誤解・和解・花見

誤解・和解・花見

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :3:2
総セリフ数 127
製作日 2009/2/23〜2009/2/23
概要説明  変哲もない日常に飽き飽きの王子。楽しみなのは世話人のザッケンハイムをいじめること。
外は桜が満開。そんな外の憧れて王女は花見を提案。
花見をしていると突如人が襲ってきて…
利用にあたって 利用規約
目安時間 9分半程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
ミック 30 アルジェート王家の一族。王子。やんちゃっぷりに周囲はかなり悩まされている
ミッケ 23 1日違いで生まれた王女。おとなしめで可愛らしく、魔法が得意。
レイシェント・トーラン 22 シンシェイド王国の姫。格闘家で腕前はかなりのもの。拳1つで人を殺せる
ツハル 25 アルジェート師団の第5師団長。王子王女の護衛も兼ねている。胡散臭いメガネさん。
ザラッケンハイム 27 言ってしまえば使用人レベル。世話係として王子王女に仕える。テンション高くないとやっていけないそう。






【アルジェート城内2F】(どこまでも長い廊下に見晴らしのいい景色。窓側は手摺ですぐ外)

001 ザラッケンハイム 「ぼっちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっっっっ、ここは通しませんぞ!!!!!!」(走ってきてタックル)
002 ミック 「うへっ、ザラッケンなんだよぉ…」
003 ザラッケンハイム 「今、確かにお城の外に出ようとしましたよね」
004 ミック 「別に…」
005 ザラッケンハイム 出ようとしましたよね?」(ずぃっと顔を近付ける)
006 ミック 「気のせ……」
007 ザラッケンハイム 「嘘おっしゃい!!出ようとしましたよね!??」(ミックの頬に頭押し付けグリグリ動かす)
008 ミック 「う…うん…出ようとした…したよ…ぅん…した…」(すごく嫌そうな顔をしながら渋々言う)
009 ザラッケンハイム 「どれほど危険と言ったらお分かりになるのです、坊ちゃん。あれほどお一人ででかけるなと」
010 ミック 「お一人様から使えますー」
011 ザラッケンハイム 「何がやねん!」(突っ込み)
012 ミッケ 「ザラッケンハイム、ミックなら私が守るよ」(部屋から出てくる
013 ザラッケンハイム 「お嬢様…坊ちゃんと違い、なんとおしとやかで可憐で清楚なことか…」
014 ミッケ 「…ザラッケンハイム」
015 ザラッケンハイム 「はい、なんでしょう、お嬢様」
016 ミッケ 「ミックは行っちゃったよ……」
017 ザラッケンハイム 「うぉぉぉぉぉぉっ、ぼっちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!今日と言う今日は逃がしませんぞぉぉぉぉぉ」(拳を振り上げ走り去る
018 ミッケ 「ザラッケンハイムもミックと同じ頭ではいつまでも勝てないよ…」
019 ツハル 「皆さん元気ですね。」



【アルジェート城庭園】(ミッケが魔法書を読みながら歩いている)

020 ミック 「ひゃっほぉぉぅっ!!」(ミッケに桜の枝を突き出す
021 ミッケ 「ミック?」
022 ミック 「城の外の花がきれいなんさー」
023 ミッケ 「また勝手に抜け出して、ザラッケンハイムが困っていたよ」
024 ミック 「グロッケンはグロッケンかき鳴らしてればいいさ」
025 ザラッケンハイム 「カキョキョキョキョキョキョ、坊ちゃんの耳元で鳴らしましょうか!?!???」(口を尖らせ額に青筋浮かばせながら迫り来る)
026 ミック 「やべっ」(逃げ出しかける
027 ミッケ 「待って!!」
028 ミック 「やばいやばい、捕って食われるって…」(ザラッケンハイムをちらちら見る
029 ミッケ 「ザラッケンハイム」
030 ザラッケンハイム 「何でしょ、お嬢様」
031 ミッケ 「お花見…しましょ」
032 ザラッケンハイム 「ほぃ?」
033 ツハル 「ほぉ…花見ですか。楽しそうですねぃ」
034 ミッケ 「ミックがコレ持ってきて…私も沢山咲いているのが見たいよ」(桜の枝
035 ザラッケンハイム 「だーーーーっ、それは大臣の大切に育てていた桜の花ー!?」(アングリと口を開ける
036 ツハル 「おやおや」
037 ミック 「ミッケが見れないんなら、もっと折ってくるよ」
038 ザラッケンハイム 「それはおやめください、坊ちゃん。わたくしの監督責任になりまするぅぅ」
039 ミック 「じゃぁ、俺たちを外に連れて行くんだな」
040 ザラッケンハイム 「し、しかし…城の外は……」
041 ミック 「これは王子命令だぞ!」
042 ザラッケンハイム 「はぁ……」(大きくため息)
043 ミッケ 「返事は『はぁ…』ではなく、『はい』だよ、ザラッケンハイム」
044 ザラッケンハイム 「はぃぃ……」(ため息混じり)
045 ツハル 「まぁまぁ、楽しみましょう」



