シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:4♀:4 |
総セリフ数 | 112 |
製作日 | 2009/10/13〜2009/10/20 |
概要説明 | 突然隣村に儀式の一式を買ってくるよう命じられた6人。 それぞれの用事もあり、厄介事は引き受けたくないというのが共通の見解だったが、 ゼクは露骨に態度に出す。ゼクに説得を試みるも…… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
ルシバ=ホーリー | 16 | ♂ | 発明家の息子。人間。温和な性格の持ち主。 |
メソカ=スリニー | 5 | ♀ | 農家の娘。人間。天然のドジっ娘。まだ幼さが抜け切らない。 |
アズナ・センカ | 17 | ♀ | センカダバーズの看板娘。竜人。大雑把で朗らかな性格。活発系の元気娘。ナイスバディー |
ゼク・ケヌマ | 19 | ♂ | 村の鍛冶屋の息子。竜人。我儘で自己中心的なところが多い。アズナと幼馴染だが、喧嘩ばかりしている。 |
ミイカ | 8 | ♀ | 石占い師。淡々と喋る緑髪のエルフ。感情を押し殺していることが多い。 |
レミンナ | 5 | ♀ | エルフらしからぬ、活発、活動的、社交的なオレンジ髪のエルフ。 |
オルド=ケイン | 15 | ♂ | 金髪の少年。村長の家で住み込みで働いている。気が利き、人がいい。 |
村長 | 27 | ♂ | カルス村の村長。少々天然部分を持っている |
001 | 村長 | 「なーに、簡単なことじゃよ。ただ隣村で儀式の一式を買い付ける。子供でもできることじゃ」 |
002 | ルシバ | 「僕、初めて聞いたんですけど。代々行われてきたことなんですか?」 |
003 | 村長 | 「んにゃ、希望の石もそれなりに保つものじゃから、それほど頻繁に行くもんでもないんじゃ」 |
004 | ルシバ | 「何で僕たちを選んだか教えていただけないですか?」 |
005 | 村長 | 「知らん。希望の石に聞くんじゃな」 |
006 | ルシバ | 「希望の石が喋ったんですか?」 |
007 | 村長 | 「石が喋るわけあるまいが……いや、喋ったと言えばそうなのかもしれぬ」 |
008 | ルシバ | 「どういうことですか?」 |
009 | 村長 | 「今回の一件もそうじゃが、希望の石については『石占い師』と呼ばれる者に託しておるのじゃ」 |
010 | ルシバ | 「あのミイカといったエルフの女性の方ですね」 |
011 | 村長 | 「古くからいる存在ではないのであろうが、石について詳しい不思議な力を持った者じゃ」 |
012 | ルシバ | 「ミイカさんから聞かされたんですか?」 |
013 | 村長 | 「そうじゃとも。石占い師がしっかりしておらねば村は衰退の一方であるからのぅ」 |
014 | ルシバ | 「石占い師…かぁ」 |
015 | 村長 | 「同じ村に住んでおるんじゃ。人見知りなぞせず、色々な人々と交流を深めてはどうじゃ?」 |
016 | ルシバ | 「はい」 |
017 | オルド | 「お爺様…おはようございます」 |
018 | 村長 | 「む、オルドか。おはよう」 |
019 | ルシバ | 「金髪の少年…村長、あの人前からいましたか?」 |
020 | 村長 | 「ん?オルドのことか。いや、まぁな…」 |
021 | ルシバ | 「金髪といえば、昨日の女の子は元気ですか?ちょっと落ち込んでいたようなので…」 |
022 | 村長 | 「あの子のことなら心配いらん。あやつは世の中を知らな過ぎるからのぅ」 |
023 | ルシバ | 「それならいいんですが…」 |
024 | 村長 | 「なんじゃ、ルシバ。あやつに惚れおったか?」 |
025 | ルシバ | 「なっ、そんなんじゃないですよ!」 |
026 | 村長 | 「ぬしにはメソカがおるものなぁ」 |
027 | ルシバ | 「メソカは幼なじみで…妹みたいなものですよっ」 |
028 | 村長 | 「そうかそうか。結構結構。…どれ、昼飯にでもするかの」 |
029 | ルシバ | 「あ、じゃあ僕はこの辺で」 |
030 | 村長 | 「む?食べて行かぬのか?」 |
031 | ルシバ | 「母さんが待ってると思うので」 |
032 | 村長 | 「おぅおぅ…またの、ルシバ」 |
033 | ゼク | 「ぐぉぉぉぉぉ…」(腹部抱え顔真っ青) |
034 | アズナ | 「だから言ってんだろ。ウチは薬は扱ってないって」 |
035 | ゼク | 「げ、解毒剤とか…あ、あんだろ?」 |
036 | アズナ | 「ねぇって」 |
037 | ゼク | 「た、頼む。ほんとに…」 |
038 | アズナ | 「昨日あんたが馬鹿やっからさ」 |
039 | ゼク | 「お、俺は悪くねぇ…ぬぉぉぉぉ…」 |
040 | アズナ | 「まさかあの子の予言通りってのも、空恐ろしいな」 |
041 | ゼク | 「あいつ絶対呪いかけただろ…」 |
042 | アズナ | 「まさかー。あんたが魚の毒に当たっただけさ」 |
043 | ゼク | 「昨日親父に殴られたんだぞ?まだ腫れてやがる」 |
044 | アズナ | 「それもあんたが悪い」 |
045 | ゼク | 「何だよ。お前に何がわかんだよ」 |
046 | アズナ | 「エルフを罵倒して、自分勝手な行動をした。この一族の恥さらしがっ」 |
047 | ゼク | 「なっ、聞いていたのかっ」 |
048 | アズナ | 「家の外までガンガン響いてたぜ」 |
049 | ゼク | 「とにかくあのアマ、次会ったらただじゃおっかねぇ」 |
