The stone of the hope 第1話

The stone of the hope 第1話

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:2
総セリフ数 73
製作日 2008/11/27〜2008/11/28
概要説明  農家の娘、メソカの手伝いをするために畑で待機していた幼なじみのルシバ。
ギザギザりんごを抱えながらメソカがやって来て、収穫した作物を納品することになる。
センカダバーズのお店の看板娘アズナに会うために二人はお店へと向かう。
利用にあたって 利用規約
目安時間 5分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
ルシバ=ホーリー 24 発明家の息子。人間。温和な性格の持ち主。
メソカ=スリニー 26 農家の娘。人間。天然のドジっ娘。まだ幼さが抜け切らない。
アズナ・センカ 14 センカダバーズの看板娘。竜人。大雑把で朗らかな性格。活発系の元気娘。ナイスバディー
アイル・センカ 9 アズナの父親。竜人。がさつで気性の荒い。店主としてカルス村に大いに貢献している






【カルス村】(畑の脇に積まれた牧草の山の上でルシバが寝ている)

001 メソカ 「ルシバー…」(遠くから)
002 ルシバ 「あ、メソカ。どうしたの?」
003 メソカ 「えと、ルシバが手伝ってくれてるってお父さんから聞いて…」
004 ルシバ 「それも運んで欲しいってことかな?」(メソカの抱えているギザギザリンゴを見て)
005 メソカ 「え?あ?ち、違うの…きゃっ、イタ…わわわわっ」(指に刺が刺さり、落とす)
006 ルシバ 「休憩にってか。ありがと。でも、持ってくる時はカゴか何かに入れてこないとね」
007 メソカ 「だねー、刺さっちゃった」
008 ルシバ 「これをあの竜人のお店に持って行けばいいんだよね?」
009 メソカ 「あ、うん。ごめんね。いつもいつも」
010 ルシバ 「いやいや、お世話になっていますから〜」
011 メソカ 「センカダバーズまでお願いします」(深々と頭下げる)
012 ルシバ 「そういえば、メソカは竜人に慣れた?僕はちょっとまだ恐くて…」
013 メソカ 「あそこのアズナってっ子は可愛いよ?いい人だし」
014 ルシバ 「アズナ?」
015 メソカ 「うん。センカダバーズの看板娘なんだって」
016 ルシバ 「うーん、見たことないや…」
017 メソカ 「あれ?そなの?…今いるんじゃないかな?」
018 ルシバ 「そっか。んじゃぁ行ってみるかな」
019 メソカ 「ルシバに全部任せちゃうのも悪いから私も行くよ……っとととと!?きゃふっ」(柵から飛び降り足元ふらつき顔面から転ぶ)
020 ルシバ 「大丈夫?」(駆け寄り助け起こす)
021 メソカ 「うん、えへへ…」(照れたように)



【センカダバーズの店前】(荷物の出し入れをしている竜人)

022 アイル 「お?スリニーの嬢ちゃん」
023 メソカ 「こんにちは、アイルさん」
024 ルシバ 「こんにちは」
025 アイル 「おぉ、ぼうず。荷物運びか」
026 メソカ 「アズナさんいますか?」
027 アイル 「ん?アズナに用か。おい!アズナ!」
028 ルシバ 『どんな人なんだろう…もっと竜っぽいのかな?』
029 アイル 「ったく、看板娘だって少し浮かれてんじゃないのか?バカ娘は…」
030 アズナ 「誰が浮かれてるって?親父」(アイルの後頭部を殴る)
031 アイル 「あたっ!」
032 アズナ 「親父がウチに配達頼んでおいて、『使えない奴だ』みたいな発言はやめてよね…」
033 アイル 「あぁ、そうだったな」(思い出したように)
034 メソカ 「あ、アズナ」
035 アズナ 「メソカ。いつもありがとねー…今日は彼氏でも紹介しにきたのか?」
036 メソカ 「あ、や、ち、違うの。ルシバは手伝ってくれて…」
037 アズナ 「ふーん、アッシー?」
038 メソカ 「ル、ルシバだよ。アッシーって誰?」
039 アズナ 「ね、君。自分で自己紹介くらいできるでしょ?」(ルシバの顔数センチまで顔近づける)
040 ルシバ 「わっ……ととっ」(驚き飛びのき、つまずいて尻餅つく)
041 アズナ 「ちょ…大丈夫?何やってんだか……よっと」(苦笑後、ルシバの手を引っ張り起こす)
ぽふっ(勢いでアズナに倒れ込み、胸に顔埋まる)
042 ルシバ 『わわっ…柔らか…』
043 アズナ 「ありゃ?強すぎたかな?」(笑いながら)
044 アズナ 「さて、メソカからちょこっとは聞いたけど…君の名前は何?」
045 ルシバ 「えと、ルシバ=ホーリーです」
046 アズナ 「ま、見たまんま人間か。ホーリーって言ったら…あのホーリー?」
047 ルシバ 「まぁ…そうだね。父さんがそれだよ」(げんなり)
048 アズナ 「で、今日はガールフレンドのメソカのお手伝い?」
049 ルシバ 「メソカとは幼なじみで、その付き合いで運んできたんですよ」
050 アズナ 「あー、そいうの男の仕事だもんねー」
051 メソカ 「いつもルシバに手伝ってもらってるから申し訳なくって…」
052 アズナ 「あー、気にしないの。そんなの当然だから。どうせあんまやってないんだろうしサ」
053 メソカ 「ルシバはいつも運んでくれてるんだよー」
054 アズナ 「そなの?ウチは見たことないよ?」
055 アイル 「んを?ボウズはいつも届けに来てるぞ?オメーが風呂はいってたり、小便してたりしていない時にな」
056 アズナ 「そんな話を今しなくてもいいだろっ」(顔真っ赤にしながらアイル殴り店奥へ消える)
057 メソカ 「あ、えと、じゃあ、これお願いしますね」
058 アイル 「おう、代金は親父さんに渡せばいいか?」
059 メソカ 「あ、はい。お願いします」(ぺこりと頭下げる)
060 アイル 「あいよ、ご苦労さん」
061 メソカ 「じゃあ…ルシバ、行こっか」
062 ルシバ 「あ、うん」



【各家に戻る農道】(二人でのんびり歩きながら)

063 メソカ 「ルシバ、アズナどうだった?」
064 ルシバ 「うーん、なんというか…フレンドリーというよりは馴馴しかったかな…」
065 メソカ 「んー、アズナってスタイルいいよね」
066 ルシバ 『聞いちゃいねぇ…』
067 メソカ 「あそこで働けばあんな風になれるかな?」
068 ルシバ 「いや、それはないよ」(笑いながら)
069 メソカ 「男の人はああいうのが好みなんでしょ?」(不安げに)
070 ルシバ 「うーん…どうなんだろうね」(苦笑)
別れ道に来て
071 ルシバ 「じゃあ…」
072 メソカ 「あ、うん。えと、ごめんね今日も手伝ってもらって…」
073 ルシバ 「じゃあ、また」






作者のツブヤキ
 小説「The stone of the hope」の台本化です。本編まんまを抜き出し、シナリオにしました。
久しぶりに読み直し、すごく懐かしい感じと面白さを感じました。ほんの半年前に書き直した作品なんですけどねw
メソカとルシバのやりとりが好きで、初期に書いた時より大幅に書き直したシーンです。
アズナのキャラ設定がナイスバディーで、そのためか体を張ったネタが今後とも数多く出そうな予感。それがそれでまた楽しめるのかなって思います。
物語はまだ冒頭。ここから物語ははじまる

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