メリークリスマス-最高のプレゼント-

メリークリスマス-最高のプレゼント-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:2
総セリフ数 143
製作日 2008/12/01〜2008/12/01
概要説明  池田の家に集まりクリスマスパーティーをすることに。
誰が来るかも分からなかったが準備をしっかりしておく辰也。来訪者は中学の時の元クラスメイトとその後輩。
クリスマスパーティーを楽しみ、時間は経過していった。次々酔い潰れて…
聖なる夜は終わりを告げようとしていた。愛理の渡そうとしたプレゼントとは……
利用にあたって 利用規約
目安時間 9分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
池田 辰也
(いけだ たつや)
61 やるとなれば徹底的にやるタイプ
山田 徹
(やまだ とおる)
29 辰也の親友。辰也依存症が抜けない。
南 愛理
(みなみ あいり)
39 中学の時の同窓生。辰也がすきだが、対面するのが難しいらしい
鹿間 恵
(しかま めぐみ)
14 愛理の後輩。明るさがモットーのムードメーカー。






【辰也の家】(室内を二人がクリスマスの飾りをつけてる)

001 辰也 「そっちの準備はできたか?」
002 「できたように見えるか?フフン」
003 辰也 「できる見通しすらたたない…『フフン』とか自慢げに答える暇があるならやれよ」
004 「おぅよ」
005 辰也 「大体な、徹がクリスマスパーティーをしたいって言うからこーなったんだぞ」
006 「だってさー、クリスマスどーすんの?って聞かれたら一人で枕濡らしてるなんて言えないだろ?」
007 辰也 「いや、枕濡らしてるなんては言わなくていいと思う」
008 「かといって野郎二人ってやじゃん?」
009 辰也 「野郎二人がやだというよりお前と一緒がやだ」
010 「そんなこと言わないでさー」
011 辰也 「俺に触るな、触れるな、近付くな」
012 「南呼んだからさー、機嫌なおしてよ」
013 辰也 「誰か呼ぶって言ってたけど、誰かって愛理のことかよ」
014 「懐かしいだろー?連絡したら来るってきたんで」
015 辰也 「いつの間にそんな仲になってたんだ?」
016 「フフフ、もう一つ屋根の下に…ごぶぅっ」(脳天チョップ喰らう)
017 辰也 「そういう冗談はいらん」
018 「お堅いのね。うおっほん。ただ町中でたまたま会っただけよ」
019 辰也 「えーと…リースはここにつけてっと…徹、早くツリー飾れよ」
020 「はいはい…しかもこれ、昨日買い揃えたやつだろ…一年に一回しか使わんだろうに無駄じゃないか?」
021 辰也 「クリスマスパーティーだろ?やるなら、『らしさ』出さないと」
022 「鍋とケーキあればOKだろ」
023 辰也 「鍋って何だ、鍋って」
024 「冬は鍋に限るだろ。というか鍋を食べないものは非国民だ」
025 辰也 「俺は暗黒山田帝国の非国民だ」
026 「ふっふっふ、池田王国を侵略してやる」
027 辰也 「言ってろ」
ピンポーン(ドアチャイム鳴る)
028 辰也 「はいはいはい!」
029 愛理 「こんばんにゃー…ッぁぅっ、噛んだ。こんばんは!」(慌てて言い直す)
030 辰也 「南…」
031 愛理 「お久しぶり、辰也君!おっっっっっっきくなったね!」
032 辰也 「いつの辰也君を見て言ってんだ、いつの」
033 愛理 「え?こーんくらいだったでしょ?中学」(腰くらいを表す)
034 辰也 「ちっちゃ!…記憶の改ざんにもほどがある」
035 「先輩、早くはいりましょうよー、寒いッス!」
036 辰也 「あ、すまん。どうぞ、汚い部屋ですが」
037 愛理 「ごめんねー、お邪魔します」
038 「おっじゃましまーす♪」
039 「よーぅ、みなーみ」
040 愛理 「呼んでくれてありがとー。楽しみだよ」
041 「おぉ、素敵なクリスマスモードッスね!」(興奮)
042 辰也 「適当に荷物置いて座ってくれ」
043 「自分の部屋だと思ってくつろいでくれたまえ。おい、お茶」(寝っ転がり、辰也に命令)
044 辰也 「頭が高ぇっ!」(カップ投げ付ける)
045 「ぶたばらっ!!??」(右頬に直撃)
046 愛理 「あ、紹介遅れた!紹介するね」
047 「愛理先輩の後輩の鹿間 恵です♪よろしくお願いしまっす!」(ピョコンとお辞儀)
048 「おぉう、こりゃまた元気のイイ…オレ、山田 徹」
049 辰也 「ここの家の持ち主の池田 辰也だ」
050 「こいつ昨日クリスマスセット買ってるんだぜ?」
051 「へぇぇぇ、わざわざですか!?」
052 愛理 「ごめんね、わざわざー」
053 辰也 「いや、おう。雰囲気が味わえればいいよ」
054 「もう気分はクリスマスモードっす!」



【30分後】(持って来たものを出して食事へ)

