シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:2♀:3 |
総セリフ数 | 89 |
製作日 | 2009/10/20〜2009/10/20 |
概要説明 | 料亭に遊女を呼んで今宵も宴。 贅沢三昧の代官の元に置かれたのが、鍋。 鍋を取り仕切る鍋奉行になり、鼻が高かったのだが… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
竹山(代官) (たけやま《だいかん》) |
32 | ♂ | 代官を務める男。女遊びが好きでちょくちょく高級料理亭で宴会を開く。 |
さく | 13 | ♀ | 料亭で奉公している娘。まだ慣れていないためか見てて危なっかしい。 |
月代 (つくよ) |
18 | ♀ | 山代太夫。都の華とまで謳われる美しさを持っている。 |
女将 (おかみ) |
15 | ♀ | 料亭の若女将。突発的な企画者で、お偉いさんからも人気者。 |
役人 | 11 | ♂ | 奉行所の役人。代官のお付として行動を共にしている。 |
001 | 月代 | 「山代太夫の月代と申します。本日はよろしゅうお願い致します」(深々とお辞儀) |
002 | 代官 | 「おぅおぅ。くるしゅうない、くるしゅうない」 |
003 | 月代 | 「近ごろめっきり冷えて参りましたものね」 |
004 | 代官 | 「冬が近付いておるからの。酒で体を温めようぞ」 |
005 | 役人 | 「女将、酒をもてい」 |
006 | 代官 | 「なんじゃとっ!?上様がどこにいらっしゃるのだ!」(慌てて立ち上がりキョどる) |
007 | 役人 | 「竹山様、女中のことですよ」 |
008 | 代官 | 「なんじゃ…女将か…」 |
009 | 月代 | 「もぅ、お代官様ったら」 |
010 | 女将 | 「お待ち遠様です」 |
011 | 代官 | 「おぅおぅ。待っておったぞ。さささ、注げ注げ」 |
012 | 女将 | 「毎度お越し頂き、ありがとうございます、お代官様」 |
013 | 代官 | 「いつ見ても女将は可愛いの」 |
014 | 女将 | 「あら、お上手ですこと。酒代少々おまけしますわ」 |
015 | 役人 | 「女将、今日はどんなものを出すのだ?」 |
016 | 女将 | 「本日は寒くなってきましたので鍋に致しましょうと思いまして」 |
017 | 代官 | 「ほぅ、鍋か」 |
018 | 女将 | 「ただ今お持ち致します」 |
019 | 月代 | 「鍋奉行はお代官様ですね」 |
020 | 代官 | 「おぅよ、わしに鍋は全部任せな」 |
021 | 女将 | 「おまたせしましたー」 |
022 | 役人 | 「女将、酒追加ね」 |
023 | 女将 | 「はーい」 |
024 | さく | 「まだ蓋はお開けにならないで下さいね」 |
025 | 代官 | 「ん?見かけん顔だな」 |
026 | 女将 | 「えぇ、その子は先日から奉公人としてウチで働きはじめた『さく』です」 |
027 | さく | 「さくと申します。どうぞよろしくお願い致します」 |
028 | 代官 | 「わしは代官の竹山だ」 |
029 | さく | 「お代官様なんですか?わわわっ」 |
030 | 代官 | 「ん?どうした?」 |
031 | さく | 「いえ、お偉いさんのお相手だなんて務まるのか心配で…」 |
032 | 代官 | 「ふふふ…堅ぅならんで肩の力を抜け」(さくの肩を揉む) |
033 | さく | 「きゃっ」 |
034 | 代官 | 「ほらほらもっと力抜いてー」 |
035 | 月代 | 「お代官様ぁ、お鍋食べましょう」 |
036 | 女将 | 「失礼しますー。こちら国産黒毛和牛のお肉をお持ちしました」 |
037 | 代官 | 「おっほー、霜降り。いいねーいいねー」 |
038 | さく | 「こちら松茸はいりまーす」 |
039 | 月代 | 「お代官様、贅沢ぅ」 |
040 | 代官 | 「どれどれ、この鍋奉行が鍋を捌くとしますかな」 |
041 | 女将 | 「少々お待ちを。お代官様」 |
