シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:1♀:1 |
総セリフ数 | 89 |
製作日 | 2009/7/17〜2009/7/24 |
概要説明 | 旅人のことが気になり、ついていくことを決意したティア。 気になったのは旅人のことだけではなく、いつも売り買いされている自分の作った麦たちも。 ティアは麦たちの売り買いされているところを見たいと言ってついていくことにする。 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 6分程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
パクス=ヴァルヌ | 43 | ♂ | どこからか現れた旅人。記憶を失っている。獣に変化する |
モンロー=ティア | 46 | ♀ | 麦藁、ダボダボ服の少女。明るく思いやりがあり、旅に憧れ抱く。 |
001 | ティア | 「ヴァルヌさん、もう朝ですよ」(ドアの前で) |
002 | ティア | 「失礼しまーす。パンが焼けましたよー」(部屋の中へ) |
003 | ヴァルヌ | 「ううん…」(寝返りうつ) |
004 | ティア | 「ほらほらヴァルヌさん、太陽様が笑いますよー」 |
005 | ヴァルヌ | 「だれ…?」(寝ぼけながら) |
006 | ティア | 「ティアです。起こしに参りましたー」 |
007 | ヴァルヌ | 「あぁ…ご苦労さん」 |
008 | ティア | 「昨日は遅くまで起きていたから朝は辛いですよね」 |
009 | ヴァルヌ | 「ん…もう起きないといけないのか?」 |
010 | ティア | 「早起きは三文の得ってことわざが異国にありますよ」 |
011 | ヴァルヌ | 「三文の得って何だ?」 |
012 | ティア | 「何でしょうか…?」 |
013 | ヴァルヌ | 「それにもう遅起きだがな」 |
014 | ティア | 「それもそうですね」 |
015 | ヴァルヌ | 「何だか分からないが、遅起きは三文の損なんてあるのか?」 |
016 | ティア | 「あ、麦パンが冷めちゃいますよ」 |
017 | ヴァルヌ | 「あぁ、朝食か」 |
018 | ティア | 「麦パンが固くなりますよ。不味くなりますよ」 |
019 | ヴァルヌ | 「お?何だか三つ揃ったじゃないか」 |
020 | ティア | 「ほんとだ!」 |
021 | ヴァルヌ | 「さ、損しないうちに食べに行くか」 |
022 | ティア | 「はいっ!」 |
023 | ティア | 「次はどこに行かれるのですか?」 |
024 | ヴァルヌ | 「ん?あぁ…どうしようかな」 |
025 | ティア | 「麦を買われるんですよね?」 |
026 | ヴァルヌ | 「あぁ。いくら買うか決めてないけどな」 |
027 | ティア | 「でもここら辺じゃ高く売れませんよ?」 |
028 | ヴァルヌ | 「わかってるさ。需要のあるところに行くつもりさ」 |
029 | ティア | 「北の大地とかはどうですか?あそこを仲介する商人が多くて物凄い高値になるそうなんですよね」 |
030 | ヴァルヌ | 「なるほど?」 |
031 | ティア | 「ヴァルヌさんが北から来られたのなら何か手掛かりがあるかもしれませんし」 |
032 | ヴァルヌ | 「うむ…まぁな…」 |
033 | ティア | 「麦束いくら買うか考えておいてくださいね。準備ができましたらお声がけ下さい」 |
034 | ヴァルヌ | 「あぁ」 |
035 | ティア | 「これからお願いします…ね。ティアって言うの」 |
036 | ヴァルヌ | 「ここにいたのかい…」 |
037 | ティア | 「ヴァルヌさん」 |
038 | ヴァルヌ | 「探したよ」 |
039 | ティア | 「すみません。もう出発されるんですか?」 |
040 | ヴァルヌ | 「あぁ。ウダウダやってても始まらないからな」 |
