パンプキンパイはいかが?

パンプキンパイはいかが?

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:2不問:1
総セリフ数 116
製作日 2009/9/10〜2009/9/11
概要説明  ハロウィーンの季節が到来。それはこのケーキ屋でも同じだった。
新しくクラスメイトの家でアルバイトを始めた武士っぽい性格の咲夜。
しかし意気込むのはいいが、空回り。
ハロウィーンシーズン、焼きたてパンプキンパイはいかがですか?
利用にあたって 利用規約
目安時間 8分半程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
斎藤 翔大
(さいとう しょうた)
45 ケーキ屋の手伝いをしている。咲夜に自分の店のバイトを紹介してあげた。
斎藤 圭子
(さいとう けいこ)
18 ほんわかしているが、言うことは核心を突く。料理・お菓子の腕は超一流。
西村 咲夜
(にしむら さくや)
48 時代劇が好物で自称硬派な女の子。意外と天然でおっちょこちょい。
5 ケーキを買いに来た客。最近クリームブリュレが熱いらしい。






【店】(咲夜が店の制服に文句を言う)

001 咲夜 「何故私がこのような辱めを受けねばならぬのだ!!」
002 翔大 「いや、別に辱めはうけてないと思う…」
003 咲夜 「では、何だこの格好は!?貴様の趣味か?貴様の趣味なのか?」
004 翔大 「メイド服は俺の趣味じゃないけど…」
005 圭子 「あら、咲ちゃんおはよう♪」
006 咲夜 「母君、おはようございます」
007 圭子 「相変わらず武人みたいねー」
008 咲夜 「滅相もございません!」
009 翔大 「何が滅相もないのやら…まんまじゃんか…」
010 圭子 「今日もお仕事頑張ってね♪」
011 咲夜 「御意」
012 翔大 「メイド服は母さんの趣味だよ。可愛いって」
013 咲夜 「これを着ることを分かっていて私を誘ったな?」
014 翔大 「西村が金に困ってるって頭抱えているからバイト先紹介してあげたんじゃんか」
015 咲夜 「もっとマシなものを紹介せよ、阿呆め」
016 翔大 「マシって他は力仕事だから販売業にしてあげたんじゃないか」
017 咲夜 「力仕事くらいできるわっ」
018 翔大 「そう言って学校の階段からピアノを落としたのはどこのどいつだ」
019 咲夜 「あれは山田が手を離したから…」
020 翔大 「階段からピアノ降ってくるとか…死ぬかと思ったよ」
021 咲夜 「それで死んだら阿呆の称号を与えていただろうぞ」
022 翔大 「イラネ…」
023 咲夜 「ん?それよりとても良き匂いが…」
024 翔大 「そんなに他のところが良ければアルバイト委員会に入ればいいじゃんか」
025 咲夜 「そのような怪しげなところに私の身柄を預けられぬ」
026 翔大 「確かに個人情報を外部に書くって作業は嫌だけど…それじゃ見つからないよ」
027 咲夜 「母君のお店は大変素敵で私も満足しておる」
028 翔大 「なら文句言うなよ…」
029 咲夜 「貴様がここにいるのが気に入らないのだ。何故いる?」
030 翔大 「なぜって…ここ俺の家だし…」
031 咲夜 「何故ここで働いているのかという話だ。貴様こそコンビになり、なんなりの場所で働けば良いものを…」
032 翔大 「母さんが大変だって言うから仕方なく手伝ってるだけだ」
033 咲夜 「なら辞めてしまえ。私一人で十分だ」
034 翔大 「超不安だから無理」
035 咲夜 「なっ、失礼な」
036 翔大 「ほら、お客さんだぞ」
037 「どれにしよっかなぁ〜」
038 咲夜 「い、いらっしゃいませ…」
039 翔大 「いらっしゃいませー」
040 「このチョコチョコダブルって何ですか?」
041 咲夜 「へ?」
042 「このチョコチョコダブルって何がダブルなんですか?」
043 咲夜 「え、いや…あの…その…」(翔大を見る)
044 翔大 「それはですね、生チョコとビターチョコを層のようにしてさらに周りをチョコでコーティングしたケーキです」
045 「ふーん、なるほどね。じゃ、ブリュレ3つ」
046 翔大 「はい、毎度ありがとうございます」
047 咲夜 「えーと…320円が3つで960円になります」
048 「1010円で」
049 咲夜 「1010円……」
050 翔大 「50円のお釣りになります。毎度ありがとうございました」
051 咲夜 「ぁ、ありがとうございました」
052 翔大 「…俺よりできるんだっけ?」
053 咲夜 「む?た、たまたまだっ。たまたま」
054 翔大 「ケーキについて知らないことだらけで、釣銭計算も慣れていないでしょ」
055 咲夜 「あ、相手が悪かった。紛らわしい出し方するから…次は大丈夫だ。次こそは…」
056 圭子 「咲ちゃん、翔くん。ちょっと来てー」
057 咲夜 「はっ」



