暴走戦隊ボーレンジャー!-駄菓子屋怪人ダガシーア-

暴走戦隊ボーレンジャー!-駄菓子屋怪人ダガシーア-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :4:1不問:2
総セリフ数 118
製作日 2008/12/15〜2008/12/15
概要説明  子供の夢と期待を守るため、彼らは立ち上がった。
駄菓子屋の商品に当たりやうまい棒が粉々にされてしまった。
夢を奪い去るのは誰なんだ!
子供の悲鳴を聞きつけ、駆けつけたボーレンジャー。今日も彼らは正義の熱い魂を暴走させる。
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
レッド 42 レンジャーのリーダー。正義に強く憧れヒーローになった。
ブルー 28 レンジャーのサブリーダー。レッドの補助役。しっかりしていていつもレッドを支えている。
イエロー 9 三度の飯より七度の飯。常時飯を探している大食い太っちょ
ピンク 12 レンジャー唯一の華。チーム内の憧れの的。とてもかわいい
ブラック 7 地味で暗い役。腹黒いことで有名。だけど、地味。
駄菓子屋 15 レッドの宿敵。性別不問。主役クラスの人数調整役
子供 5 駄菓子屋に駄菓子を買いに来た子供。






【ヒーローの秘密基地】(コーヒー飲みながら談笑中)

001 レッド 「正義の味方はかっこよくないとだめなんだよ!」
002 ブルー 「どうした、レッド!?」
003 レッド 「いや、なんだよ。なに人を頭おかしい子。と言わんばかりに見ているんだよ!」
004 ブルー 「いや…別に……」
005 イエロー 「…腹壊しただか?」
006 レッド 「お前はおとなしく飯食ってろ!」
007 ブラック 「頭おかしいのは…元々…」(ボソリ)
008 レッド 「うるせー」
009 ブルー 「…で、何が言いたいの?」
010 レッド 「いや、かっこいい決めゼリフ決めてから戦いたいなーって」
011 ブルー 「あぁ、なんだそんなことか」
012 レッド 「なんだそんなことって!これは重要なんだぞ。ぷんすかぷんすか」
013 ブルー 「えぇー?だって、リーダーセンスないじゃん」
014 レッド 「な、何をー!?モラルもセンスもキラリじゃーい!」
015 イエロー 「今日の晩飯、なにだかなー」
016 レッド 「っというわけでー…」
017 ブルー 「怪人が町中に現れた!!」
018 ブラック 「怪人暇だな…」
019 レッド 「…ところでピンクは?」
020 ブルー 「昼飯の買いだし中だった気がする」
021 イエロー 「昼飯ー…」



【駄菓子屋店内】(子供が品物を指くわえながら見ている)

022 子供 「これくださ……、これ粉々だよー!!」(うまい棒手に取り顔色を変える)
023 駄菓子屋 「ぁん?」
024 子供 「ボクは棒が食べたいの!」
025 レッド 「どこだ!怪人の出現場所は!」
026 子供 「わー、ヒーローだー」
027 レッド 「ふっ、俺たちは正義の味方さっ」
028 ブラック 「強い者の味方さー…弱者は滅びろ!」
029 ブルー 「えーと…何がおきたんだっけ」
030 ピンク 「普通の駄菓子屋さんみたいだけど…誰かが襲われているわけでもないし…」
031 イエロー 「アイスくらはい」
032 ブルー 「場所間違えたかな…?」
033 レッド 「む、これは…」
034 子供 「お兄ちゃん、ここの駄菓子屋、変なの…」
035 レッド 「みんな!騙されるなっ!周りをよく見ろ!!」
036 イエロー 「アイスもう一本欲しいだ」
037 ブルー 「何ッ!?こ、これは…」
038 ピンク 「ひどい…なんてことを…」
039 ブラック 「うまい棒が粉になっている…」
040 イエロー 「アイスの袋に当たりはずれ書いてあるだ!?」
041 ピンク 「子供たちの夢が…」
042 レッド 「く…ブルー、これは俺たちがガキのころと同じ事件じゃないか…思い出せ、ブルー…」
043 ブルー 「ガキのころ…」



【駄菓子屋過去】(レッドたち少し子供っぽい声で)

044 レッド 「はっはっはー、悪のていおーめ!この正義の味方…ライダーマンが成敗してくれる!とぅっ」
045 ブルー 「さっき僕も正義のヒーローやるって言ってたじゃん」
046 レッド 「正義の名を語るか、ていおーめ!てぃっ」
047 ブルー 「ぶぐぅっ!?痛っ…殴ったな。もういくらレッドでも許さないっ!」
048 レッド 「ふっふっふっ、かかってこい!悪のていおーめ」
049 ブルー 「たぁっ」
050 レッド 「ぶっ」
051 ブルー 「てやー」
052 レッド 「ぶぶぐっ」(顔面殴られ倒れる)
053 ブルー 「思い知ったか!」
054 レッド 「ふ…ふふふ……きょ、今日はここらで勘弁してやるっ。覚えてろよ!」(逃走)



【駄菓子屋現在】(回想から現実に戻る)

055 ブルー 「リーダーに対しての殺気が湧いた」(真顔で棒読み?)
056 レッド 「なんだって!?いや、ほら、それじゃなくて…あそこにあっただろ?」
057 ピンク 「レッドとブルーの過去って可愛かっただろうなー」
058 ブラック 「今は見る影も無い」
059 ピンク 「今もかわいいもんね?」
060 ブルー 「だめだ、ピンク。レッドを甘やかしちゃーいけない」
061 レッド 「ふっ、かっこいいと言われなければ反応しないさ」(爽やか笑顔)
062 ピンク 「ダサい、センスない、自分を可愛いと思っているの?ナルシスト?」(バカにしたように黒さを出す)
063 レッド 「ぴ、ピンク…?」(愕然)
064 ピンク 「なぁーんて。これ言われたら、レッド落ち込むでしょ」
065 レッド 「か、からかっただけか…よかった…ほっ」(安堵する)
066 ブルー 「駄菓子屋か…」