041 | ティア | 「昨日の麦畑まで運んでもらっていいですか?麦はそちらなので」 |
042 | ヴァルヌ | 「あぁ、構わないよ」 |
043 | ティア | 「では、よろしくお願いします」 |
044 | ヴァルヌ | 「麦なんだが、50束くらい。いいかな?」 |
045 | ティア | いいですよ」 |
046 | ヴァルヌ | 「狙いは寒冷地である北の国。衣類は毛皮に需要を奪われるが、パンの材料や酒に使えるはずだ」 |
047 | ティア | 「売れるといいですね」 |
048 | ヴァルヌ | 「君のためにも必ず売って見せるよ」 |
049 | ティア | 「あの…そのことについてなんですが…」 |
050 | ヴァルヌ | 「ほら、着いたよ」 |
051 | ティア | 「あ、はいっ」 |
052 | ヴァルヌ | 「麦束は荷台の方にガンガン積んでいいから」 |
053 | ティア | 「はい」 |
054 | ヴァルヌ | 「支払いはグレリオン金貨でいいかい?」 |
055 | ティア | 「大丈夫ですよ」 |
056 | ヴァルヌ | 「相場はいくらだい?」 |
057 | ティア | 「今年はまぁまぁ豊作だったので700グレリオンでいいですよ」 |
058 | ヴァルヌ | 「そんなんでいいのかい?」 |
059 | ティア | 「何か…?」 |
060 | ヴァルヌ | 「いや、売られているのを見るともっと高いからさ」 |
061 | ティア | 「原価はそんなものですよ」 |
062 | ヴァルヌ | 「そっか」 |
063 | ティア | 「全部積みましたよ」 |
064 | ヴァルヌ | 「ご苦労様。700グレリオンと50グレリオン」 |
065 | ティア | 「この50グレリオンは?」 |
066 | ヴァルヌ | 「駄賃のようなものさ。小遣いにでもしてくれ」 |
067 | ティア | 「ありがとうございます!」 |
068 | ヴァルヌ | 「これから仕事かい?」 |
069 | ティア | 「あ、いえ」 |
070 | ヴァルヌ | 「なら送って行くよ。乗りな」 |
071 | ティア | 「お世話になります」 |
072 | ヴァルヌ | 「あいよ」 |
073 | ティア | 「えと、このまま村を突っ切って下さい」 |
074 | ヴァルヌ | 「え?」 |
075 | ティア | 「私を乗せてって下さい」 |
076 | ヴァルヌ | 「次の町に用事でもあるのかい?」 |
077 | ティア | 「町には用事がないのですが、自分の作った麦たちが売り買いされる姿をこの目で見たいんです」 |
078 | ヴァルヌ | 「それじゃあ、麦は隣町で…」 |
079 | ティア | 「ヴァルヌさんについていきます。一番高値で売れるところで売りましょう!」 |
080 | ヴァルヌ | 「とは言っても…」 |
081 | ティア | 「ご迷惑おかけしません」 |
082 | ヴァルヌ | 「畑仕事とかあるでしょ?帰らなくていいのかい」 |
083 | ティア | 「ちょうど休耕ですから大丈夫ですよ」 |
084 | ヴァルヌ | 「まぁ、ついてきたいというならとめないよ」 |
085 | ティア | 「ありがとうございます」 |
086 | ヴァルヌ | 「ただ、行商の馬車というだけで危険が伴う。覚悟はいいかい?」 |
087 | ティア | 「はいっ」 |
088 | ヴァルヌ | 「そうか。じゃあ、これから道中よろしく。ティア」 |
089 | ティア | 「こちらこそよろしくお願いします。ヴァルヌさん」 |
作者のツブヤキ |
『麦の神様』の続編ですね。単独でこれをやるのもいいと思いますよ。 こうしたストーリー仕立ての作品も作って行こうかなって思います。(需要があるのかどうか…) ヨーロッパを思わせるような(中世の)世界観がとても好きで、よく本やテレビで映るのは素晴らしい風景ですよね こういった作品を書いていると目に浮かぶようでいいですよね♪ |
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