クエストしよっか

クエストしよっか

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:2
総セリフ数 109
製作日 2008/11/19〜2008/11/19
概要説明  大地が紹介したオンラインゲーム『どこまでクエスト』。仲間と一緒に組んでダンジョンなどをクエストしていく。
美華はすっかり虜になってしまい、大地と一緒にやり続ける。ある時、新しい仲間、千尋が加わって…
大地との関係が徐々に崩れていく…そして美華がとった選択は……
利用にあたって 利用規約
目安時間 7分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
大地
(だいち)
49 美華と幼なじみ。美華をネトゲーに誘った本人
美華
(みか)
52 大地と幼なじみ。大地のことが好きでずっと一緒にいたいと考えている。
千尋
(ちひろ)
8 出会いを求めて彷徨う子。仲間に加わり、大地に惚れさせる。



【美華の部屋】(ヘッドレスマイクで大地と通話しながら)

001 美華 「ね、ね。今日はどこクエストしよっか?」
002 大地 「アセイオン洞窟なんてどうだ?」
003 美華 「え、ちょっと強くないかな…?」
004 大地 「いい経験値稼ぎになるだろ?」
005 美華 「全滅したらだら元も子もないじゃん」
006 大地 「大丈夫だって。俺がいる。守ってやるよ」
007 美華 「わーぉ、頼もしい。さすがダイ君だねー」
008 大地 「バーカ、リアルでも同じだよ。美華のこと守れんのは俺だけだろ?」
009 美華 「キザ野郎…」
010 大地 「な、お前が寂しいよー…ってオーラ出すから気利かせて言ってやったっていうのに…」
011 美華 「早くしないとおいて行くよ〜、ダイ君」
012 大地 「ったく。…よし、アセイオン洞窟をクエストだ!」
013 美華 (その時おいていかれていたのは私だったんだ。どうして気付かなかったんだろう…馬鹿みたい)
014 大地 「よーし、ザコキャラかかってこーい」
015 美華 「ザコキャラって、倒せるかどうかも瀬戸際でしょーに」
016 大地 「敵キャラはザコキャラって名前なんだ。細かいこと突っ込むな」
017 美華 「そう……わっわっわ…大地ッ出たよ!」
018 大地 「よっしゃ、任せろ!」
019 美華 「援護回復するね」
020 大地 「サンキュ!」
021 美華 「大地強いねー」
022 大地 「強いのは『ダイ』であって俺じゃないぜ」
023 美華 「めんどくさいこと言わないの」
024 大地 「リアルと混同されても困っからよ」
025 美華 「何それ(笑)」
026 大地 「他のキャラから言われたんだけど、俺達息ぴったりだってよ?」
027 美華 「伊達にやりこんでないからねー」
028 大地 「そうじゃなくて、お似合いのカップルだってよ」
029 美華 「ぷぷぷ、よくもまぁ、そんなことを」
030 大地 「ま、幼なじみつったら似たようなもんっしょ、それとも本気で付き合うか?」
031 美華 「くくく…ちょ、やめて、笑い死んじゃう」
032 大地 「な、本気にしてないな?」
033 美華 「あったり前。大地、画面の向こうだといっつもかっこいいこと言うもん」
034 大地 「わかった、明日学校で言ってやるよ。みんなの前で言ってやるか?」
035 美華 「やめてよ恥ずかしい。もし本気で言う気があるならいつも通り屋上で言ってよ」
036 大地 「覚悟しとけよ?」
037 美華 「あ、ダイやられてるよっ!」
038 大地 「うわっ、やべっ!」
039 美華 「なにやってんだかー」
040 大地 「おい、美華!離れろ!囲まれてるぞ!」
041 美華 「無理だよ、やっ、いやっ!…あぁあん…死んじゃったー」
042 大地 「面白いな美華」
043 美華 「何が?」
044 大地 「本当にやられてるみたいな声出してさ」
045 美華 「うるさいっ」



【学校屋上】(美華待ってると大地やってくる)

046 大地 「よぉ」
047 美華 「どうも」
048 大地 「学校で会っても家に帰ってもずっと会ってんのにな」
049 美華 「ずっといられて楽しいよ」
050 大地 「リアルでもパーティー組んでクエストするか?」
051 美華 「新しい冒険?」
052 大地 「俺がお前の騎士で、お前は俺の回復魔道士でさ」
053 美華 「ゲームと同じ?」
054 大地 「俺がお前を守ってやる。だから、お前は俺を癒してくれ」
055 美華 「変わった告白だね」
056 大地 「返事は?」
057 美華 「リアルでもよろしくね!」
058 大地 「おぅよ」
059 美華 (それが狂ったクエストのはじまりだった)



