シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:2♀:1 |
総セリフ数 | 112 |
製作日 | 2009/9/7〜2009/9/7 |
概要説明 | 人間界ではハロウィーンのお祭りの季節。祭に乗じて人間を襲おうと企む狼少年。 ドラキュラと共に人間界に降り立つが…たまたま入ったお店で… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 6分程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
テッド | 56 | ♂ | 残虐な一面のある狼少年。人間を好物と称して狩りを楽しんでいる。 |
ミラージュ | 36 | ♀ | 自称永遠の18歳の魔女っ子。町が気に入って住み着き、洋服店を経営している。 |
ワンズ | 20 | ♂ | テッドのお目付役を買って出ている紳士的な吸血鬼。賢く、頭の回転が早い。 |
001 | テッド | 「Trick or Treat!イタズラされたくなきゃ、菓子出しな」 |
002 | ワンズ | 「テッド君、何ですか突然」 |
003 | テッド | 「へ?いや、ハロウィーンの季節だなって」 |
004 | ワンズ | 「ハロウィーンですか…」 |
005 | テッド | 「お化けの格好して家々を回る風習でしょ」 |
006 | ワンズ | 「あながち間違いないですが、お盆のようなものですよ」 |
007 | テッド | 「先祖を祀る祭りの?」 |
008 | ワンズ | 「仮装した中に先祖様が紛れ込むといった言い伝えがありますからね」 |
009 | テッド | 「仮装引っ剥がせば分かるってことだろ?」 |
010 | ワンズ | 「仮面舞踏会のようなもの。お互いの詮索はしないのが暗黙の了解ってとこですよ」 |
011 | テッド | 「変なのー」 |
012 | ワンズ | 「まぁ、人間は時にとんでもないことをやらかしますからね」 |
013 | テッド | 「何にせよ、狩り時ってことだろ?」 |
014 | ワンズ | 「そうなりますかね」 |
015 | テッド | 「人間たちにオレの力を見せる時だぜ」 |
016 | ワンズ | 「私もついていったほうがいいのでしょうかねー」(呟くように) |
017 | テッド | 「うわっ、かぼちゃの化け物だっ」 |
018 | ワンズ | 「パンプキンゴーストですね。パンプキンが収穫できる時季ですから」 |
019 | テッド | 「あれ、美味いのか?」 |
020 | ワンズ | 「食用にはむいてなかったと思いますよ。このイベントのためだけに作っている農家があるそうですから」 |
021 | テッド | 「ふーん」 |
022 | ワンズ | 「しかし流石に賑わっていますね」 |
023 | テッド | 「全部喰っていいんだろ?」 |
024 | ワンズ | 「えぇ。少し多いかもしれませんが」 |
025 | テッド | 「楽しみだなぁ」 |
026 | ワンズ | 「そんなことより、捜すのが面倒ですからはぐれないで下さいよ?……見失ってしまいましたか」 |
027 | テッド | 「ワンズ?おいワンズ?…ったく、大の大人が迷子になってちゃわけねぇぜ」 |
028 | テッド | 「お?何だあれ?」 |
029 | ミラージュ | 「いらっしゃいませ」 |
030 | テッド | 「何だここ?」 |
031 | ミラージュ | 「ミラージュ魔法店。あなたに魔法を売ってあげましょうか?」 |
032 | テッド | 「魔法?」 |
033 | ミラージュ | 「ハロウィーンの日に仮装もしないなんて駄目じゃない、君」 |
034 | テッド | 「うっせ、さわんな魔女」 |
035 | ミラージュ | 「あれ?狼少年のコスチューム?」 |
036 | テッド | 「ばっか違ッ…」 |
037 | ワンズ | 『人間たちに我々の正体を知られるといささか面倒ですよ。ハロウィーンの日。何か言われても仮装だとごまかしなさい』 |
038 | ミラージュ | 「じゃ、何?」 |
039 | テッド | 「あ、いや、うん……そうだ」(うなだれる) |
040 | ミラージュ | 「でも隠しているとらしくないわね。もっとらしくならないと」 |
041 | テッド | 「え?」 |
042 | ミラージュ | 「お姉さんが魔法をかけてあげる」 |
043 | テッド | 「うっせ、さわんな魔女ババァ」 |
044 | ミラージュ | 「失礼ね。まだ18よ。人間の歳で…」 |
045 | テッド | 「オレと少ししか違わねぇじゃんかよ」 |
046 | ミラージュ | 「私の方が上でしょ?」 |
047 | テッド | 「少し長生きしてるくらいで調子のんなよ」 |
048 | ミラージュ | 「お姉さんでしょ?」 |
049 | テッド | 「だから年増ババァっ……」 |
050 | ミラージュ | 「お姉さんだよね?」(にっこり笑って口を押さえつける) |
051 | テッド | 「おぉう…」(口塞がれこもったように) |
052 | ミラージュ | 「ってことで、変身ターイム!!」 |
053 | テッド | 「は?」 |
054 | ミラージュ | 「君に魔法をかけてあげるって。…あ、君名前なんて言うの?」 |
055 | テッド | 「ワンズが知らないおじさんに名前を聞かれても答えんなって…」 |
