| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:3♀:3不問:1 |
| 総セリフ数 | 85 |
| 製作日 | 2009/8/17〜2009/8/27 |
| 概要説明 | 今は昔、竹取の翁といふものあり。 野山にまじりて竹を取りつつ…人の竹やぶに人がわらわら。 あっちの竹が光り、こっちの竹が光り…いつの間にか、かぐや姫育成大会が開かれていた。 |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | 7分程度 【〜10分】 |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 翁 (おきな) |
18 | ♂ | 竹取の翁。竹を売って生活しているお爺ちゃん。貧しいが婆ちゃんと幸せに暮らしている。 |
| かぐや姫 | 5 | ♀ | 光竹より生まれた月の人。翁に育てられ心清らかに育った。 |
| 孫六 (まごろく) |
17 | ♂ | 人として終わりかけた意地悪爺さん。反省色が見えない。 |
| 華紅夜 (かぐや) |
13 | ♀ | 別の人に見つけられたが、孫六に拉致された。グレて不良グループの長。 |
| 三郎 | 5 | ♂ | 可愛いものに目がない太った男。かぐたんを大事に育てている。 |
| かぐたん | 6 | ♀ | 手のひらサイズの女の子。見ている人たちを和ませる効果の持ち主。 |
| ナレーション | 21 | ? | 大会の司会者? |
| 001 | ナレーション | 「昔、竹取の翁という者ありけり。名をば…」 |
| 002 | 翁 | 「ほぅ…ほぅ……今日も一日…ん?」(一息ついて竹やぶを見る) |
| 003 | ナレーション | 「さぁー、いよいよ始まりました。竹取争奪戦!!」 |
| 004 | 翁 | 「なんか集まっとるぅー!?」 |
| 005 | ナレーション | 「この竹やぶの中に光る竹があるそうです。さ、どうぞ参加されてください」 |
| 006 | 翁 | 「わしの刈っている竹やぶで一体何を…」 |
| 007 | ナレーション | 「ではスタートです。はりきってどうぞ!!」 |
| 008 | 孫六 | 「うぉぉぉぉぉぉおおっ、光る竹ェェェ!!」 |
| 009 | ナレーション | 「おっと、孫六が豪快なスタートを切ったー。斧を持ってあんな顔されたら怖すぎる」 |
| 010 | 翁 | 「いや、わしの竹が…」 |
| 011 | ナレーション | 「ぼーっとしているとなくなりますよ」 |
| 012 | 孫六 | 「うぉぉぉぉぉっ、見つけた!!光る竹ッ」 |
| 013 | 翁 | 「何ッ!?奴に取られたらかぐや姫は奴のものになってしまって物語が成り立たなくなる!!」 |
| 014 | ナレーション | 「なぜ先を知っている!この翁。かぐや姫って誰だか知っているのは読者か、二回目以降のプレイヤーのみだー。この翁、さては2周目だな!!」 |
| 015 | 翁 | 「あ、いやいや。こっちの話」 |
| 016 | ナレーション | 「巧みにごまかしたー。続きは言わんですよ、知りませんよと言いたいかのようだ」 |
| 017 | 孫六 | 「これはもらったー!!チェストォォッ」(斧で光る竹の真ん中を切る) |
| 018 | ナレーション | 「あ…」 |
| 019 | 孫六 | 「……これ何オチ?」 |
| 020 | ナレーション | 「はいっ、放送できないほどグロい状況です。孫六は殺人現行犯逮捕です」 |
| 021 | 孫六 | 「なっ、ちょっ…え?」 |
| 022 | ナレーション | 「お?あちらで爆発が発生しました。光る竹の中には爆発するのもあるのでご注意ください」 |
| 023 | 翁 | 「一体何が…」 |
| 024 | ナレーション | 「十兵衛が姫を発見!…なんと伊江門がそれを奪おうと必死だー。バトル発生」 |
| 025 | 翁 | 「お、光る竹…」(目の前の竹を割る) |
| 026 | ナレーション | 「おぉっと、翁も姫を発見。十兵衛が死守しきりました!!三郎も姫を発見!!」 |
| 027 | 翁 | 「ちょ、待っ…姫は何人いんじゃ!?」 |
| 028 | ナレーション | 「無事救出できたのは十名でした!!」 |
| 029 | 翁 | 「無事救出って…」 |
| 030 | ナレーション | 「はい、大事に育ててくださいね」 |
| 031 | 翁 | 「育成ゲーム?」 |
| 032 | ナレーション | 「ちなみに姫たちは成長速度が早いのでご安心ください」 |
| 033 | 翁 | 「おぅおぅ、よくもここまで立派に育ったな…」 |
| 034 | かぐや姫 | 「お父様とお母様のお蔭です」 |
| 035 | 翁 | 「うむ…」 |
| 036 | ナレーション | 「翁の見つけたかぐや姫はすくすく育ち、立派な美しい女性に育っておりました」 |
| 037 | 華紅夜 | 「あ?あたしが夜でかけよーがテメーには関係ねーだろがっ」 |