【駄菓子屋過去】(レッドたち少し幼い声で)

067 レッド 「ママチャリ仮面のスナック菓子、今日発売なんだぜー」
068 ブルー 「スーパーの方が確実だと思うんだけどな…」
069 レッド 「さーてとっ、あ、うまい棒も買って行こ……ッ」
070 ブルー 「あれ?全部折れてるや…」
071 レッド 「全部折れてるだとぅ!?これは問題だろっ!責任者だせっ!責任者呼べ!お前じゃ話にならん!」
072 ブルー 「僕はここの店員じゃないもん」
073 レッド 「訴えるぞ!責任者呼べ!」
074 ブルー 「やめよーよ、恥ずかしいよ、レッドー」
075 駄菓子屋 「うるっさい、ガキ」
076 レッド 「やぃ、うまい棒が折れてるんだよ!」
077 駄菓子屋 「ふん、文句言わないでお前らは金出していればいいんだよ!」
078 レッド 「なんだとぅ!正義のヒーローなめんなよ!」
079 駄菓子屋 「やるか?ガキんちょ!」
080 レッド 「必殺…折れたうまい棒ソード!!」
081 駄菓子屋 「ぐしゃっ」(握って潰す)
082 レッド 「あぁぁぁぁぁっ!?」(膝つく)
083 駄菓子屋 「はい、10円ね」
084 レッド 「くっそー、覚えてろよ!ダガシーア!いつか必ず倒すっ!」



【駄菓子屋現在】(回想から現実へ)

085 ブルー 「あー、そんなことあったな…」
086 ピンク 「子供ががっかりする姿を見て楽しんでいたのね」
087 イエロー 「食べ物で遊ぶなんて許せないだ」
088 ブラック 「ついにうまい棒を折るに飽き足らず、エスカレートしていったのか…」
089 駄菓子屋 「ほほぅ…あの時のガキんちょが仲間を連れてきてやってきたのかや」
090 レッド 「あぁ、戻ってきたとも!子供の夢、希望、期待を壊す、怪人ダガシーアめっ」
091 子供 「お兄ちゃん頑張れー!」
092 ピンク 「うまい棒を粉々にされたらうまい粉(こー)に名称変えないといけなくなるでしょ!」
093 イエロー 「食べ物で遊ぶなんて許さないだー!」
094 ブラック 「…この当たりガム下さい」
095 駄菓子屋 「20円。毎度。…お前たちはひとつ勘違いをしている」
096 レッド 「ふっ、ハッタリは効かないぞ」
097 駄菓子屋 「ワシを倒したとしたら…」
098 ブルー 「悪ならば存在する限り戦い続けるっ!」
099 駄菓子屋 「お前たちは営業妨害になるッ!」
100 レッド 「なんだとぅッ!?」
101 ピンク 「そんな…」(悲痛な声)
102 駄菓子屋 「ワシの店の経営方針が変わって、他の駄菓子屋と差をつけるために工夫を凝らしたまで!けちをつけられる筋合は…ないっ!!」
103 ブルー 「く…うかつに手を出せない…」
104 レッド 「ふっ…」(悟ったように)
105 ブルー 「リーダー!そ、そんなことしたら捕まって…」
106 駄菓子屋 「ほらほら、やれるもんなら…」
107 レッド 「この当たりアイス、シャリシャリ君1つ」
108 駄菓子屋 「60円ね」
109 レッド 「ふっ、ボウズ、諦めな。お兄さんたちはな、新しい悪と戦わないといけなくなったんだ」
110 ピンク 「レッド…」
111 レッド 「ダガシーア、このアイスは袋に当たりと書いてある。もう1つアイスを渡す用意をしておけ」(袋開け、アイスを豪快に食べる)
112 イエロー 「…チョコくらはい」
113 ブルー 「ふっ、やっぱ、リーダーはリーダーだな。さて、駄菓子なんて久しぶりだな…何食おうっかな」
114 ピンク 「味の変わるグミが食べたーい」
115 レッド 「おい、ダガシーアッ!!貴様ッ【はずれ】アイスじゃないかっ!!騙したなッ!!」(激怒)
116 駄菓子屋 「ふん、騙されるあんたが悪い。ワシが中身分かるわけないじゃろうが」
117 レッド 「ど畜生ぉぉぉォォォォッ!!!」(頭抱えて膝つく)
118 駄菓子屋 「毎度あり」






作者のツブヤキ
 さてさてー、レッドがやられ役として定着してきた今日この頃。
何度か私のいる前で一作品目を声劇され、とても楽しい思いをさせて頂きました。なので二作品目も楽しみにしながら書いてみました。

駄菓子屋。今はだいぶ消えましたよね。私も今住んでいる地に越して来た時は2軒ありましたが、知らぬうちに閉店しておりました。
近年になってから国道沿いに1軒できまして…そうしたら毎日、小学生が7、8人たまるんですね。
駄菓子販売が建前であって子供たちとの交流場所になっているようです。
そのような場所がもっと増えることを祈ります。
蛇足。
私が初めてお金を使った場所が北海道の駄菓子屋で、ポ●モンシールを大人買い(お金の価値が分かっていなかった。今でも後悔)したときでした。
今も残ってるのかな…あのお店

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