056 | ミラージュ | 「私おじさんじゃないからいいでしょ?」 |
057 | テッド | 「そっか。オレはテッド」 |
058 | ミラージュ | 「私はミラージュ。さ、ちゃちゃっと魔法かけちゃおうか」 |
059 | テッド | 「さっきから魔法をかけるかけるって何する気だよ」 |
060 | ミラージュ | 「魔法で大変身。ハロウィーンのご用達はこちら!!」 |
061 | テッド | 「キャッチフレーズなんて聞いてない」 |
062 | ミラージュ | 「魔法の材料を用意します。ジーパンにドクロのTシャツでどうかな。それとシルバーアクセサリー」 |
063 | テッド | 「…で?」 |
064 | ミラージュ | 「テッド君を脱がす」 |
065 | テッド | 「馬鹿ッさわんなっ、近寄んな!やめろっ」 |
066 | ミラージュ | 「すぐ終わるすぐ終わる♪」 |
067 | テッド | 「わっ、ちょっやめろぉぉぉぉぉぉぉぉ…」 |
068 | テッド | 「もうお嫁にいけない…」 |
069 | ミラージュ | 「お嫁には行かないでしょうが」 |
070 | テッド | 「ひでぇ…」 |
071 | ミラージュ | 「だいぶよくなったよ。ハロウィーンっぽくなった」 |
072 | テッド | 「尻尾踏むし…」 |
073 | ミラージュ | 「随分精密にできたアクセサリーね。お尻の穴にでも挿してるの?」 |
074 | テッド | 「んなわけっ……まぁ、うん…」 |
075 | ミラージュ | 「魔女っ子だって変身時裸になるんだから男の子の君が裸にされたくらいで文句言わないの」 |
076 | テッド | 「オレ魔女っ子じゃねぇもん…」 |
077 | ミラージュ | 「そうね、変身シーンがあるのは女の子だけね」 |
078 | テッド | 「何が好きでババァにひんむかれなきゃならないんだよ…」 |
079 | ミラージュ | 「お姉さんでしょ」 |
080 | テッド | 「おねぇ…さん…」(嫌々言う) |
081 | ミラージュ | 「ってことで魔法かけてあげたわよ。だいぶ見違えるようによくなったわ」 |
082 | テッド | 「これが魔法ねぇ…」 |
083 | ミラージュ | 「本物の魔法でなくても素敵な洋服は最高の魔法だと思うけど?」 |
084 | テッド | 「………」 |
085 | ミラージュ | 「魔女っ子コスもなかなかでしょ?よくない?こんな日じゃないとこんな格好できないしね」 |
086 | テッド | 「人間って馬鹿なんだな。力もないのに真似事するのが好きだなんて」 |
087 | ミラージュ | 「真似事?」 |
088 | テッド | 「魔法も使えないのに魔法使えますって魔女の格好だなんて馬鹿らしいぜ」 |
089 | ミラージュ | 「ふーん、テッド君。君、魔女っていると思う?」 |
090 | テッド | 「今日は馬鹿な人間の集まる日だろ?本物なんているわけないだろ」 |
091 | ミラージュ | 「Trick or Treat!!お菓子をくれないとイタズラするぞ」 |
092 | テッド | 「ハロウィーンの決まり文句…」 |
093 | ミラージュ | 「子供はお菓子なんてかわいいものを要求、じゃなくともイタズラなんてかわいいものだけど…」(火の玉がテッドの顔をかする) |
094 | テッド | 「な…」 |
095 | ミラージュ | 「イタズラなんてかわいいもので済むかしら?」 |
096 | テッド | 「冗談じゃねぇよ!」 |
097 | ミラージュ | 「ハロウィーンに紛れて本物もいるってこと。覚えておいた方がいいよ、テッド君」 |
098 | テッド | 「魔法ババァッ……あばぁっ」(魔法瓶後頭部直撃) |
099 | ミラージュ | 「お姉さんって言ってるでしょ」 |
100 | テッド | 「出てってやる!!」 |
101 | ミラージュ | 「ありがとうございましたー」 |
102 | ワンズ | 「おやおや、こんなところにいましたか」 |
103 | テッド | 「ワンズ」 |
104 | ワンズ | 「ばっちりハロウィーン色に染まってますね」 |
105 | テッド | 「魔法ババァにやられた」 |
106 | ワンズ | 「おやおや…」 |
107 | テッド | 「もう帰る!!」 |
108 | ワンズ | 「食して行かないのですか?」 |
109 | テッド | 「すぐ帰る!!」 |
110 | ワンズ | 「ハロウィーンは楽しかったでしょう」 |
111 | テッド | 「べ、別に…またきてやらんこともないな」 |
112 | ワンズ | 「Trick or Treat!何かくれないと…命を頂きますよ?」 |
作者のツブヤキ |
ワンズさん全く活躍しませんでしたが、紳士的なドラキュラです。 テッドは人間自体を丸々喰いますが、ワンズは必要な分しか吸血しません。 ミラージュも悪い魔女で人間を狙ってテッドと争う的な話もありかとは思ったんですけどね。 Trick or Treat! 今ではあまり縁のない話ですね。 幼稚園のころは近所にお菓子もらいに行ってた気がしますよ。 あれって楽しいんですよね。今はどちらかというと子供より皆さんがどんなコスされるのかが気になりますけど(笑) |
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