042 | 役人 | 「む?何だ?女将、何故行灯(あんどん)の日を消す?」 |
043 | 代官 | 「暗くて何も見えないぞー」(わざとらしく) |
044 | 月代 | 「お代官様の助平」 |
045 | 代官 | 「むほほ、何も見えぬぞー?」 |
046 | 月代 | 「やん…お代官様。おやめくださいまし」 |
047 | 女将 | 「本日の鍋は闇鍋となっております。明かりは一切禁止。暗がりの中、食して頂きます」 |
048 | 役人 | 「闇鍋だと?」 |
049 | 女将 | 「食材は高級食材から何まで。何が入っているかは食べてからの秘密。掟は箸で触れたものは戻してはいけないことですわ」 |
050 | 月代 | 「おやめくださいまし、お代官様ぁ〜」 |
051 | 代官 | 「よいではないか、よいではないかー、はははー」 |
052 | 月代 | 「あ〜れ〜…」 |
053 | 役人 | 「竹山様、闇鍋だそうですよ」 |
054 | 代官 | 「鍋奉行のわしに捌けなん鍋はないっ!」 |
055 | 月代 | 「素敵だわ、お代官様」 |
056 | さく | 「では蓋を開けます」 |
057 | 女将 | 「では、具材を入れますねー」 |
058 | 代官 | 「さくとやらもその鍋に入れ。わしが食しちゃる」 |
059 | さく | 「え?あの…」 |
060 | 代官 | 「闇鍋だ。何が入れてもいい鍋だ。ぬしがはいれ。美しい娘からいいだしがとれるぞぉ」 |
061 | さく | 「あの…ちょっと…竹山様っ!!おやめくださいっ」 |
062 | 代官 | 「よいではないか。ほれほれ」 |
063 | さく | 「きゃぁっ」 |
064 | 代官 | 「この着物を入れるか?のほほほ」 |
065 | 月代 | 「お代官様、少々飲み過ぎでございます」 |
066 | 役人 | 「さ、召し上がりましょう」 |
067 | 代官 | 「どれどれ。鍋奉行のわしが、最初に食べなきゃ始まらないからなぁ」 |
068 | 月代 | 「あん…お代官様ぁ、鍋はあちら。箸で触るもの間違ってますわ」 |
069 | 代官 | 「おっと、間違えてしまったか」 |
070 | 月代 | 「いい加減にしないと鼻へし折るぞ、エロオヤジ」 |
071 | 代官 | 「んん?月代ちゃん今なんて…」 |
072 | 月代 | 「鍋はあちら」 |
073 | 代官 | 「んむ、では美味そうなお肉でも…と」 |
074 | さく | 「竹山様、どうぞ」 |
075 | 代官 | 「うむ…あぐっ!?はばっはばっ!!がはっ。うぇぇぇ…なんじゃこれっ」 |
076 | 月代 | 「厠(かわや)の下駄…」 |
077 | 女将 | 「闇鍋の定番。食べられないものが必ず入っている」 |
078 | 役人 | 「うへっ、誰だ?足袋なんか入れた奴は」 |
079 | 代官 | 「ふふっふふふっ、恐るべき闇鍋。だが、下駄ごときで屈しる鍋奉行ではないわぁぁっ」 |
080 | 月代 | 「厠の下駄だって知ったらどうなるんだろう…」 |
081 | 代官 | 「ふんっ、この柔らかさ、このもろさ。豆腐だなっ」 |
082 | さく | 「あ…それは」 |
083 | 代官 | 「がぱぁっ、不味ッ!何だこの甘さは…このビチョビチョ感」 |
084 | 役人 | 「辛ッ!唐辛子丸々って…唐辛子丸々って…水っ水っ」 |
085 | 代官 | 「この味はもしや、かすていら!?」 |
086 | 女将 | 「さ、お代官様。遠慮せず全部召し上がって下さいね」 |
087 | 月代 | 「鍋奉行は責任を取って鍋を処理しないといけないようですから」 |
088 | さく | 「ごゆっくりお召し上がり下さい♪」 |
089 | 役人 | 「闇鍋ぇぇぇぇぇぇぇぇ…」 |
作者のツブヤキ |
鍋奉行。自分某マンガを読むまで鍋奉行って存じませんでした。 闇鍋の定番は臭い靴下や、サンダルとかですよね(笑) そういった変なものじゃない場合はケーキとか。しょっぱなクライマックスですよね(爆) 闇鍋は恐いね。 |
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