年末は?

年末は?

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:2
総セリフ数 106
製作日 2008/11/15〜2008/11/21
概要説明  とある目的のための旅の途中でのお話。
旅に夢中で今日が一年の終わりということをすっかり忘れていた。立ち寄った町の賑わいで気付く。
さて、みなさんは最後の日、如何お過ごしします?
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
ライ 26 あどけなさが残る少年。青い獣耳とふさふさの尻尾を持つ、人獣の子
レーラ 38 ツンツン赤髪の活発娘。男勝りな性格。
ミリア 42 お姉さん気質の女性。やんわりしていながらもやることはやるパーティーのリーダー的存在。



【町】(賑わう町の入り口に立つ三人)

001 レーラ 「あ゜ー、よーやく町に着いたー」
002 ミリア 「今回は長旅だったね」
003 レーラ 「森で迷ったのが問題だったかもねー」
004 ミリア 「芋虫はもうこりごり…」
005 レーラ 「高タンパクで栄養価も高いんだよー?」
006 ライ 「レーラお腹空いたー」
007 レーラ 「そこらの草でもむしって食べてなよ」
008 ライ 「えー、やだよー」
009 ミリア 「どうして町に入ったというのにそんな貧しい話をしてるの」(苦笑しながら)
010 レーラ 「旅は金かかるもんだから贅沢は控えなきゃ」
011 ミリア 「貧民街生活がまだ抜けないのかしら?」
012 レーラ 「まぁねー。お姫様になった気分」
013 ライ 「お腹空いたー」
014 ミリア 「じゃ、ライ君は王子様かなー?」
015 レーラ 「こいつが王子ならあたしは女神かな」
016 ミリア 「何それ(笑)…ん、この町他の町より賑わっていない?」
017 ライ 「おいしそうなにおい〜」(フラフラ歩き始める)
018 レーラ 「ミリア、先こいつに食べさせておきな。あたしは露店の食べながら情報仕入れとくから」
019 ミリア 「もう、たまには一緒に食事しようよ…」
020 レーラ 「時間の効率化よ」(人込みに姿を消す)
021 ミリア 「ライ君、行こっか」
022 ライ 「うん!」



【食堂】(ライとミリアが食事中)

023 ミリア 「ライ君、美味しい?」
024 ライ 「うん!」
025 ミリア 「お店も混んでるし、なんだかお祭り騒ぎーみたいな勢いだね」
026 ライ 「だねー」
027 ミリア 「ライ君はお祭り好き?」
028 ライ 「うん!」
029 ミリア 「レーラも少しはまともな食事すればいいのにね」
030 レーラ 「十分まともっさぁ!」(テーブルに飛び乗って座る)
031 ライ 「レーラ?」
032 レーラ 「露店でりんご2つくらい食ったから平気平気」
033 ミリア 「もぅ、栄養バランス悪いぞ」
034 レーラ 「そんなことより、この騒がしい原因分かったよ」
035 ミリア 「何かのイベント?有名人が来ているとか…」
036 レーラ 「そんなことじゃない。年越し祭なの」
037 ライ 「年越し祭?美味しいの?」
038 レーラ 「食いもんじゃない」
039 ミリア 「もうそんな時期だったっけ?」
040 レーラ 「旅していると感覚狂うねー」
041 ミリア 「じゃあ今日は宿でのんびり一年の終わりを味わおうか」
042 レーラ 「それまでは町で店巡りしようっ」



【町にて】(両脇にずらりと露店や屋台の店が立ち並ぶ)

