温泉狩り
温泉狩り

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:3
総セリフ数 116
製作日 2009/9/14〜2009/9/15
概要説明  今の季節、そろそろ紅葉も終わりを告げるころで、温泉シーズン到来。
女の子三人で温泉に行くことへ。アッシーとして呼ばれた若い衆。
温泉の王道と言えば…
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
池上 陸
(いけがみ りく)
23 しっかりした体格の黒スーツにグラサンの自称自営業の怪しげな男。千秋の部下らしいが…。
畑崎 秋奈
(はたさき あきな)
26 千秋のことが大好き。千秋は嫁…むしろ千秋の嫁。と思っている。
北村 千秋
(きたむら ちあき)
45 がさつな口調でサバサバした性格。みやと相性がいいらしく、興味津々。金持ちの娘との噂も
雨宮 みや
(あまみや みや)
22 必要最低限の会話しか好まない。大の温泉好きで、千秋と意気投合している。






【車の中】(池上の運転で山道をガタガタと走る車)

001 池上 「姉(あね)さん、この道であってるんですか?」
002 千秋 「あってると思えば、あってるだろ」
003 秋奈 「あの…こ、この人って千秋ちゃんの知り合いなの?」
004 池上 「ん?俺のことか?」
005 千秋 「池上、知り合いか?」
006 池上 「どうなんですかね?」
007 千秋 「知り合いじゃないな」
008 秋奈 「え?じゃ、どーゆう関係なの?」
009 みや 「恋人か…」
010 秋奈 「え?」
011 千秋 「池上、オレとお前。恋人関係だって」
012 池上 「恋人ですか。それはそれで面白そうですね」
013 秋奈 「え?え?ウソだよね?」
014 千秋 「彼氏じゃないのにわざわざ人の旅についてこないよなぁ?」
015 秋奈 「千秋ちゃん、そなの?」
016 池上 「ま、ただのアッシーですけどね」
017 千秋 「ご苦労さん」
018 秋奈 「え?でも、気になる」
019 千秋 「んー…部下だよな?」
020 池上 「そうですね。姉さんの部下ですね」
021 みや 「下僕か」
022 池上 「下僕ではないですね」(即答)
023 秋奈 「職業って?」
024 千秋 「自営業。だよな?」
025 池上 「えぇ。自営業ですね」
026 千秋 「みや、楽しみだな。温泉」
027 みや 「うん…温泉」(ひそかにわくわくしているように)
028 秋奈 「何でみやみや来たの?」
029 みや 「千秋に誘われた」
030 千秋 「オレが誘った。今の時期温泉がシーズンだし」
031 秋奈 「え、でも千秋ちゃん、秋誘ってくれたから…てっきり」
032 千秋 「いや、オレとコイツで行ってもなぁ?」
033 池上 「姉さんが退屈するかと思いますしね」
034 千秋 「多い方が楽しいだろ?」
035 みや 「私は温泉に入れればそれでいいが…」
036 千秋 「くぅ、このクールさがまた可愛いよなぁ」
037 秋奈 「秋は千秋ちゃんの方が可愛いと思うな…」
038 千秋 「オレはねぇよ。秋奈の目乾いてんじゃね?」
039 池上 「…ふぅ。若いねぇ」(ミラー越しでかるくため息)



【旅館前】(車から降りて旅館を見上げる三人)

040 千秋 「民宿だな」
041 秋奈 「民宿ね」
042 みや 「民宿…」
043 池上 「姉さん。荷物はもう運んでいいですか?」
044 千秋 「ん?あぁ、よろしゅう」
045 秋奈 「え、千秋ちゃんの荷物持つよ?」
046 千秋 「重いからやめとけ」
047 秋奈 「平気平気。スプーンより重いの持てるから」
048 千秋 「どこのお嬢様だよ」
049 秋奈 「いや、でも下着とか入ってるのに男の人に持たせるなんて…」
050 千秋 「そんなの気にすんのお前だけだぞ。な?」
051 みや 「私は温泉に入れればそれで…」
052 秋奈 「えーだって…」
053 池上 「別に姉さんがどんな下着持ってようが、俺には関係ないですからね」
054 千秋 「オレ的にも池上が目の前でバッグ開けてパンツかぶり始めても気にしないな」
055 秋奈 「いや、それは気にしようよ…」
056 池上 「俺そんなことしませんが…」
057 千秋 「というか、荷物は男が持つもんだろ?」
058 秋奈 「そりゃ、そうだけど…」
059 千秋 「ま、さっさとチェックインしようぜ」
060 みや 「温泉…」



