年明け初詣

年明け初詣

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:1
総セリフ数 97
製作日 2008/12/12〜2008/12/12
概要説明  開発会社の社長の下で働く有能な社員。
さて年末のドタバタから解放され、新たな一年を歩み始める。
さて、社員恒例の初詣に行くこととなり…
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分半程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
社長 43 小さな会社の社長。ちょっとお馬鹿
片平
(かたひら)
30 有能な社員の一人。社長の右腕。
西山
(にしやま)
24 有能な社員の一人。一輪の華。






【会社の事務室】(出勤して来た片平に声をかける)

001 社長 「あけましておめでとう、片平君」
002 片平 「あ。あけましておめでとうございます、社長」
003 社長 「いやぁ、年始から早々仕事とは嫌な商売だなー」
004 片平 「ならやめちまぇよ…」
005 社長 「ん?」
006 片平 「あ、いやいや。年末は如何お過ごしでしたか?」
007 社長 「あぁ、バタバタと忙しかったなー大掃除やらクリスマスやら…クリスマスプレゼントの数が多くて片付けるのも一苦労だったよ」
008 片平 「うわ、厭味か」(小声で)
009 社長 「片平君はどうだったのだ?紅白か?紅白を観ていたのだな?」
010 片平 「いや、あの司会者のやらせっぽさがいやで観ていないです」
011 社長 「あー、確かに俳優ならもっと自然にやって欲しいもんだ」
012 片平 「…西山君、まだ来ていないですね」
013 社長 「今日はな、初詣に行こうと思ってな」
014 片平 「おぉ、初詣ですか」
015 西山 「明けましておめでとうございます」
016 社長 「やぁ、明けまして…って、西山君、スーツじゃなくて着物かーいっ」
017 西山 「あ、すみません。初詣に行ってたので」
018 社長 「もぅ行っちゃったの!?」
019 片平 「じゃあ、行かなくていいですね」
020 社長 「えぇ?そんなこと言わないでよ ぉ、片平くぅん…」
021 片平 「だぁぁっ、引っ付かないで下さい!」
022 社長 「あ、片平君。お年玉があるんだな」
023 片平 「あ、ほんとですか?ボーナスですね。いやぁ、不景気の中、素敵ですね」
024 西山 「片平くん、この前のクリスマス覚えていないの?」
025 片平 「あ、そうだった。プレゼントとか言ってびっくり箱だったじゃないですか!」
026 社長 「よっこいしょ…これだこれ。ほい、どうぞ」
027 片平 「はぁ、どうもありが……って痛ぁぁ!?」(箱を受け取り悲鳴をあげる)
028 社長 「我が社の新商品だ。どうだろう?」
029 片平 「どうだろう?って、あんたの頭がどうだろう?だよっ!何で箱から剣山が飛び出すんだよ!」
030 社長 「門松の松をイメージしてだな…あ、しかも一定時間が経つと…」
031 片平 「門松って…痛ぁぁぁぁぁ!?何だよ、このにゅーーーーっと伸びて来た緑の筒は!!先端刺さっただろが」
032 社長 「もちろん、竹だ」
033 西山 「社長、面白いですね」
034 社長 「もう既に商品化している」
035 片平 「やめいっ!危ないだろ。こっちは出血してるんだよ!」
036 社長 「まぁ、それが売れるようにと祈願するために初詣に行くのだ」
037 西山 「甘酒配ってましたよー」
038 社長 「よし、行こう」
039 片平 「うわっ、とれなっ!?社長、門松が刺さって取れないですよ、ちょ…ぇ?」(慌てて二人の後を追う)



【神社】(初詣客で賑わっている)

040 社長 「いやぁ、人が多いな」
041 片平 「まぁ、特別な日ですからね」
042 社長 「着物姿がまた新鮮だなぁ、なぁ西山君」
043 西山 「お褒めの言葉かもしれませんが、あんまり見ているとセクハラで訴えますよ♪」(にっこり笑う)
044 社長 「…片平君、西山君がいじめる…」
045 片平 「…一度訴えられてみればいいじゃないですか」
046 社長 「なんか冷たい…」
047 西山 「片平君、この着物どうかな?新しく買ってみたんだけど」
048 片平 「君によく似合ってるよ」
049 社長 「社内恋愛は結構だが、社員行事でいちゃつくのは厳禁だ」
050 西山 「オフィスラヴですね。わかります」
051 社長 「鐘でもついて煩悩を打ち払って来い」



