名前が紛らわしい

名前が紛らわしい

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:3
総セリフ数 90
製作日 2008/12/22〜2008/12/22
概要説明  嫌らしい上司が今日も部下たちをいじる。
しかし、いじられる部下たちはそれまた特別ものたち。
いやらしい課長の嫌がらせが始まる
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
前沢 勉
(まえさわ つとむ)
44 中小企業の課長。思い込みが激しくいやがらせをしてストレス解消。
狩野
(かのう)
12 呼び名を3つ持ち合わせるマシーンブレイカー。彼女の手にかかればどんな機械でも壊れる
塩谷
(しおや)
13 頼れるお姉さん系。課長を忌み嫌う
高野
(たかの)
12 課長より仕事のできる男。身長190cm
上村
(かみむら)
9 明るく恥ずかしがり屋な新人社員






【会社内】(机などが並ぶ仕事場)

001 前沢 私は前沢 勉。37歳、中小企業の課長をしている
002 狩野 「前沢課長」
003 前沢 私の実力が十二分に認められず、このクラスにとどまっている。私の実力ならば役員幹部会議に出席する自信があるのだ
004 狩野 「前沢課長ー」
005 前沢 才能も実力も認めない、この職場は私に適した場所ではないのだ。いずれ、見切りをつけてやめてやろうか
006 狩野 「前沢ー」
007 前沢 ふ…いずれ、私の才能にすがり、土下座しにくる時がくるだろう。ふふふ
008 狩野 「前さわりーの!」(外人名っぽく)
009 前沢 会社にはなくてはならない存在なのだよ私は
010 狩野 「前沢っち☆」
011 前沢 しかし、どうせ私の部下は能無しばかり…何だ?私の力で一人前に育てて欲しいのか、会社は
012 狩野 「気持ち悪いんだよ、いつもニヘラニヘラしてっ!」
013 前沢 「ん?何かね?かのう君」
014 狩野 「『かの』です!」
015 前沢 「あぁ、かの君。何かね私の机の前に立って。私の見晴らしを悪くせんでもらいたいんだが」
016 狩野 「えと…コピー機、煙出しちゃいました」
017 前沢 「は?」
018 狩野 「フツーにコピーしていたんですけど、何故かプシュンとか言って煙もくもく出しちゃって」
019 前沢 「かの君、君はこの前も壊したよね」
020 狩野 「すみません、今度は私悪くないですよ」
021 前沢 「前回も悪くないと言っていたけど、君が一度に紙を大量に入れて紙詰まりさせたのが原因だっただろうが」
022 狩野 「うーん」
023 前沢 「あー、誰だ。かの君にやらせるなと言っていた仕事やらせたのは!」
024 塩谷 「私ですけど、何か」
025 前沢 「しおたに君か!君、困るじゃないか。マシーンブレーカーのかの君にコピー任せちゃ」
026 塩谷 「『えんや』ですが」
027 前沢 「えんや君、困るんだよ。使えない人に任されちゃ」
028 塩谷 「困るんだよ、名前間違えられちゃ」
029 前沢 「あ?」
030 塩谷 「いえ。何でもないです」
031 前沢 『ちっ、なめているな。目にものをみせてやらないと威厳が保てないな』
032 塩谷 「もう戻ってもいいですか?」
033 前沢 「君、確かよく田舎の山奥に憧れているとか言っていたよねぇ?」
034 塩谷 「それが何か?」
035 前沢 「勤務先、そっちに移してもいいんだよぉ?」
036 塩谷 「遠慮します」
037 前沢 「でも、仕事できない人間、会社にいらん」
038 塩谷 「……」
039 前沢 『ほらほら、困ってる困ってる』
040 塩谷 「課長」
041 前沢 「ん?」
042 塩谷 「パワハラです」
043 前沢 「ナンデストッ!?」
044 塩谷 「ちなみに私はあなとのくどい顔が嫌いなので今後呼ばないでください。顔も見たくない」
045 前沢 「こ、こらっしおたに!お、おおお前、ななななにを!」(怒りで顔真っ赤)
046 塩谷 「『えんや』です」
047 上村 「課長、課長、課長!」
048 前沢 「うえむら、社内を走るな」
049 上村 「『かみむら』です!」
050 前沢 「お前たち紛らわしいんだよっ」
051 上村 「ごめんなさいっ」
052 前沢 たまにはこういうこともしないと身がもたないな
053 前沢 「かみむらくぅん、最近調子はどうなの?」
054 上村 「調子…ですか?」(首かしげる)
055 前沢 「プライベート」(肩抱く)
056 上村 「んんー…あんまりですよ?」(少し嫌がるように)
057 前沢 「仕事とかぁ…大変じゃなぁい?」
058 上村 「け、結構大変ですね」
059 前沢 「今晩さぁ、食事に行かない?いいお店知ってるんだよ。そこで仕事のお話してもいいよぉ?かみむらくぅん」
060 上村 「あの…あの…」
061 前沢 「いいんだね。じゃあ予約しとくよ」
062 上村 「えぇぇ…」
063 高野 「おい」
064 前沢 「あ?」
065 高野 「セクハラで訴えるぞ」
066 前沢 「ただ、かみむら君を食事に誘っただけだ」
067 高野 「彼女が嫌がっているだろ」
068 前沢 「お前は…えぇと……こうのだなっ」
069 高野 「『たかの』だ。漢字も読めないのか、課長は」
070 前沢 「ななな…ほかの奴らが裏をかくから裏をかいたというのに…」
071 高野 「あ、課長。この度マーケティング課のほかに人事権を持つことになりました」
072 前沢 「は?」
073 高野 「現場を見て人事をした方がより良い会社がつくれるという経営者の方針なので」
074 前沢 「経営者が何だって?」
075 高野 「正直、課長を見ていると社員に手を出してばかりで全体の士気低下を起こしていますので、ここにいられても非常に迷惑だと分かりました」
076 前沢 「こうの君、それは…」
077 高野 「『たかの』ですが」(怒含ませて)
078 前沢 「何を言いたいか分からないんだが」
079 高野 「課長の席は向こうになります」
080 前沢 「超ッ窓際!!私がいてもいなくてもいい存在か!」
081 高野 「はっきり言って邪魔なんで」
082 前沢 「きききききき君、しし失礼じゃないかね」(顔真っ赤)
083 高野 「上からの命令なんで」(にっこり)
084 前沢 「あぁ、誰だ?上に虚偽の申告をしたのは!かのか?えんやか?かみむらか?」
085 狩野 「私、『かりの』なんですけど」
086 塩谷 「『しおたに』です」
087 上村 「『うえむら』なんですけど…」
088 前沢 「あぁ!自分の名前がまともな気がしてきたっ」
089 高野 「現実逃避は程々に」
090 前沢 「もういいよっ!勝手にしろい!」






作者のツブヤキ
 スミマセン眠いです。寝ながら書いていました。
とりあえず、いじられ課長を書きたかっただけで…終わりがグデグデになっていますが、楽しんで演じて頂ければ…と思います。
ところで、この作品では一つの名前なのに複数の別名が登場します。私も調べたわけではないですが、地方によって呼ばれ方が違ったのでしょう。
パウロがポールとか呼ばれたりするイメージですかねw
間違えてしまうのは名前だけではなく、名字も…というわけですね。気をつけないと。

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