【美華の部屋】(二人でダンジョン攻略中)

060 大地 「そろそろ次のとこ行くか?」
061 美華 「んー、もうちょっとここで頑張ろう。私結構ギリギリだから」
062 大地 「ったく、お前は俺がいないとだめだな」
063 美華 「だってナイトさまでしょ? 」
064 大地 「調子に乗り過ぎ」
065 美華 「あ、誰かいるよ?」
066 大地 「お、ここあんま人いないダンジョンだから人がいると新鮮だな」
067 千尋 「あの、こんにちは」
068 大地 「お、剣士だ」
069 千尋 「このダンジョン、お供させて頂けないですか?レベル違いで…」
070 美華 「人数いた方がもっと効率よく進めるかも」
071 大地 「だなっ。よろしく」
072 千尋 「千尋って言います」
073 大地 「俺はダイ」
074 美華 「私は美華。よろしくねっ」
075 千尋 「はいっ♪」
076 美華 (そこで私とダイとの二人のクエストは終わった…)
077 大地 「そうそう。ちょっと戦い方に問題あるんだよ、千尋は」
078 千尋 「あー、まだはじめたばっかりでしてー」
079 美華 「なのにこんなとこに来たの?」
080 千尋 「誰かのお供したくて。初心者同士の馴れ合いだと強くなれない気がして」
081 大地 「ほぉ…わかってんなぁ。まぁ困ったことあったら遠慮せずに聞けよ?」
082 千尋 「はいっ♪」
083 美華 「あ、ご飯だって。ごめん、大地、落ちるね」
084 大地 「はいよっ。俺はこの子に教えてるわ」
085 千尋 「よろしくお願いします」
086 美華 (馬鹿だった。ここで二人にさせたのが今に至る経緯に繋がったというのに…)



【学校の屋上】(ゲーム内で千尋と一緒なことに怒っている美華)

087 美華 「昨日も千尋って子と一緒だったでしょ」
088 大地 「悪い悪い。技教えることに夢中になってて」
089 美華 「少しは守ってよ」
090 大地 「んー」
091 美華 「今日はどこクエストする?ダーラム鉱山?」
092 大地 「あー悪い。今日用事あってインできないんだわ」
093 美華 「そっか…仕方ないね。一人で経験値稼いでる」
094 大地 「ごめんな」
095 美華 (段々、大地はインしなくなっていった。彼がインできなくなった理由は千尋と付き合い始めたから)
096 美華 (ダイを失い、大地をも失い、私の世界は灰色に染まった。)
097 大地 「美華、もうそろそろお前もあのゲームから卒業したらどうだ?」
098 美華 「だって面白いし、大地と一緒にいられるからさ…」
099 大地 「確かに誘ったのは俺だけどさ…ハマり過ぎだぜ?」
100 美華 「大地、飽きたの?」
101 大地 「ん、まぁ、そんなとこだな。拘束されてるみたいで嫌気さしたんだ」
102 美華 「そっか…」
103 大地 「あ、悪い。用事の時間だから俺帰るわ」
104 美華 「ん…。私、転生したらさ、またクエストに行ってくれるかな?」
105 大地 「あ?何か言ったか?」(振り返る)
106 美華 「また一緒にクエストしようね」(笑顔で)
107 大地 「何言ってんだか…じゃあな」(呆れたように)
108 美華 「ダイとまた一緒にクエストできるよね…きっと新しいキャラになれば…」(フェンス登る)
109 美華 「また、クエストしようね―――」






作者のツブヤキ
あー、もう!ナンデスカ、これは。夢に出てきたから文字にしたらこれだいっ。
シナリオ上ではあまり分からなかったと思いますが、美華は最後ダイブしてます。
冥界をクエストする気なのか、何なのか…とにかく人の夢でDIVEするなorz夢見悪い
美華は独占欲強くて大地はそれに気付かないって感じでしょうか?
ネトゲーにはまってしまった彼女の末路というような感じでしょうか…。
今の人間関係の構成はリアルでのコミュニケーションよりネットで普及しているよう感じられます。
昔であれば家にお邪魔することが頻繁ってこともあったかもしれませんが、今ではどうでしょう、画面での付き合いが増えていませんか?
相手とリアルで付き合う時間というのは大切なものなのではないでしょうか。
これを機に考えてみてくれたらなぁって思います!

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