| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:2♀:2 |
| 総セリフ数 | 137 |
| 製作日 | 2009/4/28〜2009/4/30 |
| 概要説明 | 毎年恒例の地域夏祭り。高校から離れ離れになった幼なじみと一緒に回る機会。 夏祭りの前日に突如彼女が行けなくなったとメールが届く。 それでも来ることを信じて待ち続ける彼。彼女がかなり遅れてやってきたが、彼を見た瞬間逃げ出した。 追い詰めた彼女が話した話は…… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | 8分程度 【〜10分】 |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 菊谷 義之 (きくや よしゆき) |
65 | ♂ | 詩織と幼なじみ。幼なじみの感覚で付き合ってきたため詩織のことを好きだという意識がない |
| 清原 詩織 (きよはら しおり) |
42 | ♀ | 義之のことを密かに思い続けてきた。留学で海外に引越すことが急に決まった |
| 小林 恵 (こばやし めぐみ) |
11 | ♀ | 日野の彼女。性格スタイル顔ともによし。女の勘が冴えているらしい |
| 日野 亮 (ひの りょう) |
18 | ♂ | 義之の親友。困った時の相談相手だが、最近彼女ができました |
| 001 | 詩織 | 「あ、そろそろ夏祭りなんだねー」 |
| 002 | 義之 | 「どうした突然。どうやったら散歩マッチョのおっさんの話から飛ぶんだ?」 |
| 003 | 詩織 | 「違う違う、あれあれ!そこの地域掲示板にお知らせ貼ってあるでしょ、それ見て言ったの!」 |
| 004 | 義之 | 「来週かー」 |
| 005 | 詩織 | 「毎年参加してるもんねー」 |
| 006 | 義之 | 「去年参加してないだろ」 |
| 007 | 詩織 | 「えー?参加したよ」 |
| 008 | 義之 | 「じゃ、浴衣何色だった?毎年替えているだろ」 |
| 009 | 詩織 | 「赤の青帯」 |
| 010 | 義之 | 「それ一昨年」 |
| 011 | 詩織 | 「青に黄色の帯」 |
| 012 | 義之 | 「それ三年前」 |
| 013 | 詩織 | 「えー、黒の花火柄のは?」 |
| 014 | 義之 | 「小六の時じゃんか」 |
| 015 | 詩織 | 「嘘だぁー、絶対参加したよー」 |
| 016 | 義之 | 「お前が前日、ずぶ濡れで帰って寝込んでたんじゃねーか」 |
| 017 | 詩織 | 「えー、えー?うそー?」 |
| 018 | 義之 | 「ホント。お蔭様で花火はお前の家で音だけ楽しむことになったんだろうが…」 |
| 019 | 詩織 | 「おっかしいなー…」 |
| 020 | 義之 | 「おっかしいのはお前の頭だ!」 |
| 021 | 詩織 | 「じゃ、じゃ、今年こそは!」 |
| 022 | 義之 | 「緑か?」 |
| 023 | 詩織 | 「〜〜ッ!?」(慌ててスカート押さえて声にならない声を発する) |
| 024 | 義之 | 「何やってんだ?」 |
| 025 | 詩織 | 「ののの覗きはよくないよ、よっしー!!」 |
| 026 | 義之 | 「今年の浴衣の色を予想しただけなんだけど…」 |
| 027 | 詩織 | 「え?」 |
| 028 | 義之 | 「もしかして詩織…」(スカートをジロジロ見る) |
| 029 | 詩織 | 「何でもないっ、ちょっ、ジロジロ見ないでよ!」 |
| 030 | 義之 | 「そっかそっかー」 |
| 031 | 詩織 | 「じゃ、来週の祭りの前にメールするね」 |
| 032 | 義之 | 「おう。またな」 |
| 033 | 義之 | 「ごめん、急に行けなくなった…。でなんて納得できるかよっ!」(電話かける) |
| 034 | 義之 | 「おいっ!」 |
| 035 | 詩織 | 「ひぅっ…」(驚いて声をあげる) |
| 036 | 義之 | 「突然行けなくなりました。じゃねーよっ!説明しろっ」 |
| 037 | 詩織 | 「ほんとにほんとにごめんね…」 |