【城外の庭園】(桜が満開に咲いている)

046 ミッケ 「わぁ…きれい…」
047 ツハル 「ほぅ…確かに見事ですね」
048 ミック 「だろ?だろ?きれいだろ?俺が見つけたんだー」
049 ザラッケンハイム 「昔からあ・り・ま・し・た」
050 ミッケ 「ザラッケンハイム…素敵…」
051 ザラッケンハイム 「いやぁはっはー、わたくしはいつでも素敵ですぞぉーはぐわっ」(ミックに尻蹴られる
052 ミック 「ミッケ、もうちょっと向こう行こうぜー」
053 ミッケ 「え…?」
054 ミック 「桜吹雪がすげーんだって」
055 ザラッケンハイム 「いかせません!!これ以上は危険です、坊ちゃん」
056 ミック 「王子がなんだってんだよ。そこらの子供と大差ないから関係ないって」
057 ザラッケンハイム 「いいえ、ダメですぞ。坊ちゃんとお嬢様は、アルジェート王家の一族。王族ですぞ。普通とはちがうのです」
058 ミック 「王子、王女が出歩いちゃダメなのは怪我するから?どこの赤ちゃんだよ、なぁ?ミッケ」
059 ミッケ 「…ザラッケンハイム。あなたは誰かに狙われるということを言っている?」
060 ザラッケンハイム 「そういうことです。坊ちゃんは確かに転んで怪我しそうですが、それだけではなく」
061 ミック 「ふーん。誰かに狙われるねぇ…面白そうじゃん♪」
062 ザラッケンハイム 「なっ!?わたくしが坊ちゃんやお嬢様を王子や王女と呼ばないのも身分を知られないためですぞ」
063 ミック 「そんなに簡単にやられないって、あっはっはー」
064 ツハル 「おやおや、お気楽の世間知らず王子は厄介ですねぃ」
065 ザラッケンハイム 「坊ちゃん…これは真面目な話で……へぶほっ!?」(上から踏みつけられる)
066 ツハル 「おやおや…」
067 トーラン 「そいつがアルジェート王家一族の王子と王女か」
068 ミッケ 「何!?」(驚き戸惑う
069 トーラン 「二人まとめて命散らせてやるッ」(ミックに殴りかかる)
070 ザラッケンハイム 「これは一体…ふごぉっ」(踏みつけられる)
071 トーラン 「ラァッ!」
072 ミック 「わっ」
073 トーラン 「フンッ」
074 ミック 「とっ」
075 ザラッケンハイム 「坊ちゃんの命は渡しません!!」(剣を抜き、斬りかかる
076 トーラン 「ざぁかしぃっ!!」(攻撃かわし、顔面殴る
077 ザラッケンハイム 「ブホォッ」(気絶して倒れる
078 ミッケ 「ザラッケンハイム!?」(口を覆う
079 ツハル 「王子・王女の護衛のくせに情けないですねぃ」
080 トーラン 「私はあんたたちの命を奪わないと気がすまない!!」
081 ミック 「あぐっ」(腹部に当たり、倒れる)
082 トーラン 「あんたの国が助けてくれなかったから…」
083 ミッケ 「ミック伏せて!!」(魔法放つ)
084 トーラン 「ちッ…魔法は大ッ嫌いなんだよっ!!」(全力でミッケの顔を殴る
085 ミッケ 「うぐっ…」(激しく飛んで倒れる
086 ミック 「ミッケ!!!!」
087 トーラン 「この国が助けに来なかったから…だから私たちの国は!!」(涙声になりながら、ツハルに殴りかかる
088 ツハル 「ふむ…やはりか」(片手で剣を持ち、メガネを直す
089 トーラン 「ざっけんなっつーの!!」(力任せに殴りつける
090 ツハル 「くっ…、貴女は1つ勘違いしている」
091 トーラン 「何がだよっ」(怒っているように