050 | ミイカ | 「あら…何してくれるのかしら」 |
051 | ゼク | 「ぬぉっ!?」 |
052 | ミイカ | 「羽根ペン1つ」 |
053 | アズナ | 「あ、おう。羽根は白羽根?黒羽根?」 |
054 | ミイカ | 「白」 |
055 | アズナ | 「あいよ。30セルだな」 |
056 | ゼク | 「おぃ…お前のせいで俺は…」 |
057 | ミイカ | 「悪いけどあなたの運命のほんの一部を教えただけ。八つ当たりはやめて」 |
058 | ゼク | 「八つ当たりじゃねぇ!仕返しだっつーの!」 |
059 | アズナ | 「ゼク、あんたみっともないよ」 |
060 | ゼク | 「俺はぜってー行かねーからなっ」 |
061 | オルド | 「こんにちわー」 |
062 | アズナ | 「お、村長からのお使いかい?」 |
063 | オルド | 「えぇ。そんなところです」 |
064 | ゼク | 「村長の所にこんな奴いたか?」 |
065 | オルド | 「村長の家で住み込みで働かせて頂いてます。オルドです」 |
066 | アズナ | 「今日は何を買ってく?」 |
067 | オルド | 「フルーツを切らしてしまいまして…旬のフルーツを少々チョイスして頂けますか?」 |
068 | アズナ | 「あいさ、りょーかい」 |
069 | オルド | 「ゼクさん、村の外を知ることができる折角のチャンスですよ」 |
070 | ゼク | 「あん?」 |
071 | オルド | 「村の外は邪気に包まれているため特別な用事がなければ出ることのできない隔離状態」 |
072 | ミイカ | 「もっとも、外の世界に興味を持たなかった者には無縁の話」 |
073 | オルド | 「勇者ケラス。憧れているあなたには無縁の話ではない気がします」 |
074 | ゼク | 「何だよ…」 |
075 | オルド | 「後悔しますよ。旅に行かないと…」 |
076 | ゼク | 「てめーの知ったことじゃないだろうがっ」 |
077 | オルド | 「行ける資格を持っていながら行かないと言ってるあなたが羨ましくて仕方ないんですよ」 |
078 | アズナ | 「村長に頼み込むか?ウチからも。こんな奴よりよっぽど気が利きそうだ」 |
079 | ゼク | 「んだとっ?コラァ!」 |
080 | ミイカ | 「調和、協調性…」 |
081 | オルド | 「規則だそうですから。よほどな事情がない限りお爺様の発言は覆せませんよ」 |
082 | アズナ | 「そっか…。だとよ、ゼク。あんたはこの子も昨日の女の子の犠牲にして旅立つ資格を持ってんだとさ」 |
083 | ゼク | 「へっ…知ったことかよっ」 |
084 | 村長 | 「隣村じゃから街道らしきものを真っすぐ進んで行くだけじゃ。これといった危険もない」 |
085 | レミンナ | 「と、言ってるけどこのジジイの言うことを鵜呑みしちゃダメだからね」 |
086 | 村長 | 「のっ!?」 |
087 | レミンナ | 「ジジイの頭は古いの。近年は邪気が濃くなって治安が悪くなってるの。キャラバンを狙った盗賊集団もいるから注意しないと」 |
088 | 村長 | 「う、うむ…」 |
089 | メソカ | 「村長さん、隠し事はよくないですよ?」 |
090 | ルシバ | 「無知が一番恐いって言いますからね」 |
091 | メソカ | 「他には隠してる危険はないですか?」 |
092 | 村長 | 「う、うむ…ほ、他にはない。盗賊もここらでは出ないと思うのじゃがな…」 |
093 | レミンナ | 「その発想が古いのよねー」 |
094 | ミイカ | 「レミンナ…少し口悪い」 |
095 | レミンナ | 「え?そうかなー。気にしないでね、村長」 |
096 | メソカ | 「あ、村長さん」 |
097 | 村長 | 「む?」 |
098 | メソカ | 「おやつはいくらまでですか?」 |
099 | 村長 | 「…みんなで話し合って決めい」 |
100 | レミンナ | 「おやつかぁ…」 |
101 | ミイカ | 「水玉りんごは入らない…」 |
102 | 村長 | 「それはデザートじゃからの」 |
103 | アズナ | 「ウチのところから好きなの買ってくといいよ」 |
104 | メソカ | 「うん!」 |
105 | 村長 | 「じゃぁ、解散じゃ。旅立ちの日まで出発の準備をしっかりしとくのじゃぞ」 |
106 | オルド | 「…村長」(みんなが出て行くのを見届けてから話しかける) |
107 | 村長 | 「む?」 |
108 | オルド | 「彼らにもし隣村に売っていなかった時のことを教えなくていいのですか?」 |
109 | 村長 | 「…最悪なケースは考えぬことにしてるんじゃ。言霊っちゅーものもあるからのぅ」 |
110 | オルド | 「そうですか…」 |
111 | 村長 | 「いかんいかん、発想が年寄りじゃったな」 |
112 | オルド | 「もう十分ご高齢なんですからお気になされなくても。さ、夜は冷えますから早く寝ましょう」 |
作者のツブヤキ |
第3話を書かせて頂きました。 小説とはまたちょっと展開を変えて違うストーリーで進めております。 掲示板にて前の作品をやって頂いたとのことと続編を創って頂ければ的なことが書かれていてとても嬉しかったです。 やはりこういうのは書いていて直接反応が見れるとやりがいがあるんですよね。 続きも書こうと思えますし。何もないと書くのもやめようかと思っちゃいます(笑) 皆さんも感想・意見などガンガン書いて下さいね♪ |
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