| 038 | 義之 | 「風邪とかじゃねーんだろ?風邪とかじゃだったらぶっ飛ばすからな」 |
| 039 | 詩織 | 「違う…」 |
| 040 | 義之 | 「じゃ、なんなんだよっ」 |
| 041 | 詩織 | 「行けなくなっちゃたの…」(泣きそうな声) |
| 042 | 義之 | 「何でだって聞いてんだろうが」 |
| 043 | 詩織 | 「ごめん…」 |
| 044 | 義之 | 「あぁ、もういいよ。人が折角心配してやってんのに。好きにしろ!」(電話切る) |
| 045 | 義之 | 「人を馬鹿にしやがって…行きたいつったのあいつだろうが…」 |
| 046 | 亮 | 「よーっす、よしー」 |
| 047 | 義之 | 「おぅ。日野も夏祭り来たんか」 |
| 048 | 亮 | 「まぁなー。彼女連れて散歩。みたいな」 |
| 049 | 義之 | 「ったく、余裕こいてんな散歩って。デートって言えよ、デートって」 |
| 050 | 恵 | 「こんばんは。小林 恵です。よろしくお願いします」 |
| 051 | 義之 | 「あぁ、おう。何をよろしくすればいいのか分からないけどな」 |
| 052 | 亮 | 「俺の彼女だ。とるなよ?」 |
| 053 | 義之 | 「とらねーよっ」 |
| 054 | 亮 | 「ま、よしーには許嫁みたいなもんいるしな」 |
| 055 | 義之 | 「許嫁?」 |
| 056 | 亮 | 「しおりんだよ。どうせ今日も待ってんだろ?」 |
| 057 | 義之 | 「鋭いねー」 |
| 058 | 恵 | 「女の勘です」 |
| 059 | 義之 | 「は?日野は男だけど……女になったのか?」 |
| 060 | 亮 | 「あ、いやメグみんの入れ知恵でさ、あははは。お前見つけて話してたらメグみんが『絶対彼女待ちですよ』って言うもんだから」 |
| 061 | 義之 | 「なるほど」 |
| 062 | 恵 | 「ね、ね。当たったでしょ?」 |
| 063 | 亮 | 「くそぅ、絶対迷子になって休んでるのかと思ったのに…」 |
| 064 | 義之 | 「人をいくつだと思っていやがる…」 |
| 065 | 恵 | 「チョコバナナでいいよー」 |
| 066 | 亮 | 「仕方ないなー。あとでな」 |
| 067 | 義之 | 「人で賭け事をするな…」 |
| 068 | 亮 | 「んじゃ、楽しんでくるんでまたなっ」 |
| 069 | 恵 | 「失礼しますー」 |
| 070 | 義之 | 「おう!楽しんで来いよ」 |
| 071 | 亮 | 「お前もな」 |
| 072 | 義之 | 「……はぁ、やっぱマジで来ないのかよ…」(呆れたように) |
| 073 | 義之 | 「待ち合わせで2時間も待つって馬鹿だろ。待ってたらなんとなく来る気がしたんだけどな」 |
| 074 | 亮 | 「おぉうっ!?よしーまだいたのか?俺ら5周目だぜ?」 |
| 075 | 義之 | 「おう。1時間振り」 |
| 076 | 恵 | 「彼女さんまだ来ないんですか?」 |
| 077 | 義之 | 「彼女ってもんでもないけどな」 |
| 078 | 亮 | 「しおりん今日夏祭りって知ってんだろ?」 |
| 079 | 恵 | 「知っていて待たせるなんてひどいですよ」 |
| 080 | 義之 | 「いや、昨日急に行けなくなった言われてさ…それでも来るかなって…」 |
| 081 | 亮 | 「正真正銘の馬鹿だろ」(呆れたように) |
| 082 | 義之 | 「おぅ、だな。目、醒めたわ」 |
| 083 | 亮 | 「早く彼女作ってそいつにその馬鹿を見せてやれ」 |
| 084 | 恵 | 「真っすぐなんですね。でもそれっていつか損しますよ?」 |
| 085 | 義之 | 「ま、あとちょっとだけ粘ってみるわ。10時まで」 |
| 086 | 亮 | 「馬鹿やってないで祭り楽しめよ?そう何回もあるわけじゃないんだからよ」 |
| 087 | 義之 | 「まぁな」 |
| 088 | 亮 | 「よし、メグみん。また回るか」 |
| 089 | 恵 | 「はーいっ。じゃ、また菊谷さん」 |
| 090 | 義之 | 「…ほんと何馬鹿やってたんだろな。来ないって言ってたじゃん」 |