【和室】(部屋に入る)

061 千秋 「やっぱ和室がいいよなぁ。和むってかさ」
062 秋奈 「千秋ちゃんの家、和室ないの?」
063 千秋 「事務所、和室にすっか?」
064 池上 「いや、それはちとマズいんじゃないですか?姉さん。ボスに怒られますぜ」
065 千秋 「ちぇっ、いつかしてやっからな」
066 みや 「千秋の家は洋館の館だが、温泉は立派だ」
067 秋奈 「みやみやは千秋ちゃんの家、行ったことあるの?」
068 みや 「そこそこ」
069 池上 「雨宮の姉さんは結構来てますね」
070 千秋 「お風呂気に入ったんだもんな」
071 秋奈 「今度秋も誘ってくれたら嬉しい…」(段々小さな声に)
072 千秋 「別にあんま面白いもんないけどな」
073 みや 「温泉…」
074 池上 「じゃ、荷物ここに置いておきますね。姉さん何かあったら携帯に」
075 千秋 「ん?どっか行くのか?」
076 池上 「いや、俺は車で…さすがに姉さんたちと一緒の部屋に寝るわけにいかないんで」
077 千秋 「別にいいよな?」
078 秋奈 「え゛っ?」
079 みや 「湯けむり殺人事件の被害者」
080 千秋 「そんなことになったらオレら帰れなくなるぜ」
081 みや 「タクシーを使えばいい」
082 千秋 「そっか。じゃあ、加害者で逃亡説もありか」
083 みや 「ブレーキオイルが細工され崖から転落」
084 池上 「俺、殺されること前提!?」
085 千秋 「さーフロ行くぞ!フロ」



【浴場】(大浴場→露天風呂へ)

086 秋奈 「今時さらしを巻いてるなんて珍しいね…」(驚いたように)
087 千秋 「結構落ち着くぜ。秋奈もあとで巻くか?」
088 みや 「温泉…イイ♪」
089 千秋 「大浴場なんて後にして、露天風呂行こうぜ、露天風呂」
090 みや 「まさしく湯けむり」
091 秋奈 「……」
092 千秋 「お約束のように人が浮いているわけだ」
093 みや 「千秋。これは沈めるべき?」
094 千秋 「池上。混浴に誰が入ってイイ言った?」
095 池上 「いや、姉さん…俺は向こう向いているんで」
096 みや 「湯けむり殺人事件。混浴露天風呂は死の香り」
097 千秋 「うまいうまい」
098 池上 「お、俺はお邪魔にならない内に撤退を…」
099 秋奈 「千秋ちゃん。紅葉(こうよう)がすごいよ」
100 千秋 「散った紅葉(もみじ)の葉とかが温泉に浮かんでるのがまたいいよなぁ」
101 みや 「癒される…」
102 千秋 「もうすぐ冬だ。この紅葉(こうよう)も散ってしまうのかぁ」
103 秋奈 「なんか切ないよね…」
104 みや 「秋は切ない季節だから」
105 千秋 「全部散る前にもみじ狩りするか」
106 秋奈 「もみじ狩り?」
107 千秋 「みんな、大きく手を広げて…」
108 池上 「なんか嫌な気分な予感…」
109 千秋 「池上、歯ァー食いしばれ」(大きく振りかぶって池上の背中に手形つける)
110 池上 「だばぁっ!?」(痛みで顔しかめる)
111 千秋 「ほら、もみじ。もみじ。こいつ浮かべて楽しむか」
112 みや 「それも一興か…」
113 千秋 「池上。冷たい海に沈むのと、温かい温泉に沈むの。どっちがいい?」
114 池上 「ひぃっ…」
115 みや 「湯けむり殺人事件。赤きもみじは秋の終わり」
116 千秋 「………あれ?楽しんでんのオレだけ?」(しばらく間を空けてから気付いたように言う)






作者のツブヤキ
 季節劇団最後の作品となります。
11月ってほんと何もない月ですよね。文化の日でしたっけ…なかなか難しいですよね。
作ってからの反省はまた女の子3人に男1人だよ。ってこと
その割合が一番作り易いし、募集にもちょうどいいのかもしれません。

千秋は若い衆を束ねるボス的存在です。今時胸にさらし巻いてるって…あ、でも下はふんどしじゃないですよ(笑)
秋奈のキャラが活かしきれなかったのが残念。
みや的キャラもそろそろワンパです。スミマセン。
楽しんで、張り切って行こう!!

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