【賽銭箱の前】(長蛇の列)

052 西山 「私の時も混んでいましたが、やはり多いですね」
053 社長 「ううむ、狭い…」
054 西山 「社長、ご縁がありますようにと五円玉でやるんですよ」
055 社長 「もちろん。始終ご縁がありますように…と、9枚用意して来た」
056 西山 「さすが、社長」
057 社長 「用意周到でないと……あたっ、後頭部に賽銭が…」
058 片平 「痛ッ、ここの神社、賽銭が飛び交うことで有名なんですよ!500円硬貨は大きいし、重いし、堅いから投げないで欲しいものです!」
059 社長 「あと前、5人だな」
060 西山 「社務所のところで待ち合わせでお願いします、社長」
061 社長 「うむ」
062 片平 「くくく…押すな、横入りするな…こっち寄るな…重いんだよ…」
063 社長 「よぉし、我が社の新商品が売れますように…景気がよくなりますように…世界が平和になりますように…」
064 西山 「彼氏ができますように…社長の座を奪えますように…頭がよくなりますように…」
065 片平 「社長のバカが治りますように…世界が平和になりますように…世界の人口が3分の1にへりますように…」



【社務所前】(西山が待っている)

066 西山 「社長、しっかりお願いしてきましたか?」
067 社長 「うむ、ばっちりだ」
068 西山 「片平君まだですかね」
069 社長 「あぁ、割り込みされていたからまだかかると思うな」
070 西山 「もぅ…男なら逆に割り込みするぐらいの度胸が欲しいですね」
071 社長 「そのような心意気がなければ他社に負けてしまうものなぁ」
072 西山 「あ、社長。おみくじやりましょうよ!今年一年の運勢占いとして」
073 社長 「おぉ、いいな」
074 西山 「すみません、おみくじ1枚下さい」
075 社長 「おみくじ1枚!」
076 西山 「さ、さ、何かな…何かな?……お、大吉だ!やたっ」
077 社長 「こういう神社というものはな、がっかりさせないようにと大吉とか中吉とかしかないんだよ……だから私も…」
078 片平 「やっと戻ってこれたー…」
079 社長 「…おみくじ1枚!」
080 西山 「あれ?社長、何だったんですか?」
081 社長 「よしっ、気合を入れ直して…」
082 片平 「あぁ、おみくじか。僕もやってみようかな」
083 社長 「おみくじ1枚ッ!!」
084 西山 「ちょっ、社長?」
085 片平 「社長、何だったんですか?」
086 社長 「もう1ま…」
087 片平 「社長を取り押さえろッ」
088 西山 「社長、落ち着いて下さい!おみくじ何枚引いても意味がないんですよ!」
089 社長 「HA☆NA☆SE☆」
090 片平 「く…西山、社長を会社へ戻すぞ」
091 社長 「大吉じゃないとまずいんだっ引かせろっ、引かせてくれ!!」
092 西山 「私の大吉あげますから」
093 社長 「おぉ、そうか」
094 片平 「…それでいいのか」
095 西山 「社長、お年玉楽しみにしていますね」
096 社長 「大吉だ。よし、大吉だ」
097 片平 「…本当に社長の馬鹿が治りますように」(切に祈る)






作者のツブヤキ
 明けましておめでとうございます。(作成当時はまだ明けてないですがwww)
なかなか思いつきませんでした。正月もの。
とりあえず、1月と言えば、正月。門松、初詣が頭の中を駆け巡っていました。というか、それ以外は拒絶反応を起こしてイメージできませんでした。
お馬鹿な社長の下で働く有能な社員二人。
何で彼の下で働いているのかはよくわかりませんが(ぉぃ
製品開発とかする会社なんでしょうね。
支離滅裂な文章となりましたが、ここらで失礼させて頂きます。
よいお年を!!

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