092 ツハル 「王子王女を殺したところで貴女に利益はない」
093 トーラン 「救援要請しても来なかった国は敵と同じだろうが!!私たちを見捨てて」
094 ツハル 「…んー、それは違いますねぃ」
095 トーラン 「…違う?」
096 ミック 「ミッケの仇ーーーー!!」(短剣を握って突進
097 ツハル 「君が来るとややこしくなる」(頭を押さえる
098 ミック 「ていっていっていっていっていっ」(ぐるぐる手を回す)
099 ツハル 「救援隊はシンシェイドへと確かに向かいましたよ」
100 トーラン 「街には誰も来なかったぞ!!」
101 ツハル 「えぇ、それもそのはず。途中で待ち伏せ攻撃を受けて救援隊は壊滅的な状況になりましたから」
102 トーラン 「待ち伏せ?」
103 ツハル 「貴女は首都のことしか考えておられないでしょうが、町の下々の人たちも困窮を極めていたのですよ」
104 トーラン 「……じゃぁ」
105 ツハル 「そうです。救援隊はそこで解散せざるおえなかったのですよ。首都の手前でね」
106 トーラン 「…敵は、もっと近くだったのか……」(脱力
107 ツハル 「そう貴女も敵、敵と決めなさるな。真の敵は襲撃してきた魔法軍団でしょう」
108 ミック 「ツハル、どういうこと?」
109 ツハル 「つまりですね、この人は勘違いをしていたのですよ」
110 ミック 「勘違い?」
111 ツハル 「誰にだってある勘違い。取り返しのつかないことになる前で良かったですね」
112 ミッケ 「その人、誰…なの…ツハルさん」
113 ツハル 「我が同盟国、シンシェイド王国の姫、レイシェント・トーラン……ですよね?」
114 トーラン 「あぁ…」
115 ツハル 「話に聞いていたよりずっと勇ましい。驚きましたねぃ」
116 ミック 「じゃさ、お姉ちゃんも一緒に花見やろ」
117 トーラン 「花見?」
118 ミッケ 「私たち花見の途中だったの。ほら、魔法ってね、恐いものもあるけど、こうやって花を作り出すこともできるの」
119 トーラン 「…あんたたち襲ったのに何でそんな…」
120 ツハル 「何でそんなに軽々しく話しかけるんだよ?…ですか。さぁ、何ででしょうねぃ。そこが彼らのいいところだと思いますよ?」
121 ミック 「ツハル、ジュースー」
122 トーラン 「……すん」(泣きかけて鼻すする
123 ツハル 「他人の平和を奪う者は必ず報いを受けますよ、それが分かったらならば一緒に花を見てこれから行く末を考えましょう」
124 ミッケ 「はい、トーランさん」
125 ツハル 「ここの人たちはみんないい人ですから」
126 トーラン 「…おぅ」
127 ミッケ この後、トーランさんはこってりとザラッケンハイムに絞られました。その後、私たちと一緒に旅をし、魔法軍団への報復の旅をはじめるが、それは別のお話である。






作者のツブヤキ
 王子と王女が書きたかっただけです。
いや、ここまでくるとザラッケンハイムを書くためだけに作られた作品なのか?あー、でも最後酷い扱いだったし、彼は違うか。
さてさて、またまたよく分からないお話で完結してしまいました。
どうやら同盟国が魔法軍団というわけの分からん組織に滅ぼされて、それを助けた助けないでワーワーもめたって話?
全然花見関係ないよね。これって季節ものにしちゃっていいの?支離滅裂まではいかないけど…ねー

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