シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:3♀:3不問:1 |
総セリフ数 | 116 |
製作日 | 2009/11/4〜2009/11/5 |
概要説明 | 開いた魔本から突然ピエロのような魔法使いが華麗な登場。 魔法使いから君は魔法使いだと言われた。突然魔法使いになったって何に魔法使っていいか… 気になっていた女の子が大変な目に遭って… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 9分程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
武宮 竹人 (たけみや たけと) |
44 | ♂ | 小学の時に父を亡くして母の手で育った高校生。 |
二条 あかり (にじょう あかり) |
21 | ♀ | 武宮家の隣の家に住む薄幸の少女。両親がいつもケンカしていて母親から嫌われている。 |
母 | 3 | ♀ | 竹人の母親。アバウトで片付けることが多い。 |
鈴木 美歌 (すずき みか) |
6 | ♀ | あかりの親友。あかりと一緒に過ごすためだけに学校に来ている子。 |
サギー | 33 | ? | いかにもって本から現れた魔法使い。竹人が開くまで竹人の父親に封印されていた。 |
男子生徒A | 4 | ♂ | あかりを付け狙う男子生徒の一人 |
男子生徒B | 5 | ♂ | あかりを付け狙う男子生徒の一人 |
001 | サギー | 「君は今日から魔法使いだ」 |
002 | 竹人 | 「突然出てきて突然何言ってるんだ?」 |
003 | サギー | 「ん?オレのことを疑ってるのか?特別、オレが魔法使いだってことを証明するため、見してやんよ。お前の未来をなっ」 |
004 | 竹人 | 「僕の未来…?」 |
005 | サギー | 「世のため人のためにと想うあんたはボランティアとして人を助け、人から感謝されて生きていく。もっと地域をよくしようと地方議員にまでなったりする」 |
006 | 竹人 | 「僕が地方議員だって?」 |
007 | サギー | 「長年好きだった相手とめでたく結婚。長寿をまっとうする幸せな人生さ。…とまぁ、サービスはここまで」 |
008 | 竹人 | 「それが魔法?」 |
009 | サギー | 「オレの紹介は終わり。今度はお前の番さ。お前は何でも願いを叶えることのできる魔法を身につけた。そうだな…何か使ってみろ」 |
010 | 竹人 | 「突然魔法を使えと言われても…」 |
011 | サギー | 「思いつかない?…あー、たいやきとか食べるか?」 |
012 | 竹人 | 「まぁ、クリームが好きだけど…」 |
013 | サギー | 「オレはチョコだけどな。…じゃ、言ってみろ?たいやき食いたいって」 |
014 | 竹人 | 「クリームたいやきが食べたいな……で、いいのか?」 |
015 | 母 | 「竹人ー?たいやき買ってきたけど食べるー?」 |
016 | サギー | 「ほらな、ありえないことが起きる。ただし、今ので1時間の寿命をもらった」 |
017 | 竹人 | 「寿命をもらったって?」 |
018 | サギー | 「気をつけろ。人を動かす魔法こそより多くの寿命が必要になる」 |
019 | 竹人 | 「お前は悪魔か?」 |
020 | サギー | 「その力、どう使おうと君次第。ではではー」 |
021 | 竹人 | 「おい、ちょっと待て…勝手に消え……」 |
022 | 母 | 「竹人ー、はい、たいやき」 |
023 | 竹人 | 「ちょっ、シッポもげてる」 |
024 | 母 | 「あんたが遅いから食べちゃった」 |
025 | 竹人 | 「シッポ食うなよ」 |
026 | 竹人 | 「さて…何に魔法を使おうか…」 |
027 | 美歌 | 「昨日のドラマで白馬の王子様の描写があったけどさ、やっぱりナイト様に憧れるよね、あかり」 |