| 038 | 孫六 | 「あ、いや、いちお君のお父さんだし…」 |
| 039 | 華紅夜 | 「キモいこと言ってんなよ、ジジイ。テメーの子供のわけねーだろうが」 |
| 040 | ナレーション | 「孫六がさりげなーく奪った華紅夜はすくすく育ち、立派な不良少女に育っておりました」 |
| 041 | 孫六 | 「立派な不良少女って…」 |
| 042 | 華紅夜 | 「あぁ?さっさと金よこせや!」 |
| 043 | 孫六 | 「か、華紅夜や。もうお金はないんだ…」 |
| 044 | 華紅夜 | 「あ?…ジャンプしてみ?」(にっこり笑う) |
| 045 | 孫六 | 「え?」 |
| 046 | 華紅夜 | 「いいからジャンプしてみって」 |
| 047 | 孫六 | 「いや…えと」 |
| 048 | 華紅夜 | 「ほら」(揺する) |
| 049 | 孫六 | 「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ…」 |
| 050 | 三郎 | 「さぁ、かぐたん。おやつの時間ですよー」 |
| 051 | かぐたん | 「わーい♪」 |
| 052 | ナレーション | 「三郎の見つけたかぐたんはすくすくと育たなく、見つけた当時のサイズでかわいらしい女の子になりました」 |
| 053 | かぐたん | 「サブロー」 |
| 054 | 三郎 | 「なんだい?かぐたん」 |
| 055 | かぐたん | 「実は…」 |
| 056 | ナレーション | 「かぐや姫は月で起こした罪を償うために人間界に生み落とされたため、罪が許される時、月からの使者が迎えにくるのだ」 |
| 057 | 翁 | 「なんということだ…大事に育てあげたかぐやがいなくなってしまうだなんて…」 |
| 058 | かぐや姫 | 「私もさみしゅうございます…お父様…」 |
| 059 | 翁 | 「なんとか帰らずに済む方法はないんじゃろうか…」 |
| 060 | かぐや姫 | 「いいえ、無理ですわ、お父様。月の使者は人間ではありません。どんなところに隠れようとも見つけられてしまいます…」 |
| 061 | 翁 | 「おとなしくかぐやを引き渡せと言うのか…」 |
| 062 | かぐや姫 | 「お父様やお母様に迷惑がかかるやもしれません」 |
| 063 | 翁 | 「この老いぼれ、かぐやを育てることだけが唯一の生き甲斐じゃったのだ。お前がいなくなるなんて考えられん」 |
| 064 | かぐや姫 | 「私も帰りとうはございません…ですが」 |
| 065 | 翁 | 「わしがなんとしてもかぐやを守り抜いて見せる」 |
| 066 | 華紅夜 | 「だから聞こえなかったのかジジィ」 |
| 067 | 孫六 | 「いや…」 |
| 068 | 華紅夜 | 「こんな汚くて貧乏な生活は飽き飽きだから帰るって言ってんだよ」 |
| 069 | 孫六 | 「そんな唐突な…」 |
| 070 | 華紅夜 | 「あんただってあたしがいなくなってせいせいするだろうがよっ」 |
| 071 | 孫六 | 「そんなことはないっ」 |
| 072 | 華紅夜 | 「あ?」 |
| 073 | 孫六 | 「確かに苦労はさせられたが…お前と過ごせて楽しめたよ」 |
| 074 | 華紅夜 | 「はぁ?あたしはあんたに育てられて楽しいことなんてちっともないんだから」 |
| 075 | 孫六 | 「そんなお前がいなくなるなんて考えられない」 |
| 076 | 華紅夜 | 「はん、笑わせんじゃないわよ」 |
| 077 | 孫六 | 「子供のいない俺に色々なことを教えてくれた。お前がいなければ俺は…」 |
| 078 | 華紅夜 | 「黙れジジイ。今更聞きたくねーよ」 |
| 079 | 三郎 | 「嘘だっ!!」 |
| 080 | かぐたん | 「サブロー…」 |
| 081 | 三郎 | 「かぐたんが帰るだなんて信じられない」 |
| 082 | かぐたん | 「ボクのいうこと信じてくれないの…?サブロー」 |
| 083 | 三郎 | 「あ、いや…かぐたんの言うことは信じるよ。とすると、そのかぐたんを連れて帰ろうとする奴らから守ってみせるよ」 |
| 084 | かぐたん | 「サブロー…」 |
| 085 | ナレーション | 「こうして各々、月の使者に対し、様々な防衛を施すのだが、その努力空しくかぐや姫は月に帰って行くのでした」 |
| 作者のツブヤキ |
| 懐かしの物語です。 小さいころ絵本などで読みませんでしたか?また、高校の古典で習いませんでしたか? 竹取物語ってほとんどの方に周知して頂いてる作品だと思うんですよね。楽しんでくださいな♪ さて、月の使者が現れた時、都の兵士がかぐや姫を護衛していたはずですが、その兵士たち、体が動けなくなったというのが一般的だとは思いますが、 作品によってはお互いを矢で貫いたや、お互い斬りつけて死んだと掲載されていた作品があった気がしたんですよね。 真相は如何に…。誰かご存じの方、お教えください。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |