大きな悲しみ、どんな辛いことがあっても乗り越えていって欲しい」 |
| 115 | あかり | 「なんか変だよ?たけ君」 |
| 116 | 竹人 | 「陰で支えてきたから表立つのは変だね」 |
| 117 | サギー | 「なんかさっきから言動が変だと思ったら、お前まさか…」 |
| 118 | 竹人 | 「あかり…大好きだよ」 |
| 119 | あかり | 「たけ君?」 |
| 120 | 竹人 | 「残り全生命力を使用してサギーはあかりを幸せに導け」 |
| 121 | あかり | 「なに…?」 |
| 122 | サギー | 「俺に命令するとはなぁ…しかも厄介事を押し付けやがって」 |
| 123 | 竹人 | 「今日は付き合ってくれてありがとう……」 |
| 124 | あかり | 「…たけ君?たけ君!!」 |
| 125 | サギー | 「立派な魔法仕いだったな…」 |
| 126 | あかり | 「たけ君、起きてよ、たけ君。目を覚ましてよっ」 |
| 127 | サギー | 「魔法に仕えさせられ、人に仕え、そのために魔法を行使するなんてそうザラにできない。と思うなぁ。さすが親子だな」 |
| 128 | あかり | 「たけ君…」 |
| 129 | サギー | 「君のための魔法使いになって君を守るか…今度は俺に守らせるわけか。ちゃっかりしてるぜ」 |
| 作者のツブヤキ |
| 長々続いたシリーズも完結です。 エンドはハッピーではなかったかもしれませんが・・・楽しんで頂ければ幸いです。 二人の物語・・・ 展開が王道過ぎた気もするんですけど、王道もいいかなと思ったので。 またいつかフリーのほうでシリーズ書いてみたいですね。 |
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