028 | あかり | 「んー私はナイト様より魔法使いがいいかな…?」 |
029 | 美歌 | 「うそー。魔法使い?なんでなんで?ローブとかダサいじゃん」 |
030 | あかり | 「ナイトって騎士でしょ?守ってもらうばっかりじゃ申し訳ないし…お互いで共存するのが一番じゃない?」 |
031 | 美歌 | 「女の子は守られてなんぼのもんでしょ。いざって時に男は頼りにならないと!」 |
032 | 竹人 | 「あかりと話してみたいかも。変わった思考してそうだし…」 |
033 | サギー | 「OK。半日消費ね」 |
034 | 竹人 | 「おまっ…」 |
035 | サギー | 「魔法執行人だからねー。全く…奥手だとこんなことにも魔法使うんかい…いくら寿命あっても足りないぞ?」 |
036 | 竹人 | 「接点ないと話しかけにくいんだよ」 |
037 | サギー | 「接点ねぇ…お前と二条あかりは図書委員だ。今日の放課後の会議についてでも話してこい」 |
038 | 竹人 | 「あの…」 |
039 | あかり | 「あ、武宮君だよね?同じ図書委員の」 |
040 | 竹人 | 「お、おう。僕、委員決めの時休んじゃって…気付いたら図書委員になってたんだよな」 |
041 | あかり | 「図書委員になったんならしっかりやり通さないとね。フォローするから」 |
042 | 竹人 | 「まぁ、僕もそんなに無責任じゃないから頑張るよ」 |
043 | あかり | 「あ、えと。私、二条あかり。あかりでいいからね。同じ年齢なんだから」 |
044 | 竹人 | 「僕は武宮竹人。苗字も名前も『たけ』がついてるから『たけ』でいいよ」 |
045 | あかり | 「うん。よろしくね、たけ君」 |
046 | あかり | 「長かったねー委員会」 |
047 | 竹人 | 「高校にもなって何であんなに長く話し合わないといけないんだか…」 |
048 | あかり | 「あ、私は家こっちなんだけど、たけ君、無茶してない?」 |
049 | 竹人 | 「俺も家こっち。雨宮町三丁目だから」 |
050 | あかり | 「私も雨宮町三丁目だよ」 |
051 | 竹人 | 「意外と近くに住んでるのかもな」 |
052 | あかり | 「住んでいるのかもね」 |
053 | 竹人 | 「じゃ、僕ここだから」 |
054 | あかり | 「私そこなんだけど」 |
055 | 竹人 | 「隣りじゃんか」 |
056 | あかり | 「気付かなかったね。なんかおかしー」(笑うように) |
057 | 竹人 | 「そんなこともあるんだな。んじゃ、また明日学校で」 |
058 | 竹人 | 「あかりと話せるようになったぜ」 |
059 | サギー | 「まぁこれもそれも魔法のお蔭だな」 |
060 | 竹人 | 「まぁな…便利つっちゃ、便利だな」 |
061 | サギー | 「ただ、一時の欲に溺れると命を失うことになるから注意しろよ?」 |
062 | 竹人 | 「魂食うって、お前、悪魔だろ」 |
063 | サギー | 「いんや、ただの魔法使いだよ」 |
064 | 竹人 | 「少なくともただ者ではない」 |
065 | サギー | 「それとオレの名前、サギーなんで」 |
066 | 竹人 | 「うおっ、名前すんごく怪しい」 |
067 | サギー | 「照れると無駄に寿命取っちゃうから気をつけて」 |
068 | 竹人 | 「なら一生照れんなっ迷惑だ」 |
069 | サギー | 「欲に溺れて果てた者など五万といるからな」 |
070 | 竹人 | 「気をつけないとな…見えない寿命との戦いだから…」 |
071 | サギー | 「ちなみに、取った寿命は返せないからね?魔力に変換されてるから。慎重に使うことをオススメするぞ」 |
072 | サギー | 「あ、オレから1つ、忠告」 |