| 091 | 義之 | 「……あれ、あのお面つけてるのって…詩織?」 |
| 092 | 詩織 | 「ッ…」(義之が近付いて来たことに気付き駆け出す) |
| 093 | 義之 | 「おい、待てよっ」(追いかける) |
| 094 | 詩織 | 「ぃゃ…追って来ないでょ…」(涙声で小さく呟くように) |
| 095 | 義之 | 「詩織だろ。面つけても分かるんだぞ」 |
| 096 | 詩織 | 「違います…人違いです」 |
| 097 | 義之 | 「なら何で逃げるんだよ、待てって…のわぁっ」(つまずいて転ぶ) |
| 098 | 亮 | 「ん?あれよしーだよな…女に飢えてストーカーまがいを始めたか?」(遠くで追いかけている義之を見つける) |
| 099 | 恵 | 「まがいって言うか追いかけるのは犯罪ですよ。女の人逃げてますし」 |
| 100 | 亮 | 「友人のよしみで警察に通報しておくか…」 |
| 101 | 恵 | 「自首してくれるといいですね」 |
| 102 | 義之 | 「鬼ごっこは終わりにしようぜ…」 |
| 103 | 詩織 | 「……」 |
| 104 | 義之 | 「お面なんか外せよ…な?」 |
| 105 | 詩織 | 「だめ…」 |
| 106 | 義之 | 「何で隠すんだよ…ほら」(詩織のお面を剥ぎ取る) |
| 107 | 詩織 | 「やっ!見ないで…」(顔を手で覆う) |
| 108 | 義之 | 「泣き腫らした顔なんて久しぶりだな…」 |
| 109 | 詩織 | 「…うん」 |
| 110 | 義之 | 「何があったんだ?急に来れないって言ったり…俺から逃げたり」 |
| 111 | 詩織 | 「ごめんね…ごめん」 |
| 112 | 義之 | 「謝らなくていいから説明してくれ」 |
| 113 | 詩織 | 「…うん…」 |
| 114 | 義之 | 「ほら、話してみ」(肩を優しく叩く) |
| 115 | 詩織 | 「私…留学することになっちゃった…」 |
| 116 | 義之 | 「留学?」 |
| 117 | 詩織 | 「だから…お祭りにも来れなくなっちゃうし、よっしーにも…会えなくなっちゃう…」 |
| 118 | 義之 | 「少し歩きながら話そうぜ。折角の祭りなんだし」 |
| 119 | 詩織 | 「お面つけていーい?」 |
| 120 | 義之 | 「後ろになら」 |
| 121 | 詩織 | 「したら顔隠せないよ…」 |
| 122 | 義之 | 「隠すな隠すな。さ、楽しむぞ。欲しいものあったら何でも言えな」 |
| 123 | 詩織 | 「うん…」 |
| 124 | 義之 | 「綿飴食うか?」 |
| 125 | 詩織 | 「うん」 |
| 126 | 義之 | 「ほら」 |
| 127 | 詩織 | 「ありがとう」 |
| 128 | 義之 | 「ほらほらもっと楽しめって!な?」 |
| 129 | 詩織 | 「もう最後なんだよ…なんかそう考えると楽しめなくって…」 |
| 130 | 義之 | 「最後言うな。また来ればいいんだ」 |
| 131 | 詩織 | 「遠いところに行っちゃうし、長いこと帰って来ないんだよ」 |
| 132 | 義之 | 「10年待ってやる。な?10年経っても来ないんだったら迎えに行ってやる」 |
| 133 | 詩織 | 「遠いよ?」 |
| 134 | 義之 | 「いや、お前が帰って来ること前提だから。10年経ったら帰って来い。遊びに来るだけでもいいから」 |
| 135 | 詩織 | 「…うん。分かった。10年後…ね」 |
| 136 | 義之 | 「約束だ」 |
| 137 | 詩織 | 「10年後のこの夏祭りにまた会えることを信じて…」 |
| 作者のツブヤキ |
| 夏はネタ満載、イベント目白押しデスね。 夏の作品は書いていて楽しいです。夏祭りのほかにも海とか山とかまだまだあるじゃないですか。 夏のラフな格好も好きですよ♪開放的ですし ごまかしが利かなくなるのでイラストではもろ実力が出てしまうわけなんですけどね。 絵師さんのイラストを見るのが楽しみです。ビバ浴衣。万歳!夏祭り |
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