【リビング】(パンプキンパイが用意されている)

058 翔大 「お…」
059 咲夜 「おお、このパイ生地のこんがり焼けた甘い良き匂い…パイだな」
060 圭子 「パンプキンパイよ。ハロウィーンが近いし…新商品として焼いてみたの」
061 翔大 「なるほど。ハロウィーンシーズンの到来か」
062 咲夜 「それでは早速、戴きます」
063 圭子 「召し上がれ♪」
064 咲夜 「おぉ!美味である!!」
065 圭子 「そう?」
066 翔大 「うん、これならば主力商品にできるね」
067 圭子 「良かった」
068 咲夜 「母君の作る菓子を毎日食べれる者は幸せ者であるな」
069 圭子 「あらぁ、嬉しいこと言うわね。いっそ咲ちゃん家族になって毎日食べる?」
070 咲夜 「母君の家族の一員になるとは。また恐れ多きことを…」
071 圭子 「翔くんをもらってくれたら家族になれるわよ」
072 翔大 「ちょ、母さん!?」
073 咲夜 「斎藤とけけけけ、結婚!?」
074 圭子 「そろそろそんなことも考えていいころかもね。翔くんと咲ちゃんだとバランス取れてるし」
075 翔大 「何がバランス取れてんだか…」
076 咲夜 「結婚…婚儀…契り…」(ぐるぐると頭の中回る)
077 圭子 「じゃ、準備しないとね」
078 翔大 「母さんは座ってて。俺がやっから」
079 咲夜 「ま、待てっ斎藤!式場を予約するなら今月末が都合が…」
080 翔大 「は?式場?」
081 咲夜 「あ、いやっなんでもないっ!」
082 圭子 「あら、本気で考えててくれたの?咲ちゃん」
083 翔大 「パンプキンパイを店頭に並べる準備しようって話なんだけど」
084 咲夜 「いや、その、あの…」
085 圭子 「やっぱりいいわね、咲ちゃん。翔くんは準備よろしくね。咲ちゃんは食べ終わったらちょっとこっちに来てね」
086 翔大 「じゃ、準備して来る」



【店】(パンプキンパイを並べる)

087 翔大 「ハロウィーンシーズンかぁ…」
088 圭子 「翔くん翔くん。魔女と黒猫どっち好き?」
089 翔大 「そりゃ魔女っ子より猫耳だろ」
090 圭子 「咲ちゃん、おいでー」
091 咲夜 「母君…この格好では流石に…」
092 翔大 「な…」
093 圭子 「咲ちゃんのハロウィーンバージョン。黒猫咲ちゃん♪」
094 翔大 「西村…」(呆然)
095 咲夜 「母君、いくらご趣味とはいえ…これは恥ずかし過ぎます…」
096 圭子 「あら、この格好は翔くんの趣味よ。じゃ、完売目指して頑張ってね」
097 翔大 「ちょっとスカート短いけどツボった」
098 咲夜 「くっ、貴様の趣味かっ」(顔真っ赤)
099 翔大 「ナイス、ハロウィーン…」
100 咲夜 「ばっ、バカ言ってないでさっさとパンプキンパイを完売させるぞ!!」
101 翔大 「じゃ、外で宣伝して来て」
102 咲夜 「なっ…」
103 翔大 「その格好ならパンプキンパイが飛ぶように売れるぞ」
104 咲夜 「しかし…」
105 翔大 「美味しい焼きたてのパンプキンパイは如何ですか?」
106 咲夜 「くっ…斎藤、覚えてろ」
107 翔大 「可愛いハロウィーンバージョン、黒猫咲夜の姿をしっかり覚えとくよ」
108 咲夜 「阿呆め…」
109 翔大 「パンプキンパイと一緒に紅茶を召し上がれ」
110 咲夜 「…美味しいパンプキンパイが焼けました。いれ立てのお茶と一緒に召し上がれ」
111 翔大 「その調子」
112 咲夜 「行って来る…」
113 翔大 「終わったら焼きたてのパンプキンパイが待ってるさ」
114 咲夜 「言ったな。約束だぞ」
115 翔大 「はいはい…」
116 咲夜 「美味しい焼きたてのパンプキンパイは如何かな、ハロウィーンにパンプキンパイは如何かな」






作者のツブヤキ
 パンプキンパイー。甘くて美味しいパンプキンパーイ。
パイ生地の焼きたてのあのこんがりとした美味しい匂い。ハロウィーンのシーズンはケーキ屋とかもハロウィーンの飾りがつけられますよね。
パンプキンお化けやこうもりとか。場所によっては店員が魔女帽をかぶってるんですよね。
咲ちゃんいいキャラしてる。それを扱うママも素敵ですよね。
咲ちゃんのテンポずれ、ママの冗談、振り回される翔くん。この話の続きとか想像するのが楽しいです。

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