073 | 竹人 | 「何?」 |
074 | サギー | 「二条あかり、あいつは生まれながら薄幸の少女だぞ。あいつのために尽くそうとか考えてるのならやめとけ」 |
075 | 竹人 | 「幸薄いなら尚更だ。あんないい子が不幸になっていいわけがない」 |
076 | サギー | 「正真正銘のアホやろ」 |
077 | 竹人 | 「幸せにさせるって言ったら何年盗られるんだ?」 |
078 | サギー | 「人を盗っ人みたく言うな。んーまぁざっと10年くらいか?他人の運命を左右するから魔力をかなり消費すんだよね」 |
079 | 竹人 | 「そっか。それは考えて使わないとな」 |
080 | サギー | 「薄幸どころか不幸を呼び寄せているなーあいつ」 |
081 | 竹人 | 「確かにクラスに大体そういう子、一人はいるけど…」 |
082 | サギー | 「いわゆるトラブルメーカーってやつだな。こりゃ苦労するぜ」 |
083 | あかり | 「用意するのってメジャーと?」 |
084 | 男子生徒A | 「重いのは俺達が持つからよ」 |
085 | あかり | 「ベースって意外と重いからお願いね」 |
086 | 男子生徒B | 「そろそろいいんじゃないか?」 |
087 | あかり | 「あ、でもラインって引いてるからメジャーいらないよね」 |
088 | 男子生徒A | 「あぁ、そうだな」 |
089 | 男子生徒B | 「茶番はもう終わりにしようぜ。演じんの疲れた」 |
090 | あかり | 「…っ!?何するの?」(羽交い締めにされて戸惑う) |
091 | 男子生徒A | 「俺達と体育の授業しようぜ」 |
092 | あかり | 「なに…それ…」 |
093 | 男子生徒B | 「体育より保健の授業かもなっ」 |
094 | あかり | 「ちょっと、やめてよっ。離してっ」 |
095 | 男子生徒B | 「叫んだって無駄さ。誰もこねーよ」 |
096 | サギー | 「二条あかりなら男たちに連れられて体育館裏に連れて行かれたぜ」 |
097 | 竹人 | 「なんてことだっ…あかりっ!?」(集団を見つける) |
098 | あかり | 「いやっ!やめてっ!!」 |
099 | サギー | 「さぁ、どうする?魔法を使うか否か」 |
100 | 竹人 | 「僕が飛び出すか…あいつらを消すか…誰かを呼ぶべきか…」 |
101 | あかり | 「やだっ…やめてよ…お願い……」 |
102 | サギー | 「迷ってると貞操奪われちまうぞ?」 |
103 | 竹人 | 「あいつら3人が今すぐ去るようにッ!!」 |
104 | サギー | 「5年消費するぞ?」 |
105 | 竹人 | 「いいからっ早くッ」 |
106 | サギー | 「後悔すんなよ」 |
107 | 美歌 | 「あかりー?先生、こっちです」 |
108 | 男子生徒B | 「おい、先公くっぞ」 |
109 | 男子生徒A | 「バレたらマズイ。ズラかるぞっ」 |
110 | 美歌 | 「あかり、具合とか…」 |
111 | サギー | 「ほぅ、自分で助けに入れば手柄も取れただろうに…」 |
112 | 竹人 | 「3人相手じゃ助けられなくて格好悪くなるだけだったよ。それにもし先生呼んだとしても弱っちかったら…ね」 |
113 | サギー | 「ま、賢い判断つっちゃぁ、賢かったかもな」 |
114 | 竹人 | 「あかりが無事で良かった」 |
115 | 美歌 | 「あかり、ほんと大丈夫?」 |
116 | あかり | 「…うん」 |
作者のツブヤキ |
声物語劇団管理下の作品がフリー公開です。 どうせ保管していてもたぶん一生やらない作品だと思うので、皆さんやっちゃって下さいな 話の内容が結構重いんでそうやれるもんじゃないんですけどねw これが、1/6話です。 |
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