043 ミリア 「賑やかね」
044 レーラ 「だろ?」
045 ライ 「どこ巡るー?」
046 ミリア 「食べたいものあったら言ってね」
047 レーラ 「お?年越し飴なんてどうだ?」
048 ライ 「食べたーい」
049 ミリア 「長く伸びるのかしらね、面白そうね」
050 ライ 「あっちに鞭打つ兄ちゃんいるよー?」
051 レーラ 「鞭打つ?獣使いか?」
052 ミリア 「あー、あれは『そば』ねー」
053 レーラ 「そば?」
054 ミリア 「あの長い、白い物も食べ物で、痛めつけることによってコシが出るらしいよ」
055 ライ 「へぇ…」
056 レーラ 「そしたらさ、どっかの武器屋台ので食べれる鞭とか言って売ってそうだね」
057 ミリア 「それはない。すぐ切れるもの」
058 レーラ 「ちぇー、残念。あとで食べて見ようね」
059 ミリア 「あれが幸福の鈴で、あれは門松ね」
060 レーラ 「ほぇー、日頃なさそうなもんばっか」
061 ライ 「四角い白い物体ー」
062 ミリア 「お餅ね。そうね、年明ければ正月だし、旅の食料として買いましょうか」
063 レーラ 「ひー、それにしても人多すぎ。疲れる」
064 ミリア 「ならやめる?宿屋に向かっても…」
065 レーラ 「一通り見て、夕飯買ってこうよ、年越しに相応しいの」
066 ライ 「おもち、おもち!」
067 ミリア 「何にしようかねー♪」



【宿屋】(年末物をずらりと並べてみる)

068 ライ 「年越しそばに…七面鳥、クラッカーにおつまみ、雑煮って気が早くないか?」
069 ミリア 「ローストビーフに骨付き肉、お酒も沢山あるよ」
070 レーラ 「肉ばっかだなー」(笑いながら)
071 ミリア 「うちのメンバー肉食だから」
072 レーラ 「獣一匹いるしな」
073 ライ 「み?」
074 ミリア 「年末ぐらいうーんっと奮発しなきゃね!一年をねぎらう感じで」
075 レーラ 「えと…これから何日絶食生活?」
076 ミリア 「まぁ、次の町着くまで自給自足生活を強いられるけど、今考えたら負けよ」
077 ライ 「終わりよければそれでよーしっ」
078 ミリア 「そ、ライ君いいこと言うね。終わりよければすべてよし。一年最後の日に贅沢すればきっと毎日そんな生活を送っていたことになるの」
079 レーラ 「マジか…」
080 ミリア 「ん、何はともあれ、みんな一年間お疲れさま!」
081 ライ 「あと30分で一日終わるよー」
082 レーラ 「うわっ年越しそばを先食べないと麺のびるやん」
083 ミリア 「だーめ、年越しそばは食後、年変わり直前に食べるの。それまでおあずけ!」
084 レーラ 「あーあーあー…」
085 ライ 「のびーのびー…」
086 ミリア 「ん、このお肉美味しい」
087 レーラ 「なんかさ、一年の終わりって言われてもしっくりこないよね。別に何も変わらないし…」
088 ライ 「お日様昇ってくるだけだしー」
089 ミリア 「きっと区切りをつけたいのよ、みんな。ずっと長いこと頑張っていると疲れるでしょ?だから一年って区切りをつけて、新しい自分をスタートさせる」
090 ライ 「新しい自分…」
091 ミリア 「何も変わらないわけじゃないと思うよ。ね?」
092 レーラ 「じゃ、明日から一年間、ツンデレになってみようか」
093 ミリア 「ただでさえウザいからやめて」
094 レーラ 「え?」
カーン、カーン(遠くから鐘の音)
095 レーラ 「お?」
096 ミリア 「あ」
097 ライ 「もう終わっちゃった…一年」
098 ミリア 「…ア、ハッピニューイヤー!!」
099 レーラ 「お、そだな。よいお年を」
100 ライ 「おめでとー」
101 レーラ 「あけましておめでとさん」
102 ミリア 「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
103 レーラ 「……っと、かたっくるしい挨拶も終わったことだし、がっつり食べて、いい夢見るとしますか」
104 ミリア 「そうね、初夢ね」
105 ライ 「ナス、ナスー」
106 ミリア 「よいお年を!」






作者のツブヤキ
ご、ごめんんさいっ!
なーにが終わりよければよ。意味わからん話やんけ。と思われたのではないでしょうか。
正直自分も何書いているか分かりませんでした(マテ
いや、年末ものが書きたかったんですよ?ですが、ファンタジー要素が欲しいなって言って書いたらこの様です。いや、うん。ね?
あと残すとこ今年一年もわずか、悔いの残らないようしたいことはしとくべきですよっ
あ、餅には気をつけてくださいね!!詰まらせたら洒落になりませんから。んーと、掃除機と友達になるといいと思いますよ。(そして隣に常備。
兎に角!よいお年を!!

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