055 「みんなでわいわいっていいですよね!」
056 辰也 「確かにここしばらく集まってわいわいってのがなかったな」
057 「じゃじゃーん!みんなで食べると言ったら鍋!さ、食べよう!」
058 愛理 「クリスマスに鍋ってのも面白いね徹君」
059 辰也 「鍋奉行か…」
060 「山田先輩なに鍋何ですかー?」(わくわく)
061 「はっはっはー、みんなでつつく鍋って言ったら決まっているだろ?」
062 愛理 「カモ鍋?」
063 「ドドーン!闇鍋さっ…って、おいこら辰也、電気消す前に何故あけられたし!」
064 辰也 「しょっぱなクライマックス!!」(鍋に苺が浮かぶ)
065 愛理 「徹君、これ何…?」
066 「刺激臭がします、山田先輩〜」
067 「ふっふっふっ、なんとなんとクリスマスヴァージョンってことで苺のショートケーキがインッ!」
068 辰也 「残さず全部食えよ?徹」(にっこり笑う)
069 「うそぉっ」
070 辰也 「南たちはこっちな」
071 愛理 「これ…辰也君が全部作ったの?」
072 「いつの間に!?」
073 辰也 「冷蔵庫ん中にいれておいたんだ、歓迎の用意はしないとな」
074 「わーっ、池田先輩って用意周到♪」
075 「ぐへっ不味ッ!酒と合わせないと食えるかって」
076 「山田先輩、私もお願いしまーす」
077 辰也 「全員分出せよ」
078 「南も飲むだろ?」
079 愛理 「あ、うん」



【4時間後】(すっかりパーティーの終わり。散乱した部屋)

080 「めぐめぐ、いっきま〜ふ♪」
081 辰也 「ハイドロポンプは勘弁…」
082 「……かーかー」(寝息)
083 辰也 「結構飲んでたけど南は大丈夫か?」
084 愛理 「ん、大丈夫だよ」
085 辰也 「そっか、なら安心だ。結構騒いだから俺一人で事後処理ってきついなって…」
086 「めぐめぐもれきまふよ〜…」
087 辰也 「いいから寝てろっ」
088 「池田しぇんぱいいぢわるぅ……」(倒れて動かなくなる)
089 辰也 「あのさ、南、鹿間はいつ起こせばいい?徹は寝かせててもいいんだが」
090 愛理 「ん、起こさなくていいよ…辰也君が迷惑にならない程度に」
091 辰也 「家に帰さなくていいのか?」
092 愛理 「私と一緒にいるってお家の人には言っておいたから…」
093 辰也 「まさか男の家にいるとは思ってないだろ」
094 「ザムディン!!」(叫ぶ)
095 辰也 「うぉっ!?」(驚く)
096 愛理 「あの…」
097 「辰也め、引っ掛かったなぁ……」(寝言言って脱力)
098 愛理 「辰也君。ちょっと酔い醒まして来るね…」
099 辰也 「あ、一人で大丈夫か?俺も付き合うよ」



【夜の公園】(二人で並びながら歩く)

100 辰也 「中学の時はよく遅くまで公園に残ったよな」
101 愛理 「徹君がお巡りさんに追いかけられてる間に逃げたりしたもんね」
102 辰也 「あの時が楽しかったかもな。勉強も楽で、時間もあって」
103 愛理 「……だね」
104 辰也 「…23時53分。クリスマス・イヴも終わりだな」
105 愛理 「もう終わっちゃうのか…」
106 辰也 「クリスマスは静かに過ごすんだよ。ケーキも安くなるし。だから実際のところクリスマスって24日だよな」
107 愛理 「…サンタクロースっていると思う?」
108 辰也 「公認サンタっているだろ?ま、もうプレゼントは貰える歳じゃないよな、俺達は」
109 愛理 「プレゼント…」
110 辰也 「昔はすっごく楽しみだったんだぜ?朝起きたら欲しかったラジコンとかプラモとか毎年あって…」
111 愛理 「私もお人形さんとかあったなぁ…」
112 辰也 「いつの日か貰えなくなって…あの日の熱い想いはどこいったんだろうな…サンタってさ、プレゼントと一緒に喜びと期待をくれるんだよ」
113 愛理 「………」
114 辰也 「もっと大きくなって子供とかできたら俺とかがサンタになんのかな。…さてと、あと一分だな聖なる夜に終わりを告げるのも…」
115 愛理 「辰也君!」
116 辰也 「……ん?」
117 愛理 「す、すすすすすす…」(顔真っ赤)
118 辰也 「んん?」
119 愛理 「すすすすす…す…」(目回し始める)
120 辰也 「おい、南、大丈夫か?」(肩をつかむ)
121 愛理 「す…………」
カーン…カーン(遠くで教会の鐘が鳴る)
122 辰也 「0時か…」
123 愛理 「好き………間に合わなかった…」(呟く)
124 辰也 「好き?」
125 愛理 「辰也のことが…好きです……」
126 辰也 「へ?」
127 愛理 「クリスマスプレゼント…だったんだけど……間に合わなかった…な」
128 辰也 「……まださ、話飲み込めないんだけどさ…南は」
129 愛理 「はい」
130 辰也 「俺のことが好きだって言ったのか?」
131 愛理 「はいっ」
132 辰也 「付き合って欲しいってことなのか?」
133 愛理 「はいっ!」
134 辰也 「…で、俺へのクリスマスプレゼントだって?」
135 愛理 「うんっ!」
136 辰也 「…生まれてから最ッ高のプレゼントだ!」
137 愛理 「…えと」
138 辰也 「受け取る!その気持ち喜んで受け取る!」
139 愛理 「辰也…君」(涙声)
140 辰也 「…南」
141 愛理 「……?」
142 辰也 「メリークリスマス!!」
143 愛理 「うん!メリークリスマス!!」






作者のツブヤキ
 メリークリスマス!!
これを書き終えたときは製作日を見ての通り、12/1となります。もう12月か…今年も残り僅か。皆さんはクリスマスを如何過ごすのでしょうかね♪
一人…ではないですが、家族と過ごし、このような仲間内で集まるということがまずないですw
ま、集まったは集まったで、その時は楽しいでしょうが、終わってしまうとなんとも言えない脱力感が出てくるんですよね。
一種の寂しさというか孤独と言いますか。祭は終わらせたくないものです。パーティーは永遠にw
ん…何はともあれ、クリスマスをお楽しみ下さい!!メリークリスマス!!

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